14日(月)。昨日は私の誕生日でした 娘からは前もって「スマート・バンド」(電子腕時計)をプレゼントされ、現在使用しています
宮城県白石市に単身赴任中の息子からは昨日、コーヒー豆のセットが送られてきました
さっそくお礼のメールを送っておいたら、夜になって宅配便でコーヒー・グラインダー「Varia VS3」が届きました 説明書を見てもよく分からない点があったので、NETの動画配信を見て納得しました
息子には「コーヒーを淹れるのが楽しみになった
」と、再びお礼メールを送信しておきました
今回は人生初、自分で自分に靴をプレゼントしました ここ10年以上 軽くて履きやすい ECCOブランドを購入しています
娘がピザとサッポロCLASSICでお祝いをしてくれました これで2人分は多くね?と思いましたが、予想通り半分くらい余りました
今日の夕食もピザになりそうです
腰痛のため本当はアルコールを飲んではいけないのですが、誕生日は特別ということで久しぶりに飲みました
食後のデザート、バースデー・ケーキはグラマシーニューヨークの「いちごタルト」です
もうこれ以上食べられません 大変おいしゅうございました
ということで、わが家に来てから今日で3562日目を迎え、米大統領選に向けて CNNが民主党のハリス副大統領、共和党のトランプ前大統領の両候補に提案していた10月23日の2回目のテレビ討論会は、トランプ氏が拒否したため見送られることとなった というニュースを見て感想を述べるモコタロです
トランプは1回目の討論会で劣勢だったから弱気になってる 再度の失言も恐れてる
昨日、サントリーホールで東京都交響楽団「第409回プロムナードコンサート」を聴きました 都響はBシリーズの定期会員ですが、11月20日の公演が新国立オペラ「ウィリアム・テル」とダブるため、都響をこの日に振り替えました
プログラムは①モーツアルト「ピアノ協奏曲第23番 イ長調 K.488」、②ベートーヴェン「交響曲第3番 変ホ長調 作品55"英雄”」です
演奏は①のピアノ独奏=アンドリュー・フォン・オーエン(イモージェン・クーパーの代役)、指揮=ライアン・ウィグルスワースです
サントリーホールに着くと「急告 出演者変更のお知らせ」が掲示されていました
「10月13日(日)プロムナードコンサートNo.409に出演を予定していたピアニストのイモージェン・クーパーは、昨日(10/12)の夜に負った怪我のため出演できなくなりました。代わって、アンドリュー・フォン・オーエンが出演いたします。公演間際での急な変更となりましたことをお詫びいたします」
これについて、演奏直前に都響の責任者がステージに登場し、「来日中のクーパーは昨夜、怪我をしたことから演奏不能となったため、急きょ 当日(12日)京都市交響楽団とモーツアルト『ピアノ協奏曲第23番』を共演したオーエン氏に連絡を取り、出演を依頼しご快諾いただいた オーエン氏は今朝 京都を立ち東京入りした
」と説明しました
都響は短時間で よく代役を見つけ出したものです
しかも同じ曲を演奏するピアニストを
依頼を受けたオーエンはプロ中のプロだと思います
多分「困った時はオーエンします」という気持ちだったと思います
いつも書いていることですが、コンサートは何が起こるか分かりません
ライアン・ウィグルスワースは2015~18年に英ハレ管弦楽団の首席客演指揮者、イングリッシュ国立オペラのコンポーザー・イン・レジデンスを歴任、22年よりBBCスコティッシュ管弦楽団の首席指揮者を務める
都響から指定された席は1階16列21番、センターブロック右からも左からも一番奥の席です 客観的に見れば最高の席ですが、私は通路から奥に入るほど苦手です
オケは10型で、第1ヴァイオリン(10)、ヴィオラ、チェロ、第2ヴァイオリン(10)、その後ろにコントラバスという対抗配置。コンマスは矢部達哉、隣は水谷晃というダブル・トップ態勢を敷きます
1曲目はモーツアルト「ピアノ協奏曲第23番 イ長調 K.488」です この曲はウォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791)が1786年3月に自身の予約演奏会のために作曲、同年ウィーンで初演されました
第1楽章「アレグロ」、第2楽章「アダージョ」、第3楽章「アレグロ・アッサイ」の3楽章から成ります
ピアノ独奏のオーエンはドイツ人とオランダ人の両親のもとアメリカで生まれた 5歳でピアノを始め、10歳でソリストとしてオーケストラと共演
