20日(月)。昨日は、早稲田松竹に映画を観に行ったのですが、JR渋谷駅の山手線の線路とホームをかさ上げする工事のため、山手線の大崎ー渋谷ー池袋の間が終日運休となりました 仕方ないので、地下鉄都営三田線で大手町まで出て、東西線に乗り換えて高田馬場に出ました
それにしても渋谷駅はしょっちゅう工事をしています
これまで埼京線のホームを山手線ホームの隣に移したり、別々だった外回りと内回りのホームを一体化したりしてきました
運休を伴う工事は今回が5回目で、これで最後だそうです。最終的な完成は2027年度とのことなので、まだまだ工事が続きます
基本的に私は渋谷が好きではありません
一昔前までは「タワーレコード」にCDを買いに行ったり、クラシック喫茶「ライオン」にコーヒーを飲みに行ったり、東急文化村の「ル・シネマ」に映画を観に行ったりしていましたが、現在は東京フィルの定期演奏会の振り替え公演を聴きに行く程度です
N響Aプロ公演が開かれるNHKホールには、JR原宿駅で降りて代々木公園沿いを歩いて行くので渋谷駅は利用しません
渋谷が好きでないのは、いつもどこかで工事をしているし、多くの若者と外国人で街がわさわさしていて落ち着きがないからです
ということで、わが家に来てから今日で3233日目を迎え、自民党の杉田水脈衆院議員は19日、Xにアイヌ文化振興事業の関係者を「公金チューチュー」と揶揄した自身の発言を正当化する趣旨の短文を投稿し、民族差別だとする抗議の声に対し「公金チューチューではなく『不正使用』と言えば良かったのか」と書き込んだ というニュースを見て感想を述べるモコタロです
人権無視・差別主義者を放っておくと 岸田政権の最低支持率の更新につながるぜ
昨日、早稲田松竹でシャルロット・ゲンズブール監督による2021年製作フランス映画「ジェーンとシャルロット」(92分)を観ました
伝説的歌手のセルジュ・ゲンズブールのパートナーだったジェーン・パーキンとその娘のシャルロット・ゲンズブール 特異な環境下で家族の形を築いてきた母娘の間には、他者を前にした時につきまとう遠慮のような感情があり、2人は自分たちの意志とは関係のないところで距離を感じてきた
両親が別れた後、父セルジュのもとで成長したシャルロットには、ジェーンに聞いておきたいことがあった
異父姉妹のこと、次女である自分よりも亡き長女ケイトを愛していたのではないかという疑念、公人で母で女である彼女の半生とは一体どんなものだったのかということ
カメラはジェーン・パーキンとシャルロットの会話を中心に映し出していく
正直なところ、私は今年7月にジェーン・パーキンが死去したという新聞記事を読むまで、彼女がどういう人か全く知りませんでした 彼女は1946年12月にイングランドのロンドンで生まれ、女優・歌手・モデルとしてイギリスとフランスで活躍し、2023年7月16日に76歳で死去したとのことです
一方、シャルロット・ゲンズブール(1971年生まれ)については、今年4月1日に観た「なまいきシャルロット」で初めてその存在を知りました。その当時14歳だったシャルロットは本作の公開時は50歳、母親ジェーンは74歳になっています
ジェーンは3人の男と結婚してそれぞれ1人ずつ娘を設けているので、シャルロットにとっては2人の異父姉妹のことが気になっていたのです だからこそ、次女である自分より長女のケイトを愛していたのではないと疑念を抱いていたのです
シャルロットは「なぜか、ママと向き合うといつも気まずさを感じてしまうの
」と言うと、ジェーンは「私はあなたに気後れしていたの。他の姉妹とは違って特別な存在だったから
」と答えます。そうした会話を通して、2人の心の距離が次第に縮まっていきます
この映画を観て驚いたのは、冒頭のシーンが日本でのジェーン・パーキンのライブ公演の模様で、彼女のバックで演奏していたのが東京フィルだったことです 本作は2018年から撮影を開始したそうなので、いつの映像か不明ですが、オケの何人かは見覚えのある顔ぶれでした
東京フィルに限らず、オーケストラはクラシック以外のコンサートでの演奏もこなさなければ経営が成り立ちません
そのことが端的に表れていました