守田です(20161123 23:30)
この土日の企画のお知らせです。京都市内ばかりで恐縮ですが、ぜひ近県の方にもきていただきたいです。
26日土曜日は映画『小さき声のカノン』上演会in京都があります。日本キリスト教団伏見教会にてです。
京都市でおもに福島県飯舘村の方を対象に行ってきた「おこしやすキャンプ」実行委員の中澤さん、木口さんと守田で対談も行います。
なお映画上映は27日日曜日も行います。見逃している方はこの機会にぜひぜひご覧ください!
27日は二つの企画があります。
一つは僕も参加している京都「被爆2世3世の会」の企画。
「福島の被曝、そして広島・長崎の被爆の重ね合わさるもの」です。
午後1時30分~4時30分
ラボール京都4階第8会議室で開催です。阪急電車西院駅から歩いて5分強です。
京都「被爆2世3世の会」はこの間、被爆2世の健康調査を行ってきました。そこで見えてきたものと、福島の被曝の間に重なるものがあるのではないか?
この推論のもと、私たちは東京の小平市で3000人の子どもたちの被曝影響を診てこられて、自らも岡山に避難された三田茂医師にこの健康調査を読んでいただきました。
その上で三田医師が東京での医療実践からつかんできたものと、健康調査を読んで感じたものをお話いただきます。その後に三田さんと守田の対談で内容を深めていきます。
さまざまな意味でチャレンジングな企画で、僕としても思い入れが深いです。ぜひ多くのみなさん、とくに医療関係者の方々に来ていただきたいです。
さてこの日はもう一つの企画があります。
【ホテヴィラ最後の日、ありがとうロクローさん支援パーティー】です。
立食形式で12時から21時まで行います。
ホテヴィラはわが盟友の広海ロクローさんが義挙で立ち上げたベクレルフリーのスパゲッティ屋さんで、かつて京都市岩倉にあったNONベクレル食堂を引き継いでいます。
ロクローさんの大奮闘で運営されてきましたが資金ショートもあって27日で閉店することになりました。
ホテヴィラをただこのまま閉じさせるわけにはいかない。みんなで集ってロクローさんを労い、励まし、次の何かに向けて資金的にも支援したいと声をあげたのは友人の丹下紘希さん。
それにすぐに乗ったのが「小さき声のカノン」の映画監督の鎌仲ひとみさんと、僕、守田敏也でした。
かくして3人を代表とする「ありがとうロクローさん募金勝手連 」が立ち上がりました。
27日にみなさんにちょっとばかりでよいのでカンパを握って集まってもらって、ものすごく楽しく有意義な時間を過ごそうということになりました。
といっても僕自身は三田さんを呼んでの企画があるし、皆さんにもこの企画を聞いてからホテヴィラに向かって欲しいなどと勝手なことも考えていますが、ともあれ身体が空き次第、かけつけて最後の盛り上がりに貢献しようと思っています。
みなさま。ぜひこの週末は紅葉見ごろの京都市に駆けつけ、カノンを見て、対談を聞いて、三田医師の講演を聞き、またまた対談も聞いて、ほんでもってホテヴィラへと集まって下さい。
深まる秋の日に、一緒に熱い2日、心温まる土日を過ごしましょう!
