とりがら時事放談『コラム新喜劇』

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B777最長航続記録

2005年11月12日 12時34分21秒 | 社会
現在、ノンストップで世界最長の距離を飛行するエアラインはシンガポール航空のシンガポール~ニューヨーク便だそうで、所要時間は19時間ほどかかるのだという。
便利なのか、苦痛なのかはともかくとして、乗り換えなしで北米まで飛んで行けるのは、シンガポールのビジネスマンにとっては結構なことだろう。

以前、タイのアユタヤで知りあったNY在住の日本人ビジネスマン山口さんの話によると、NYからバンコク近郊にある自社工場までチェックにやってくるためには、まずNYから成田に13時間ほどかけて飛び、そこで数時間時間を乗り継ぎのために潰して、バンコクまでの6時間を移動しなければならないので24時間以上かかってしまう、ということだった。

今ではタイ国際航空もシンガポール航空に対抗してか、バンコクからニューヨークへの直行便を飛ばしているので便利になったことだろう。
所要時間は17時間。
これも、快適なのか苦痛なのかは私は利用したことがないのでわからない。

新聞報道によると、B777-200LRという機種のジェット旅客機が世界最長飛行記録を達成したという。
その距離なんと20300km。
香港を飛立った同機は、太平洋を横断し、アメリカ大陸を通過して、さらに大西洋を横断し、ロンドンのヒュースロー空港に下り立った。
所要時間23時間。
地球を半周以上飛行した計算になるそうで、これでこの機を使うと世界中、どこへでもノンストップで飛んで行けることになる。

ところで、昔、「狭い日本、そんなに急いでどこへ行く」という標語のような言葉が流行っていた時代があったように記憶するが、この世界最長航続記録の記事を読んで思わずその標語を思い出した。
狭い地球、そんなに急いでどこへ行く?

こんな燃費抜群、長距離飛行OKの飛行機よりも、地上の景色を楽しみながら快適な空の旅を楽しめる「窓が広くて」「座席がゆったり」「美味しい機内食」に、「安い運賃」の飛行機を、旅を楽しみたい私は是非とも開発して欲しいと思うのだが、無理か、それは。

飛行機メモ:タイ国際航空の日本向けホームページのオープニングムービーが面白い。おすすめです。
http://www.thaiair.co.jp/