明日に向けて

福島原発事故・・・ゆっくりと、長く、大量に続く放射能漏れの中で、私たちはいかに生きればよいのか。共に考えましょう。

明日に向けて(2411)「原発と晩ごはん2024-能登大地震から見えた原発の危険性」というタイトルでお話します(6月2日日曜日長岡京市)

2024年05月26日 23時30分00秒 | 明日に向けて(2401~2600)

守田です(20240526 23:30)

地震と原発の関係について一緒に考えよう!

長岡京市でお話します。タイトルは「原発と晩ごはん2024-能登大地震から見えた原発の危険性~大地震がせまってきている~」です。
6月2日午後2時から長岡京市立産業文化会館1階ホールにて。阪急電車長岡天神駅東口から徒歩3分。JR長岡京駅西口から徒歩10分です。

主催は「さよなら原発長岡京市民の会」 資料代500円(高校生以下無料)
この会はいつも「原発と晩ごはん」という素敵なタイトルで呼んで下さいます。
連絡先/イシズミ(ケータイ090-1423-3896) sayo.gen.ngok@gmail.com

同会のfacebookページをご案内しておきます。
https://www.facebook.com/sayogennagaokakyo/


大地震がせまってきている・・・だからどうするのか

今回、メインのお話は地震と原発についてですが、その前に地震対策もお話します。
その点で思い出すのは、長岡京市で2018年6月16日土曜日にお話したこと。
https://www.facebook.com/events/1650498041670324

この時も僕は地震のメカニズムをお話した上で、その備えのポイントを幾つか伝えようと、こんなことを話しました。
「まず今日、家に帰られたらいつも寝ている部屋で、横になって枕に頭をのせ、ぐるりと部屋を見回して下さい。
それで重いものは降ろしましょう。落ちてきそうなものも降ろして下さい。それだけで命が助かる確率がグッと上がります」

このことを実際に実行して下さった方が多かった。そうしたらなんとその約42時間後の18日午前7時58分に、大阪北部地震が発生したのでした!
震源地は長岡京市のすぐ南。長岡京市の揺れは震度5強でした。このためこの時、重いものを降ろしていた方は、本当に命拾いをされた。「話して良かった」と強く思いました。
そう。なんといっても地震には備えが大事。ちょっと工夫を重ねることで安全度はかなり増します。今回もまずはこの点をみなさんと押さえます。


気象庁による推計震度分布図 


能登地震で明らかになった危険性

その上で、能登大地震から見えた原発の危険性について、しっかり学びます。まずは日本列島がどのように地震に見舞われ続けているのかを学びましょう。
大事なのは、実はまだ多くのことが分かってないこと。解明されてないことだらけだという点です。
実はこのことが能登大地震に象徴されています。なぜかというと、震源地の珠洲市に原発を建てる計画があったからです。

その際、資源エネルギー庁が珠洲市長に対し、立地予定地は「地盤が相当固く、原発立地には別段の支障がない」と報告しています。1977年3月のことです。
この計画は珠洲の方たちの頑張りで抑えこまれました。だから私たちは救われたわけですが、しかし当時の地震への見識がいかに酷いものであるかも浮き彫りにしました。
大事なのは福井原発銀座の原発は、すべてこの能登の計画以前に建てられてしまったことです。震源地になるところに建ててしまうようなレベルの見識によってです。


守田講演スライドより


原発は大地震どころか普通の地震でも壊れる!

今回、よりリアルに地震で原発がどんなことになるのか、シミュレーションしてみようと思います。実はここで大事なのは、震度7とかの大地震でなくても原発が壊れてしまうこと。
実際に志賀原発は震度5強で、激しく壊れてしまいました。大地震はおろか、日本ではよくある地震でも、直撃されたら原発はすぐに危機に陥ってしまいます。
どうしてそうなのか。原発の耐震性が極めて弱いからです。ウソみたいな話ですが本当なのです。

さらに過酷事故になったら、とても制御なんかできない。実はそのことが福島原発事故から13年も経ってリアルに突き出されました。
原発の中で実際に起こっていたことと、現場の判断がとんでもなくずれていたことが、今年2月に発行されたNHKメルトダウン取材班発行の書によって明らかにされたのです。
この点も含めて、原発がどう地震に弱いのか、みなさんとしっかり押さえます。


守田講演スライドより


「放射能安全論」の振りまきに抗って

実はこの事実を原子力マフィアは知っています!だからいま、次に起こる大事故を見越して「放射能安全論」を振りまいています。「思ったより被曝は危なくなかった」とか言い出しているのです。
これに対抗すのに大事なのは、被曝の危険性をもっと深くつかむこと。それで僕は様々な調査に携わってきました。東日本の被曝状況を掴むとともに、被曝二世・三世の健康調査アンケートを進めてきました。
その中で被曝したらどうしたらいいのか、考え続け、免疫力を上げるための「ご飯の食べ方」を深めると共に、岡山の三田茂医師が編み出した画期的な被曝対応医療へとたどり着き、学び、その普及に努めてきました。

そしてこの間、さらに大きな飛躍を遂げました。被爆二世・三世に起きてきたことと、福島原発事故による『新ヒバクシャ』に起きていることがすごく重なっている点をリアルにつかんだのです。
つまり被曝によって何が起こるのか。よりリアルで深い把握を進められたわけで、この結果を大きく普及することで、被曝被害に気づかないまま、様々な症状に苦しんでいる方たちを覚醒させることができます。
同時にそれに対応できる医療があることももっと広く伝えたい。とくに医療関係者に広く知って頂いてこの医療を広げ、その中でこそ、被曝の危険性への認識をもっと大きく深く広げたい。それが「放射能安全論」をひっくり返す道だからです。

この点を明らかにした以下の動画をぜひご覧下さい。当日はこのエッセンスを話します。

以上、これらを長岡京市でお話します。ぜひご参加下さい。

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