以下、スケジュールの細を貼り付けます。
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11月26日
「小さき声のカノン」 上映会 In 京都
【会場】
日本キリスト教団伏見教会
京都市伏見区新町6丁目483
【プログラム】
第1部 13:30~15:40 映画上映
第2部 16:00~17:00 対談
◎おこしやすキャンプ実行委員 中澤千春・木口裕香
◎守田敏也(フリージャーナリスト)
17:00~17:30 交流会
※27日は映画上映のみ
【入場料】1000円
【お問合せ】棚谷直巳 075-601-3646
【主催】「小さき声のカノン」自主上映の会
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東電福島第一原発事故被災者の健康と広島・長崎の被爆二世健康実態調査報告学習講演会
福島の被曝、そして広島・長崎の被爆の重ね合わさるもの
http://aogiri2-3.jp/indexbox/20161127.pdf
https://www.facebook.com/events/695300550637486/
■三田茂医師のお話し & 三田茂医師×守田敏也さん(フリーライター)のトーク
■11月27日(日)午後1時30分~4時30分
■ラボール京都 4階第8会議室 (中京区四条通御前西北側)
▼資料代 500円
京都「被爆2世・3世の会」は昨年「被爆二世健康実態調査」を行いました。今回の企画で私たちはこの成果をみなさんと共有したいと思っています。
三田医師は福島原発事故で被災した子どもたちなど3,000人以上を診療してこられた医師で、東京都小平市から岡山市に移転されています。私たちはその三田医師に「被爆二世健康実態調査」の結果の読み解きをしていただきました。
今回、三田医師をお招きし、首都圏のたくさんの子どもたちなどを診られて経験からつかまれてきたこと、調査の読み込みを踏まえての、原発事故被災者の問題と重ね合わせたお話をしていただきます。
講演後に私たちの会員であるフリーライターの守田敏也さんと三田医師との対談で問題をさらに深め、みなさんと一緒に今何をなすべきかを考える場としていきたいと思います。
三田茂医師プロフィール
東京都生まれ。小平市で先代から続く三田医院で長く診療を行う。福島原発事故後、被曝影響が懸念される首都圏の子どもたちを中心に3,000人以上の甲状腺や血液の検査を行い、必要な診療を続けてきた。
この過程で被曝の深刻な実態をつかむとともに同様の検査の実行を多くの医師に訴えてきた。
2014年4月に先代から51年続いてきた医院を断腸の思いで閉じて岡山に移転・開業。自身や家族の防護だけでなく人々に避難を促すための転地でもあった。その後も精力的に全国から訪れる人々の診察を続けている。
京都「被爆2世3世の会」
電話075-811-3202
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【ホテヴィラ最後の日、ありがとうロクローさん支援パーティー】
◯日時 11/27 12:00~21:00
◯会費 2000円+別途ドリング代
◯趣旨
11月27日、ノンベクキッチンホテヴィラ最後の日。集って、大パーティーをやりたいのです。
感謝し、労い、励まし、支援する大パーティー。
共感してくれる人はちょっとカンパを持って集まってくれたらありがたいです。またいつか希望の明かりをみんなで灯したいと思います。
福島原発事故でたくさんの放射能が飛び出して、子どもも大人もみんな危険にさらされたとき、ロクローさんは起ちあがった。
採算度外視で放射能測定機を個人購入し、NONベクレル食堂を京都・岩倉に立ち上げました。
ここにはたくさんの人々が集ったのです。
同時に「政治を変えなあかん」と京都市議選にすら立候補しました。
選挙では大奮戦したけれど当選には届きませんでした。
精神的にも、資金的にも辛い中でも、ロクローさんはキッチンに立ち続けました。
そこから「子どもたちに安全・安心を」という選挙でも発したメッセージを伝え続けました。
しかし、時代はまだ一歩、ロクローさんについてこれていなかったのだと思います。
誰もができることじゃない。
でもこういうことをする人がいるからこんな世でも希望が持てる。
何か面白いことが起こるんじゃないかと思えてくる。
そんなロクローさんに勝手に感謝したいと思います。
労いたいと思います。
励ましたいと思います。
そしてこの勝手連で資金的に援助したいと思うのです。
「ありがとうロクローさん募金勝手連 」
代表 丹下紘希、鎌仲ひとみ、守田敏也
来れない人はちょっとだけでも、カンパを送って頂けたらきっと、励みになると思います。
郵便振替
口座番号 00900-2-331664
加入者名 ノンベクキッチン ホテヴィラ
( 郵便局の払込取扱票に、住所、氏名、電話番号明記の上、通信欄にメールアドレスを記入してください。よろしくお願い申し上げます。)
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子どもと一緒に募金箱作りました。
思い出し笑いしちゃうような。
花が鼻から咲くような気持ちの募金箱。
クラウドファンディングを立ち上げる余裕がなく、ならば勝手にオールドスタイルな「募金箱」だな、と思ったのです。
止むを得ず閉店となった店主のロクローさんの置かれている状況を知りました。
勝手に独りクラウドファンディングみたいにやるつもりが、鎌仲ひとみさん、守田敏也さんも一緒に加わってくれました。
是非、最後の日にロクローさんを送り出すために集まりましょう。
《丹下紘希》
311以降、この国に放射性物質が循環するようになりました。
まずは子どもたちに食べさせる食品は放射性物質が入ってないものにしたいという多くの人々の思いを具現化したノンベクレルキッチン。
ロクローさんが社会に提案した「ノンベクレル」はものすごく大事。なぜなら、放射性物質は地球上最悪の有毒物質の一つだから。
その考え方をもっと広く、この社会にしみこませていきたいですね。
今回はホテヴィラの閉店は残念だけど、ロクローさんのこれからの取り組みをみんなで後押しいたしましょう!
