『コロちゃんのクリスマス』 エリック・ヒル作
クリスマスなんて、まだまだ先のこと・・・という時期に、娘が本棚から選んできました。
これを読んで、「あ、今年もクリスマスコーナー作らないと。」と思ったんでしたっけ。
しかけ絵本なのに、しかけをめくることに執着していない娘に、驚きました。
大きくなっちゃったねえ。
『おおきいツリー★ちいさいツリー』ロバート・バリーさく 光吉 夏弥 訳
息子が、あまり好まなかったので、ほとんど読まれないまま、本棚で眠っていた本でした。
娘は、とっても、とっても、気に入ったようです。
「えー!またーっ!!?」と、ツリーの先っぽが切り落とされるたびに、楽しそうに声をあげていました。
途中から、絵が、ツリーの大きさ(小ささに)に対応できてない気がするんだけど・・・
ま、大人のツッコミは、いらんですね。
『まりーちゃんのくりすます』 フランソワーズ文・絵 与田準一
息子が、こよなく愛していたクリスマス絵本。
「読みたくない!」という娘に、高校生の息子が「どんなに、まりーちゃんが面白い女の子なのか」を
とうとうと話して聞かせているのを眺めるのは、最高に、楽しかったです。
息子が、あまりに勧めるので、一度だけ読みましたが、娘には、まだ、この本の本当の面白さは
理解できない様子でした。
って思ったけれど、あんなに笑えるのは、この世で、息子だけかもしれない。
『エリーちゃんのクリスマス』メアリー・チャルマールさく おびかゆうこ訳
可愛い、可愛い、小さなクリスマスの物語。
ただただ、可愛いと思う母の横で、娘は、例のサンタさんの登場を心待ちにしています。
世間一般でいう「サンタさん」とは、全く、違うサンタさん。
まあ、見た人がいないのだから、どのサンタさんが正しいのかなんて分からないのだけれど、ね。
でも、サンタさんは妖精なのだから、実際のところは、この本のサンタさんが近いのかもしれない?
と、私は、ひそかに思っているのであります。
とにもかくにも、娘は、この本のサンタさんが大好きで、先日、仕事で遅い父さんが、珍しく早く帰って
きたら、せがんで、せがんで・・・・・・。この絵本を読んでもらっていました。
でも、物語そっちのけ。
「ほら、このサンタさん、みてみて!」
と、サンタさんを指さして、大騒ぎでした。
『やかまし村のクリスマス』アストリッド・リンドグレーン作 イロン・ヴィークランド絵 おざきよし訳
娘とも、リンドグレーンを楽しみたい。ずっとずっと、考えてきたこと。
今年から、ようやく、その夢が動き出しました。
ロッタちゃんに続いて、やかまし村。
出会うのが遅かったせいで、息子は、やかまし村を読む機会を逸してしまったのでしたっけ。
これから、娘と楽しめると思うだけで、母にとっては、最高のクリスマスプレゼントです。
そんな「やかまし村」のクリスマス。
こんなクリスマスを過ごしてみたい。子どもなら誰でも、いえ、大人だって、そう思います、きっと。
娘も、憧れのまなざしで、ずっと、絵本をのぞいていました。
大好きな仲間と過ごすクリスマス。それだけだって憧れなのに、みんな、お隣り同士なのだものねえ。
息子は、近所に仲良しの友達がたくさんいて、真っ暗になるまで遊び続けていたのだけれど、娘と同じ年の子は、
残念ながら、すぐ横には暮らしていません。
「お兄ちゃんは、いいなあ。」
全員が、別々の高校に進んだのだけれど、今でも、夜遅くまで、家の前で(くだらない話で)盛り上がっている
お兄ちゃんを見ながら、いつも、娘がつぶやきます。
大好きな「ふたご」になりたいお友達が、隣に暮らしていてくれたら。
娘の想像は、さらに膨らんでいるようでした。
隣に住んでいるなら、お母さんが2人いてもいいものねえ。
『子うさぎましろのお話』 佐々木たづ 文 三好 碩也 絵
出だしが、かなり、強烈なインパクトなので、どんなに恐ろしい結末が待っているだろうかと、つい想像してしまい
そのドキドキが心に引っ掛かったまま、読み続けることになってしまいました。
全体的に、静かな雰囲気であることも、そう思わせてしまう原因かもしれないけれど。
娘が、私のように想像していたかは知らないけれど、ちょっと緊張した面持ちであったように思います。
なんとなく、娘のドキドキが伝わってきた・・・気がします。
面白かった。
よかったね。ましろ。