明日に向けて

福島原発事故・・・ゆっくりと、長く、大量に続く放射能漏れの中で、私たちはいかに生きればよいのか。共に考えましょう。

地震があるといつも原発が不安になるー原発は止めてなくすのが一番! 明日に向けて(2174)

2022年03月17日 10時00分00秒 | 明日に向けて(2101~2200)

守田です(20220317 10:00)

宮城県と福島県で震度6強の地震発生

3月16日夜、両県で再び大きな地震が起きました。
午前8時現在の情報で死者4人、負傷者97人の発生が報告されています。
亡くなられた方にお悔み申し上げます。負傷された方、地震で不安を感じられたみなさまにお見舞い申し上げます。
同時に、今後、同規模の地震がすぐにも起こる可能性があります。お近くのみなさま。どうか十分に警戒されてください。

地震の際、どうしても原発がどうなったのか、気になってしまいます。
調べてみると福島第一原発2号機の燃料プールの冷却が止まってしまっています。すぐに危険な温度に上昇することはないとのことですが不安です。
他に5号機と第二原発1.3号機の燃料プールの冷却も止まったものの、こちらは再開したとのことです。
岸田首相は「原発に異常はない」と述べたそうですが、これはウソ。冷却が止まってしまったのは「異常」です。どうしてきちんと言わないのだろう・・・。

またあらためて「危ないなあ」思うのは、事故から11年経って、まだっても危険な核燃料が燃料プールの中にあり続けていること。
1号機は2534体、2号機は615体、3号機は2544体もあるそうです。
まだまだものすごい危険性が、福島第一、第二原発に存在しています。


「原発に異常ない」と岸田首相 朝日新聞20220317


海溝型地震が迫ってきている

ともあれ大きな地震があるたびにすぐに思うのは、この地震大国で原発を動かしていることの余りの愚かさです。
日本列島は地球の上を覆う10数枚のプレートの4つがひしめきあっている世界有数の地震多発地帯です。
日本列島が乗っているプレートに、太平洋側から他のプレートが押し寄せてきて下に潜り込んでいます。

このとき列島が乗っているプレートの先端が一緒に潜ってしまうのですが、ある程度たつとピョンと跳ね上がる。これが「海溝型地震」発生の仕組みです。
だからこの地震はいつか必ず起こります。一定の幅をがりますが周期的に起こるのです。
可能性が高いのが南海トラフ地震(西日本大震災)。政府は2017年末、今後30年以内に起こる可能性を従来の7割から7~8割にアップしています。


政府 地震調査研究推進本部HPより


ひずみ集中帯の中に福井の原発銀座が!

繰り返し指摘してきたことですが、恐ろしいのは海溝型地震だけではありません。
列島は海側から押されているので内陸にひずみを作っています。そこで起こっているのが「ひずみ集中帯地震」です。
この「ひずみ集中帯」の中に福井の原発銀座があります。いつ大地震がここの原発群を襲ってもおかしくないのだから、即刻止めないといけない。

それでも原発を動かしているのは、本当に自殺行為です。すぐにも止めることを訴えねばです。
みなさん。ご家庭や職場で地震対策をしっかり重ねてください。
同時に、危険な原発を止めてなくす!の声を強めていきましょう。


ひずみ集中帯 ANNニュース 20141124 福井の原発銀座や柏崎刈羽原発が含まれている!

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