コロンビア大学、ジュリアード音楽院で研鑽を積み、アルフレード・ブレンデル、レオン・フライシャーからも薫陶を受けた
1999年には権威あるギルモア・ヤング・アーティスト賞を受賞した
ウィグルワースの指揮で第1楽章に入ります オーケストラの序奏に続いてオーエンのピアノが入ってきますが、最初は硬さがあるように見えました
しかし、徐々に流れがスムーズになってきて、優しく知的な演奏が続きました
フルート、クラリネットが良く歌います
第2楽章では独奏ピアノが短調特有の”何とも言いようのない哀しさ”を醸し出します
この楽章を聴くと、ファスビンダー監督「マリア・ブラウンの結婚」を思い出します。食事のシーンで有効に使われていました
第3楽章は一転、愉悦感に満ちた演奏が繰り広げられ、独奏ピアノが天翔けます
オーケストラを巻き込んだ活気に満ちたフィナーレは爽快でした
まさか、振り替え後の誕生日に一番好きなモーツアルトのピアノ協奏曲が素晴らしい演奏で聴けるとは思いませんでした
急きょの代役を見事に果たしたオーエンに満場の拍手とブラボーが飛び交い、カーテンコールが繰り返されました オーエンはJ.S.バッハ「協奏曲ニ短調BWV974」より第2楽章「アダージョ」を静かに演奏、聴衆のクールダウンを図りました
余談ですが、この曲は静謐さにおいてアンヌ・ケフェレックが得意とするヘンデルの「メヌエット」に雰囲気がよく似ています
席を立とうとすると、2階席の方から男性の怒鳴り声が聴こえてきました 遠くでよく聞き取れなかったのですが、誰かに大声でクレームをつけているいるような罵声でした
寒暖差が激しい不安定な季節には、こういう発火点の低い すぐに怒りに火が点く人間が発生します
誰かに注意したいことがあるのなら、もっと近くで小声で伝えることはできるはずです
それが出来ないのは単なるアホです
普段から誰にも相手にされず、どう他人とのコミュニケーションを取ればいいのかも分からないのでしょう
言うまでもなく、コンサート会場は音楽を聴くための場所です
誰かに大声で罵声を浴びせること自体がアウトです
憐れです。いいオトナが。ガキじゃあるまいし
場所をわきまえろ
このアホダラチンが
プログラム後半はベートーヴェン「交響曲第3番 変ホ長調 作品55"英雄”」です この曲はルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827)が1803年から04年にかけて作曲、1804年にロブコヴィツ侯爵邸で私的に初演され、1805年4月7日にアン・デア・ウィーン劇場で公開初演されました
第1楽章「アレグロ・コン・ブリオ」、第2楽章「葬送行進曲:アダージョ・アッサイ」、第3楽章「スケルツォ:アレグロ・ヴィヴァーチェ」、第4楽章「フィナーレ:アレグロ・モルト ~ ポコ・アンダンテ ~ プレスト」の4楽章から成ります
オケは12型(第1ヴァイオリンと第2ヴァイオリンが各12の対抗配置)に拡大します
ウィグルワースの指揮で第1楽章が力強い2つの和音から開始されます テンポは速すぎず遅すぎず中庸を行きますが、これが心地よい流れを生みます
オーボエとフルートがよく歌います
硬いマレットで打ち込まれるティンパニが演奏にリズムと推進力を与えます
第2楽章ではオーボエ(鷹栖美恵子だよね?)の抒情的な演奏が素晴らしい
チェロとコントラバスによる重心の低い演奏が印象的です
この楽章を聴くと、昭和天皇崩御の際のNHKテレビでのN響の演奏を思い出します
NHKは数日、朝から晩までこの葬送行進曲の演奏を放映していました
この間民放で流れていたのは公共広告機構の公共CMでした
あれから時代は昭和から平成へ、平成から令和へと移り変わっています
つくづく時の流れの速さを感じます
演奏に戻ります 第3楽章ではトリオにおけるホルン三重奏が印象的でした
第4楽章ではフルートの演奏が冴えていました
また、第1ヴァイオリンと第2ヴァイオリンを左右に離して配置する対抗配置が有効に機能しました
いつもは第1ヴァイオリンの陰で埋もれがちな第2ヴァイオリンが良く聴こえました
全体を通して感じたのは、ウィグルワースのバランス感覚の良さとメリハリを付けた演奏です
満場の拍手とブラボーの嵐のなか、カーテンコールが繰り返されました 素晴らしい演奏による誕生日プレゼントをありがとうございました、と勝手にお礼を申し上げておきます
今日は新国立オペラ、ベッリーニ「夢遊病の女」千穐楽公演を聴くため新国立劇場「オペラパレス」に行きます
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