人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

モイツァ・エルトマン(ソプラノ),庄司紗矢香(ヴァイオリン)のCDを入手!

2012年02月22日 06時30分02秒 | 日記

22日(水)。昨日の日経朝刊に「公益財団法人ローム・ミュージック・ファンデーション」の企業広告が載りました。この財団は小澤征爾音楽塾を支援していることでも知られています

財団は「すこし知ると、うんと楽しい ローム クラシック サイエンス」という広告シリーズを展開して、様々な楽器を紹介しています 今回はシリーズ6回目でチェンバロを取り上げています。チェンバロを図で示して各部の役割などを詳しく紹介しています

音楽好きは、ピアノとチェンバロは形が似ているけれど、音の出し方がまったく違う楽器だということを知っていますが、ピアノはハンマーで弦を打って音を出す(打弦楽器)のに対し、チェンバロは”爪”で弦をはじいて音を出す(撥弦楽器)という仕組みを分かりやすく解説しています また、チェンバロは、フランス語でクラヴサン、英語でハープシコードと呼ばれていることも教えています

単に企業のイメージを主張するだけでなく、この広告のように”音楽の楽しさ”を広めることを目指した活動は素晴らしいと思います 自然とロームという会社に好感を持ち応援したくなります テレビを使った派手なキャンペーンと違って地味な試みですが、新聞広告の特性を生かしたこのような活動こそ企業の社会貢献というに相応しい活動というべきでしょう

 

                 

 

  閑話休題  

 

先日、久しぶりに新宿のタワーレコードに行きました.前から気になっていたソプラノ歌手モイツァ・エルトマンのCDを探しに 広いクラシックCD売り場のオペラ・歌曲コーナーをクルージングして探したのですが,見つかりません そばにいた男性店員に尋ねたところ,「モイツ・・・何ですか?」と訊き返されました.クラシックCD売り場でモイツァ・エルトマンを知らない?あんたモグリでしょと言いそうになるのをジッと我慢しました パソコンで検索してくれましたが,なかなか探し出せないようです.私もじっとしている訳にはいかないので,ソプラノ歌手コーナーを片っ端から探しました.あったコーナーの端っこに1枚だけひっそりと隠れるように存在していました 「モーストリー・モーツアルト」というタイトルのドイツ・グラモフォン・ソロ・デビューCDです モーツアルトを中心に,彼の同時代の作曲家(サリエリなど)のオペラのアリアを取り上げた魅力的なアルバムです.6月10日にモーツアルトを中心とする彼女のリサイタルを聴きに行くので,予習の意味でもじっくりと聴きたいと思います

 

               

 

もう1枚は庄司紗矢香のヴァイオリン,ドミトリ・リス指揮ウラル・フィルハーモニックによるショスタコーヴィチの「ヴァイオリン協奏曲第1番,第2番」のアルバムです 庄司紗矢香は,今や日本を代表するヴァイオリニストの一人です.ドミトリ・リスとウラル・フィルは毎年5月の連休に東京国際フォーラムで開かれるラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンの常連アーティストです.数年前に聴いたラフマニノフ「交響曲第2番」のスケールの大きな演奏を忘れることが出来ません輸入盤を買いましたが日本語解説も付いています

ショスタコービチのヴァイオリン協奏曲第1番は,アメリカのヴァイオリニスト,ヒラリー・ハーンがベルリン・フィルと横浜のみなとみらいホールで演奏したとき初めて聴いたのですが,1度聴いただけですっかり魅了されてしまいました それはヒラリー・ハーンの力によるところが大きいのですが,曲自体の持つ魅力が大きいことは否めません

こちらはヒラリー・ハーンの演奏と聴き比べながら,じっくり聴いてみたいと思います

 

               

コメント
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