富田パソコンサークル (Tomita PC Circle)

京都の京丹波町富田の「公民館」をホームに活動するパソコンサークルのブログ。

ソフトがおかしくなったわけではありませんよ

2006年02月19日 | パソコン

時折、「私のソフトがおかしくなったんやけど」と質問されることがあります。さてどんな異変が起こったのかとのぞいて見ると、多くの場合「表示」が変更されたにすぎないことがあります。原因は、様々でしょうが何かの誤操作があったのでしょう。ソフトそのものの操作画面は、これでないとだめというように固定されたものではありません。それぞれの人の使い勝手にあわせるように、わざわざ変更できるように工夫されています。したがって、ちょっとしたことで変わってしまうのは当たり前です。使い勝手にあわせることを「カスタマイズ」するといいます。

「いつもと違う」ということにあわてがちですが、「表示」が変わっただけかも知れませんので、まずメニューバーの「表示」というところをのぞいてみましょう。幸いにもほとんどのソフトのメニューバーには内容こそ異なっていますが、「表示」という項目があり、画面表示に関する機能が備わっています

メールをOutlookExpressでお使いのあなたの場合、画面表示が変わった時は、「表示」メニューのレイアウト(配置という意味です)をクリックします。この中のいくつかの項目のチェックがはずれているかいないかで表示を変えることができます。

ワードの「表示」メニューは、文書の印刷、配置に向けたメニューが用意されています。ワードでいうレイアウトとは、それこそ文書そのもののレイアウトを意味していますので、冒頭の「なんか変わってしもた?」という問いかけに関する内容は、むしろこの中の「ツールバー」というところにあるのでしょう。これをクリックすると様々な項目が現れると思います。その左側にチェックが入っている項目が画面上に現れているのです。たとえば、画面上からワードアートが消えたとします。これを復活させたいときは、「図形描画」とかにチェックを入れる(項目をクリックするとできます。)と再びワードの作業画面上に現れるのです

エクセルにある「表示」メニューには、「改ページプレビュー」というのが用意されていますがこれは、長い表をこしらえた時、あらかじめページ設定で設定された用紙に区切って表示できる機能です。エクセルのツールバーには、さすがにほかにはないほどの豊富な機能が備わっています。そのうえ、インターネット上で公開された新たな機能を簡単に付け加えることもできます。

そのほかのソフトも「表示」には、違いこそあれ同じような機能が加わっています。

「あれ、みんなと違う!」とあわてる前に、そうではなくてみんなと違うようにできているんだということを知っておいてください。パソコンやパソコンのソフトは、決まった手順を覚えるのではなく、自分の使い勝手のよいようにあわせることを目的にしています。画面の表示は簡単に変えることができます。ちょっとしたことで変わってしまうのは、「面倒くさい」と思わず、あって当然の便利な仕組みなのです。

あなたも「カスタマイズ」に挑戦して、自分のパソコン(馬から落ちて落馬したみたいな言い方ですが・・・)をつくっていきましょう。

ただし、いじくり回して何が何じゃらわからんようになるおそれもないとはいいませんが、むしろそれくらいいらわないと「カスタマイズ」の道のりは遠いかも知れません。少々の後始末は任せてください。

むしろ、ツールバーのアイコンにばかり頼っていると、ソフトの本当の機能に気づかないこともあると思います。初めのうちは、探検するつもりで、メニューバーのそれぞれの項目をのぞいてみたり、メニューバーから機能を使うようにしましょう。


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