『まほろ駅前多田便利軒』 三浦しをん
あのハチャメチャエッセー
の後の小説。興味津々で借りてきました。
う～ん。
面白いんだけれど、漫画みたい。
人物設定も物語も、かる～い漫画を読んでいるようでした。もしくは、大人版「コバルト文庫」？
直木賞作家ということで、違うイメージを抱いていたので、ちょっと驚きです。
でも、面白いことは、面白かった。
次のページが読みたくて、やめられなかった位だもの。
テレビドラマを見ているような、スピード感もありました。
それにしても、三浦しをんさん。小川洋子さんのエッセイを読んだ後、あまりに普通の人で驚いたのとは、逆バージョンです。
エッセイでは、どう考えても普通じゃない（笑）しをんさん。
小説の方は、意外にも、「普通に」楽しかった。変な誉め方
でも、私は『風が強く吹いている』がオススメです。勤務先の中学校で生徒たちにすすめまくっています。こももさんもよかったら読んで見てください。
まほろ駅前は、町田？
そうかあ。そうかもしれないですね。神奈川と東京のハザマのような街。たしかに。
そう思うと、私も親近感です。
昔、よく通った街なんですよ。友だちが相模原に住んでいたので、町田が待ち合わせ場所でした。
himaさんは、町田に住んでいらしたんですねえ。
昨年、映画を観に、久しぶりに町田に行きましたが、相変わらず、雑踏とした街でした。
基本的に人混みは苦手ですが、でも、なんとなく居心地が良かったりする所もあります。田舎モンがいても浮かない街
さて、「風が強く吹いている」おススメなんですね！
実は、いつも遊びに行っている書評のブログでも、「これは、いつものしをんちゃんじゃない！良い！」という感想があって、読んでみようかなあと思っていたんです。
himaさんのコメントを読んで、即効、予約しました
でも、61番目だそうです
話題の作品を図書館で借りるのは、大変です。
himaさんの学校の生徒さんは、ものすごく、幸運なのです。そこのところも、是非、生徒さんに強調しておいて下さい
だって、漫画みたいですもん。
ただ、正直に言うと「直木賞作家？え？」という感じでは、あります。
面白いですよ。面白いんですが・・・軽いです。
私は、好きですけれど（エッセイを読んで、しをんさんのハチャメチャぶりに、親近感を抱いているせいかもしれませんが）、物足りないと思う人もいると思います。