レゴで再現された世界遺産はエジプトのファラオや日本の合掌造りの民家だけではなかった。
中国の万里の長城。
インドのタージマハル。
チベットの仏塔。
中国の万里の長城。
沖縄の首里城。
カンボジアのアンコールワット。
イタリアのピサの斜塔。
などなど。
もう展示会場の中を歩くだけで世界一周の旅ができてしまうような豪華さなのであった。
どれもこれも良くできていた。
しかし中には、
「どこに入り口があるん?ドアないやん。」
と子供に突っ込まれているペルーのマチュピチュみたいのものもあったのだが、とりわけ私の目を引きつけたのはフランスの世界遺産「モン・サン・ミシェル」であった。
ちなみに「マチュピチュ」は非常に言いにくい名前で舌を噛みそうになってしまうのでなんとかなららないだろうか。
ということで「モン・サン・ミシェル」。
廃虚ブームの中、人気を集めるあの軍艦島(長崎県)になんとなく似ている「モン・サン・ミシェル」ではある。
しかしここは軍艦島とは異なり炭坑ではない。
ここはかつてキリスト教の修道院のあった場所なのだ。
島の頂上には古めかしい修道院の典型的なキリスト教チックな建物があり、それを取り囲むように修道院のふもとには一般の家々が点在して門前町をなしている。(←私はここへ行ったことはないので「門前町」が正しい表現かどうかはわからない)。
したがって炭鉱町の軍艦島をたとえにするというよりも「ホッパ山(ミャンマー)の海に浮かんだヤツ」といった方が正しいかもしれない。
ただし、ホッパ山を知っている日本人は少ない。
私もミャンマーに行くまで、そんなケッタイナ場所があることをほとんど知らなかった。
それにホッパ山はナッ神を祭った土俗信仰の聖地であり、キリスト教の聖地ではない。
で、レゴで作られたモン・サン・ミシェルの何がすごいかというと、肝心の修道院はレゴで見事に描写されているのはもちろん、それを取り囲む村の家々までがうまく形造られていることに芸の細かさを感じ取ることができ感動的なのであった。
そのオブジェを見ていると、まるで飛行機に乗って空の上からモン・サン・ミシェルを観光しているという錯覚さえ覚えるくらいだ。
言葉は悪いが、このガボテン島のような形の外形をどのように組み合わせればレゴで表現できるのか私にはよくわからず、それがまたこのオブジェに対する好奇心をかき立てたのであった。
つづく
中国の万里の長城。
インドのタージマハル。
チベットの仏塔。
中国の万里の長城。
沖縄の首里城。
カンボジアのアンコールワット。
イタリアのピサの斜塔。
などなど。
もう展示会場の中を歩くだけで世界一周の旅ができてしまうような豪華さなのであった。
どれもこれも良くできていた。
しかし中には、
「どこに入り口があるん?ドアないやん。」
と子供に突っ込まれているペルーのマチュピチュみたいのものもあったのだが、とりわけ私の目を引きつけたのはフランスの世界遺産「モン・サン・ミシェル」であった。
ちなみに「マチュピチュ」は非常に言いにくい名前で舌を噛みそうになってしまうのでなんとかなららないだろうか。
ということで「モン・サン・ミシェル」。
廃虚ブームの中、人気を集めるあの軍艦島(長崎県)になんとなく似ている「モン・サン・ミシェル」ではある。
しかしここは軍艦島とは異なり炭坑ではない。
ここはかつてキリスト教の修道院のあった場所なのだ。
島の頂上には古めかしい修道院の典型的なキリスト教チックな建物があり、それを取り囲むように修道院のふもとには一般の家々が点在して門前町をなしている。(←私はここへ行ったことはないので「門前町」が正しい表現かどうかはわからない)。
したがって炭鉱町の軍艦島をたとえにするというよりも「ホッパ山(ミャンマー)の海に浮かんだヤツ」といった方が正しいかもしれない。
ただし、ホッパ山を知っている日本人は少ない。
私もミャンマーに行くまで、そんなケッタイナ場所があることをほとんど知らなかった。
それにホッパ山はナッ神を祭った土俗信仰の聖地であり、キリスト教の聖地ではない。
で、レゴで作られたモン・サン・ミシェルの何がすごいかというと、肝心の修道院はレゴで見事に描写されているのはもちろん、それを取り囲む村の家々までがうまく形造られていることに芸の細かさを感じ取ることができ感動的なのであった。
そのオブジェを見ていると、まるで飛行機に乗って空の上からモン・サン・ミシェルを観光しているという錯覚さえ覚えるくらいだ。
言葉は悪いが、このガボテン島のような形の外形をどのように組み合わせればレゴで表現できるのか私にはよくわからず、それがまたこのオブジェに対する好奇心をかき立てたのであった。
つづく