とりがら時事放談『コラム新喜劇』

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交通渋滞~だから私は自動車での移動が嫌いだ

2004年11月29日 21時46分32秒 | エトセトラ
仕事での移動は、もっぱら公共交通機関を利用することにしている。とりわけ鉄道での移動が全体の九割以上を占めていると思う。
鉄道で移動すると、どうしても駅から目的地まで歩くことになる。
目的地が大阪市内や東京都内などの場合は、長くても十五分歩けば目的地へたどりつくことが出来る。
しかし郊外、田舎となるとそうは行かない。だから駅からタクシーなどを利用するが、時としてタクシーさえ無いこともあり、私は過去に客先から最寄りの駅まで二時間近く、歩いたことがある。

私がどうしてこうも公共交通機関を利用したがるのかというと、それは時間が確実に予想できるからだ。

今日、奈良の天理近くへ社用車で出かけた。
仕事の打ち合わせを終えて、帰ろうとして走り始めると、ちょうどラジオが交通情報を流し始めた。
「阪神高速松原線の大阪方面行きは事故で一車線が塞がれています。この影響で平野、喜連瓜破の入り口は閉鎖され、事故現場を先頭に六キロの渋滞です。」
これはいかん。
渋滞に巻き込まれるということは自動車の運転で疲れるということだ。帰社後、多くの処理すべき仕事が残っていたので、できるだけ疲労は避けなければいけない。
そこで、私は帰りの進路を変えて、松原線を通らずに済む、第二阪奈道路を通るコースをとることにした。
ところがこちらは大和郡山市内の国道、市道、あらゆるルートが混みあっていて、結局、阪奈道路に入るまでに二時間近くもかかってしまったのだった。
おかげで事務所に帰ると、すでにくたくた。しばらく仕事にならなかった。

この天理近くの客先は最寄りの駅から三キロメートルほど離れており、不便なのだが、三キロメートルといえばたった四十五分で歩ける距離だ。
四十五分歩けば健康作りにもなるし、電車の中では書籍を読むことが出来る。
自動車の運転は無為に過ごさなければならないことが多く、だいたい運転中に本を読むことなどできない。最近は携帯電話さえ禁止である。
最近考え事をすることが多く、注意が散漫になっているので、事故を起こす可能性さえある。
とりわけ交通渋滞に長時間巻き込まれると、くるまをその場で乗り捨てて電車で帰りたくなってしまうのだ。
自動車の移動は一見楽だが、ムダだらけに思えてならない。
だから私は自動車での移動が嫌いだ。