人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

角田鋼亮 ✕ 森谷真理 ✕ 池田香織 ✕ デア・ジェルネ・クラングでマーラー「交響曲第2番 ”復活”」、スクリャービン「交響曲第4番 ハ長調 ”法悦の詩”」を聴く

2024年09月17日 00時02分20秒 | 日記

17日(火)。わが家に来てから今日で3535日目を迎え、米大統領選の共和党候補トランプ前大統領が15日にプレーしていた南部フロリダ州のゴルフ場近くで、シークレットサービスがゴルフコース付近で銃を持った人物を目撃し発砲し、容疑者を拘束したというニュースを見て感想を述べるモコタロです

       

       どうしてトランプは銃撃の標的としてモテるんだろう? 狙われやすいタイプなのか

         

昨日、夕食に「チャーハン」「水餃子スープ」「生野菜とアボカドのサラダ」を作り、シューマイと一緒に食べました 本当は娘のリクエストはワンタンスープだったのですが、面倒なので冷凍水餃子を買ってきました たまには中華夕食もいいものです

     

         

昨日、サントリーホールでアマチュア・オーケストラ「デア・ジェルネ・クラング」の第7回演奏会を聴きました プログラムは①スクリャービン「交響曲第4番 ハ長調 ”法悦の詩”」、②マーラー「交響曲第2番 ”復活”」です 出演は②のソプラノ独唱=森谷真理、メゾ・ソプラノ独唱=池田香織、管弦楽=デア・ジェルネ・クラング、合唱=デア・フリューゲル・コーア、指揮=角田鋼亮です

デア・ジェルネ・クラングはマーラー没後100年にあたる2011年、名古屋マーラー音楽祭への出演を機に創立、角田鋼亮の指揮の下、東京、名古屋、京都で演奏会を開催してきました 団名「デア・ジェルネ・クラング」はフランツ・シュレーカーの同名の歌劇に由来し「遥かなる響き」という意味を持っています デア・フリューゲル・コーアは当公演のために特別に編成された合唱団です

     

自席は1階19列14番、左ブロック右から2つ目です 会場はアマチュア・オケにしてはかなり入っています 客層は比較的若い人が多く、出演者の家族や知人がかなりの率を占めていると思われます

オケは変則17型で、左から第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン、チェロ、ヴィオラ、その後ろにコントラバスという並び。コンマスは水村浩司です ステージ上手奥にはハープが2台、うち1台は、全国のオケから引っ張りだこ、いま日本で一番多忙なハーピスト高野麗音がスタンバイします P席には男女混声コーラスのメンバー約150名が陣取ります ステージ狭しと結集したフル・オーケストラ態勢はP席を埋めるコーラス陣と相まって壮観そのものです

1曲目はスクリャービン「交響曲第4番 ハ長調 ”法悦の詩”」です この曲はアレクサンドル・スクリャービン(1872-1915)が1904年から08年にかけて作曲、1908年にニューヨークで初演された単一楽章の作品です

角田鋼亮の指揮で演奏に入りますが、色彩感溢れる渾身の演奏が繰り広げられました 最後にコーラスが入って一段と素晴らしい演奏になりました

     

プログラム後半はマーラー「交響曲第2番 ”復活”」です。この曲はグスタフ・マーラー(1860-1911)が1887年から94年にかけて作曲、1895年3月にベルリンで初演されました 第1楽章「アレグロ・マエストーソ:まじめで荘厳な表現で一貫して」、第2楽章「アンダンテ・モデラート:極めてくつろいで、急がずに」、第3楽章「スケルツォ:静かに流れるような動きで」、第4楽章「原光:極めて荘重に、しかし素朴に」、第5楽章「イン・テンポ・スケルツォ:スケルツォのテンポで、荒野を進むように」の5楽章から成ります

ソプラノ独唱の森谷真理は武蔵野音大・大学院修了、ニューヨークのマスネ音楽院修了。2006年にメトロポリタン歌劇場で「魔笛」夜の女王役で大成功を収める リンツ州立歌劇場の専属歌手を務めるなど欧米で活躍。国内では新国立劇場「ジュリオ・チェーザレ」のクレオパトラ役で大成功を収めた

メゾ・ソプラノ独唱の池田香織は慶應義塾大学卒業。「びわ湖リング」にエルダ、ブリュンヒルデ役で全作に出演したほか、新国立劇場「ワルキューレ」などに出演し大成功を収めた

角田鋼亮の指揮で第1楽章が開始されますが、低弦の荒々しい第1主題の演奏が印象的です ホルンが素晴らしい演奏を繰り広げます 弦楽セクションが切れ味鋭い演奏を展開します 穏やかな第2楽章を経て、第3楽章ではクラリネットとオーボエの鋭角的な演奏が冴えています

池田香織がステージ下手に登場、厳かに第4楽章の「原光」を歌い上げます この人のメゾ・ソプラノは深みがあり安定感抜群です オーボエ・ソロ、高野麗音のハープが華を添えます この後、池田は舞台袖に引き上げ、ソプラノの森谷真理とともにP席の最前列中央に登場します 第4楽章が終わるとすぐに第5楽章が管弦楽の総奏で衝撃的に開始されます この楽章までくるとさすがに金管楽器はお疲れが出て来たようです それでも、舞台裏のホルンとステージ上のオーボエ、さらにはフルートとの会話が抒情的で素晴らしい P席の合唱団を挟むように金管のバンダがスタンバイします 池田と森谷のソロが歌われ、それまで座って歌っていたコーラスが立ち上がり、力強く「よみがえる、そうだ、おまえはよみがえるだろう」と歌い上げます ホルンが立奏し、バンダを巻き込んで管楽器が咆哮し、打楽器が炸裂し、弦楽器が渾身の演奏を展開、迫力あるコーラスと共に圧倒的なフィナーレを飾りました

「アマチュア・オーケストラもここまでやるか」というレヴェルの高い演奏でした オーケストラとコーラスを統率した角田鋼亮の指揮ぶりは特筆に値します

     

コメント
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