12日(土)。わが家に来てから今日で3133日目を迎え、北朝鮮の朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は10日、台風6号の接近に警戒を呼び掛ける記事で、故金日成首席と故金正日総書記の肖像画や銅像などを守る対策を取ることに「最優先の関心を払わなければならない」と強調したというニュースを見て感想を述べるモコタロです
北朝鮮の国民は よくこんな馬鹿げた国で生活してるね 生まれる国は選べないか!
昨日、夕食に「アスパラとベーコンとジャガイモのバター炒め」「生野菜サラダ」「冷奴」「ブナピーの味噌汁」を作りました 今まで、「アスパラとベーコンのバター炒め」は作ったことがありましたが、小ぶりの新じゃがを入れたらどうだべか、と思って一緒に炒めました とても美味しかったです
昨日、ミューザ川崎シンフォニーホールで「フェスタサマーミューザ2023」参加公演「東京交響楽団 フィナーレコンサート リズム!メロディ!!慶太楼!!!」を聴きました プログラムは①ラヴェル「道化師の朝の歌」(管弦楽版)、②アルトゥロ・マルケス「ダンソン第9番(ダンソン・ヌメロ・ヌエヴェ)」、③芥川也寸志「交響管弦楽のための音楽」、④ラヴェル「ピアノ協奏曲 ト長調」、⑤チャイコフスキー:バレエ組曲「眠りの森の美女」作品66a です プログラムの隠れ共通テーマは「ダンス」です 演奏は④のピアノ独奏=清塚信也、指揮=東響正指揮者・原田慶太楼です
デジタルサイネージにある通り、本フィナーレ公演も「完売御礼」です オーケストラ12公演を聴いてきた1C8列13番の席ともこの日を最後にお別れです
拍手の中、楽員が配置に着きます 弦は14型で 左奥にコントラバス、前に左から第1ヴァイオリン、チェロ、ヴィオラ、第2ヴァイオリンという対抗配置をとります。コンマスは客演の相曽賢一朗です ステージ上手奥にはハープが2台スタンバイします
1曲目はラヴェル「道化師の朝の歌」(管弦楽版)です この曲はモーリス・ラヴェル(1875-1937)が1904年から翌05年にかけて作曲した5曲から成る「鏡」の第4曲で、1918年に管弦楽用に編曲されました
原田の指揮で演奏に入りますが、メリハリの効いた音楽づくりで色彩感豊かな演奏を展開します 中間部におけるファゴットの福士マリ子の演奏が冴えていました
2曲目はアルトゥロ・マルケス「ダンソン第9番(ダンソン・ヌメロ・ヌエヴェ)」です この曲はメキシコの作曲家アルトゥロ・マルケス(1950~)がロサンゼルス・フィルからの委嘱を受けて2017年に作曲しました
冒頭、トランペットと大太鼓による迫力のある演奏で度肝を抜いたかと思えば、抒情的なフレーズが登場したりと、起伏の激しい音楽です 基本的にリズム中心の音楽で、楽員は「同じアホなら踊らにゃダンソン」とノリノリの風情です とても楽しい演奏でした
3曲目は芥川也寸志「交響管弦楽のための音楽」です この曲は芥川也寸志(1925-1989)が1950年に作曲、NHK放送25周年記念管弦楽懸賞で特賞を得ました 第1楽章「アンダンティーノ」、第2楽章「アレグロ」の2楽章から成ります この曲はかなり前に一度聴いたことがありますが、内容を思い出せません 第1楽章を聴いていて、プロコフィエフみたいだな、と思いました 第2楽章ではトロンボーン、トランペット、ホルンといった金管楽器が大活躍し、弦楽器によるスピード感溢れるリズム中心のキレッキレの演奏を聴いて、その昔聴いたメロディーを思い出しました 70年以上前の音楽ですが新鮮に感じました 実に素晴らしい音楽だと思います
プログラム後半の1曲目はラヴェル「ピアノ協奏曲 ト長調」です この曲はラヴェルが1929年から31年にかけて作曲、1932年にパリで初演されました 第1楽章「アレグラメンテ」、第2楽章「アダージョ・アッサイ」、第3楽章「プレスト」の3楽章から成ります
