人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

ミカ・カウリスマキ監督「世界で一番しあわせな食堂」を観る 〜 フィンランド・ラップランド地方の自然が美しい:ギンレイホール

2021年07月14日 07時08分04秒 | 日記

15日(木)。わが家に来てから今日で2377日目を迎え、NHKの世論調査によると 管義偉内閣の支持率が去年9月の発足以来最低となる33% になり、政権運営が困難な「危険水域」といわれる30%割れが目前に迫っているというニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

     ワクチン不足といい 飲食店への締め付けといい・・いずれ秋の選挙で審判が下るよ

 

         

 

昨日、夕食に大学時代の友人S君が送ってくれた鯵を塩焼きにして、鮪とイカの刺身、生野菜サラダ、冷奴、舞茸の味噌汁と一緒にいただきました 鯵は脂がのって美味しかったです

 

     

 

         

 

昨日、ギンレイホールで2本立て映画を観る予定でしたが、午前9時過ぎから 大リーグのオールスター戦 前日恒例の本塁打競争がテレビ中継されたので大谷選手目当てで観入ってしまい、1本だけ観ました 昨日観たのはミカ・カウリスマキ監督によるフィンランド・イギリス・中国合作映画「世界で一番しあわせな食堂」(114分)です

フィンランドの北部ラップランド地方の小さな村。シルカ(アンナ=マイヤ・トゥオッコ)が営む食堂に、上海からやって来た料理人チェン(チュー・パック・ホング)とその息子ニョニョ(ルーカス・スアン)が訪れる チェンは恩人を探していると言うが、知る人は誰もいない シルカは恩人探しに協力する代わりに食堂を手伝ってもらうことにする チェンの料理は評判を呼び、食堂は大盛況になる シルカや常連客たちと親しくなっていくチェンだったが、観光ビザの期限が迫り、帰国の日が近づいてくる

 

     

 

この作品は、異国から来た料理人と地元の人たちが織りなす心の交流を描いたヒューマンドラマですが、一番の魅力はフィンランド・ラップランド地方の豊かな自然です チャンの言葉を借りれば「何も聞こえない。ここには静けさがある」。一度でいいからこういう所に行ってみたいと思います 野生のトナカイも出没しますが、フィンランドではトナカイの肉も食べると聞いて、主人公のチャンはトナカイ料理にも挑戦します チャンの作る料理によって、地元の老人たちの様々な病気が快復していく有り様は、中国三千年の薬膳の歴史と言うべきでしょうか

ところで、チャンの料理が評判を呼び、中国人の団体客が店にやってきますが、一人の客が「寿司はないの?」と尋ねます フィンランド人の監督にとって、中国料理も日本料理も同じように捉えているんだろうか と思い、ちょっと残念に思いました

コメント
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