29日(金)。皆さま、しばらくご無沙汰しておりましたモコタロが久しぶりに現場復帰します 2月23日のブログを最後にtoraブログの表紙から遠ざかっていましたが、体重はまだ元に戻っていないものの、毎日リンゴジュースで溶いて飲んでいる薬のお陰もあってローリング(体を回転させる)もなくなり、食欲は以前にも増して旺盛です これからは毎日とまではいきませんが、折をみてブログの表紙を飾る契約に調印しましたので 今後ともよろしくお願いいたします
というわけで、わが家に来てから1638日目を迎え、再登場の口上を述べるモコタロです
まだ頭が左に傾くのは治らないけど 左翼じゃないから そこんとこよろしくね!
昨日、夕食に「鶏の唐揚げ」を作りました 約2週間ぶりですが、作り置きしてある栗原はるみ先生による「うまみじょうゆ」が残っているので、それを使いました。したがってレシピは栗原はるみ先生のものです 少し揚げてもつまらないので、800グラム揚げました。これで2人分ですが、どうでしょう
昨日、新文芸坐で「太陽はひとりぼっち」と「太陽がいっぱい」の2本立てを観ました
「太陽はひとりぼっち」はミケランジェロ・アントニオーニ監督・脚本による1962年イタリア・フランス合作映画(126分)です
ビットリア(モニカ・ビッティ)は明白な理由もないまま婚約者と別れ、退屈な日々を送っていた ある日、投資家の母が通う証券取引所で知り合った株式仲買人の青年ピエロ(アラン・ドロン)と急接近し、新たな恋を始めようとする しかし、ピエロが本気なのに対し、ビットリアの気持ちは常に揺れていた。それでも二人はまた明日会うことを約束する
ビットリアは婚約者から「俺のことが嫌いになったのか、それとも結婚するのが嫌なのか?」と訊かれ、「分からない」と応えます ピエロとの間でも同じような問答が交わされます。「分からない」というのは「本当にこの人と結婚して後悔しないだろうか?」と迷う結婚前のビットリアの嘘偽りのない気持ちだと思います そんな”迷える女性”をモニカ・ビッティが好演しています
この映画を観ていて面白いと思ったのは、証券取引所での株式売買の立ち合いのシーンです 今でこそコンピューター制御によって株式売買は”クール”に行われていますが、当時のそれは生身の人間が大声を出して売り買いを叫ぶ”ホット”な戦争です 映画はこうした当時の世相を反映したシーンが映し出されるところが面白いのです
それから、ジョバンニ・フスコが作曲し ミーナが歌う主題歌が素晴らしい この映画はこの音楽とともに思い出します
「太陽がいっぱい」はルネ・クレマン監督・脚本による1960年フランス・イタリア合作映画(118分)です
貧しい青年トム(アラン・ドロン)は、金持ちの道楽息子フィリップ(モーリス・ロネ)の父親に頼まれ、フィリップを連れ戻すためナポリにやってきた 金にものを言わせマルジェ(マリー・ラフォレ)と遊びに明け暮れるフィリップに怒りと嫉妬を覚えたトムは、フィリップを殺して彼に成りすまそうと計画し、実行に移す 完全犯罪が成し遂げられるかと思われたが、最後に殺人の動かぬ証拠が出現する
この映画が良く出来ていると思われるのは第一にパトリシア・ハイスミスの原作が良いからです そしてその原作をベースに優れた脚本を書き それを映画化したルネ・クレマンが素晴らしかったからです アラン・ドロンはこの作品により一躍スターに昇り詰めました
さらにこの映画の良さを決定付けているのは ニーノ・ロータによる どこかノスタルジックな音楽です この映画も彼の音楽とともに思い出します
いただいたコメントをモコタロに伝えたところ、「ぼくは元気だよ。これからも時事ネタにツッコミを入れるから期待していてね。飛鳥さんによろしく」とウサ語で話していました。これからもモコタロを可愛がっていただけると嬉しいです
以前から読ませていただいていますが、モコタロちゃんの新聞記事の感想が大好きです。心配してました。再会できてよかったです。うちで飼っていたウサギも駒込の病院でお世話になりました。これからもっと元気に快復されますように。お大事になさってください。