ピアノ独奏の清塚信也は5歳からピアノの英才教育を受け、桐朋女子高等学校音楽科(共学)を首席で卒業 国内外のコンクールで数々の賞を受賞。人気ドラマ「のだめカンタービレ」等の作品で吹き替え演奏を担当し脚光を浴びる 今年1月~3月に日テレ系で放送された「リバーサルオーケストラ」の音楽を担当して大きな話題を呼びました
協奏曲なので8型に縮小します 清塚信也がピアノに向かいますが、ちょっと落ち着きがありません 原田の「さあ、集中しようぜ」といった気持ちを反映したかのように鞭が鳴らされます 清塚はかなり自由に、まるでジャズのインプロビゼーションのように”気楽に”演奏しているように見えます そのうち原田 ✕ 東響のしっかりとしたサポートを得て、落ち着いてきました 第2楽章はかなりゆったりしたテンポでピアノ・ソロが奏でられます 中盤におけるコーラングレの葉加瀬太郎、もとい、イングリッシュホルンの最上峰行のしみじみとした演奏が独奏ピアノに調和して美しく響きます 第3楽章は一転、推進力に満ちた軽快な演奏が展開しました
満場の拍手の中 カーテンコールが繰り返され、清塚はアンコールにラヴェル(清塚編)「亡き王女のためのChill」を自由自在に演奏し、再び大きな拍手を浴びました
最後はチャイコフスキー:バレエ組曲「眠りの森の美女」作品66aです この曲はピョートル・イリイチ・チャイコフスキー(1840-1893)がマリインスキー劇場よりシャルル・ペローの童話「眠りの森の美女」を題材とするバレエ音楽の作曲を依頼されたことから、1888年から翌89年にかけて作曲、1890年にペテルブルクのマリーンスキー劇場で初演されました 今回演奏されるのは「組曲」で、第1曲「序奏とリラの精」、第2曲「アダージョ(パ・ダクシオン)」、第3曲「パ・ド・カラクテール(長靴をはいた猫と白猫)」、第4曲「パノラマ」、第5曲「ワルツ」の5曲から成ります
オケが14型に戻り、管打楽器が増員され、ハープがステージ上手奥にスタンバイします
原田の指揮で演奏に入りますが、第1曲「序奏」でガツンと決めて、一気にチャイコフスキーの世界に引きずり込みます 竹山愛のフルート、新日本フィルからの客演・神農広樹のオーボエ、福士マリ子のファゴット、トランペットが素晴らしい 第2曲の終結部に向けての盛り上げは原田ならではです パノラマに移る前に演奏された独奏ハープによる演奏が素晴らしかった どこのだれ❓ オケの総力を挙げた最後のワルツを聴いて、”メロディーメーカー”としてのチャイコフスキーの才能を改めて見直しました
満場の拍手とブラボーに、原田 ✕ 東響は芥川也寸志「行進曲”風にむかって走ろう"」を元気溌剌と演奏しました 曲が終盤に近づくと、原田は客席の方に振り返り 聴衆に手拍子を求めます かくして指揮界の策士・原田慶太楼にまんまと「聴衆参加型アンコール」に乗せられた聴衆は、嬉々として手拍子をして東京交響楽団と一体となり、演奏を完結させたのであります 以上、ミューザ川崎シンフォニーホールからライブ中継でお送りしました 実況は宮田輝でした
これで今年のフェスタサマーミューザも終わりです 今年はオーケストラ12公演、洗足学園バレエコンサート、真夏のバッハの計14公演を聴きました オーケストラでは「山形交響楽団」と「日本センチュリー交響楽団」を初めて聴くことが出来てラッキーでした どちらも素晴らしいオケだと思います
大型台風が日本列島に近づいています 皆さん、強風に飛ばされないように気をつけてお過ごしください
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