《鎌仲ひとみ》
放射線被曝をから命をまもるためいち早く測定器を自腹で購入してNONベクレル食堂を立ち上げ、さらにノンベクキッチンホテヴィラを運営してきたロクローさん。
世の中よりも数歩進んでいたため資金がショートしてしまいましたが、必ずこの先、世の中がロクローさんに追いついてきます。
そのときのためにもロクローさんがどのような形でも命を守る活動を継続できるようにするためにみなさんに援助を訴えます!
《守田敏也》
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《丹下紘希》(たんげ こうき)
人間、自由無人党員、映像作家
1968年11月24日生まれ。東京造形大学卒。ミュージックビデオの監督、ジャケットデザイン、障害者の就労支援啓発や幼稚園のアートディレクションなどを手がける。架空の政党「自由無人党」の一員。97条の会の発起人の一人。
《鎌仲ひとみ》(かまなか ひとみ)
早稲田大学卒業後、現場でドキュメンタリー制作を学ぶ。
カナダ・NYを経て95年帰国後テレビ番組、映画を多数監督。
イラク取材をきっかけに、核を巡る三部作
「ヒバクシャ—世界の終わりに」(03年)
「六ヶ所村ラプソディー」(06年)
「ミツバチの羽音と地球の回転」(10年)を完成。
3.11後は「内部被ばくを生き抜く」(12年)を作成。
最新作は「小さき声のカノン」目下、日本中で上映中。
制作スタイルは完全な自主制作であり、その配給も劇場に加え、市民による自主上映を中心に展開しその回数は国内外で3000回を超える。
《守田敏也》(もりた としや)
同志社大学社会的共通資本研センター客員フェローなどを経て社会問題に幅広く関わり福島原発事故降は被曝地を何度も訪問。各地で放射線防護の講演を行う。広海ロクローとも度々行動を共にしてきた。
篠山市原子力災害対策検討委員会委員。著書に『内部被曝』『原発からの命の守り方』がある。
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【ノンベクキッチン「ホテヴィラ」】
http://non-bq.net/
https://www.facebook.com/nonbq.hotevilla/
無農薬、省農薬の食材を中心に、さらに放射性セシウム不検出の食品のみを使用し、安心して飲食をしていただく事に配慮したお店です。
※「ありがとうロクローさん募金箱」は閉店まで店内に設置させて頂いています。
※席数が13席と、少し手狭になっていますので、イベント当日は立席とさせて頂きます。
◯営業時間 12:00〜21:00 ※27日閉店まで毎日営業
◯TEL(電話予約可)075-200-2885
◯住所 中京区三条猪熊町645-1 1F
◯アクセス
・阪急京都線 大宮駅 徒歩7分
・地下鉄 二条城前駅 徒歩7分
・JR 二条駅 徒歩13分