人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

佐藤正午著「佐世保で考えたこと エッセイ・コレクションⅡ(1991-1995)」を読む / 風邪でダウン

2024年09月08日 06時59分06秒 | 日記

8日(日)。すっかり風邪を引いてしまいました。喉が痛み、身体がだるい 昨日の朝、体温を測ったら37.9度ありました 血圧は119/79。心拍数は81と高め。腰痛が治りかけて良かったと思っていたのも束の間、次から次へと健康不安が襲い掛かってきます いつも通っている近所の内科に電話をかけて診てほしいと頼んだら、土曜日で手術が入っており、発熱外来患者を受け入れる余裕がない、と断られてしまいました しかたないのでネットで自宅周辺の発熱外来を検索したら、歩いて行くには遠かったり、口コミの評判が悪かったりで適当なクリニックが見つかりませんでした 外出して悪化してはまずいので、土・日は家で寝て過ごし、熱が引いてから月曜日に再度、行きつけの内科に行くことにしました

ということで、わが家に来てから今日で3526日目を迎え、ニューヨーク州裁判所は6日、トランプ前大統領が不倫の口止め料を不正に処理したとして有罪評決を受けていた事件の量刑言い渡しを、大統領選後の11月26日に延期することを決めた  というニュースを見て感想を述べるモコタロです

     

     量刑言い渡しが延期されるだけで 有罪が覆される訳じゃない 恥ずかしい元大統領

         

佐藤正午著「佐世保で考えたこと    エッセイ・コレクションⅡ(1991-1995)」(岩波現代文庫)を読み終わりました 佐藤正午は1955年、長崎県佐世保市生まれ。北海道大学文学部中退。1983年「永遠の1/2」で第7回すばる文学賞を受賞。2015年「鳩の撃退法」で第6回山田風太郎賞を受賞。2017年「月の満ち欠け」で第157回直木賞を受賞 「身の上話」「5」「小説家の四季」など著書多数

     

本書は地元の佐世保で暮らしながら小説やエッセイを書いている佐藤正午が、1994年の佐世保の深刻な水事情について語ったエッセイをはじめ、万年筆からワープロ専用機の時代に移り変わる頃の創作の過程を綴ったものです  「ありのすさび」「セカンド・ダウン」など代表的な連載エッセイや、「葉書」「ドラマチック」「そこの角で別れましょう」「叔父さんの恋」「17歳」といった短編小説も収録されています

私が佐藤正午の小説やエッセイを読む時に感じる「正午節」とでも言うべき語り口について、本人が「あなたと僕は違う」と題するエッセイの中で次のように書いています

「皮肉な見方、考え方、というのは小説を書くうえで大切だと思っているし、また小説を書いていると自然に身につくものであるので、僕としてはまず、いったいこの世の中に、何かに『しばられない』で『伸び伸びしている人』なんてひとりでもいるのだろうかという気がするわけです

まさに「皮肉な見方、考え方」こそ佐藤正午らしい特徴だと思います

本書は約400ページあるので、もっとご紹介したいところがあるのですが、風邪で意識が朦朧としていてうまく考えがまとまりません 今日はこの辺にしておきます

コメント
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