ぼちぼち日記

大切な日々のこと

11月最後の日

2012-12-02 15:58:37 | 赤ちゃん日記~娘さん日記



棚の上に飾った「ぐりとぐらのうたうた12つき」。
毎月ページをめくって、娘と2人、声をあわせて読んで、過ごしました。
私は、気が付かなかったのだけれど、娘は、ちょくちょく、先のページもチェックしていたようで
「12月の楽しいから、早く、一緒に読みたいなー」と、かなり前から、言っていました。

そして迎えた、11月の最終日
「明日は、12月だよ。ページめくるの楽しみだね。」そう声をかけたら、娘さん、突然、
「サンタさんに手紙を書かなくちゃ!」と、言い出しました。

・・・・・・・・ううむ。
手紙は、書かないって言ってたハズなんだけれど、いざ、12月となったら、焦ったか・・・。
最近、「わ」と「お」には、2つの書き方があると理解できてきた娘さん、いちいち、質問にくるので、
幸か不幸か、しっかり、プレゼントに何をお願いしたのかが解りました。
プレゼントのリクエストは、なんと!なんと!なんと!「もーも」ではなく・・・・・

「ちいさい くりすますつりー」!!!!!

大どんでんがえし!
えーと、えーと。これは、どういうことなのだろうか・・・。
「ちいさい くりすますつりー」ってイッタイ・・・

「12月だから、もう、サンタさんは、プレゼントを袋につめないといけないよ。
変更は、出来ないんだよ?なんてったって、世界中の子どもにプレゼントをあげるんだからね。」

釘をさしたけれど、娘さん、またもや胸をはって

「うん。いいよ。ちいさい くりすますつりーがいいんだから。」

と言って、しっかり、手紙に書き込みました。ちいさい くりすますつりーをくださいって。
おもちゃに変更される可能性は考えていたけれど、この展開。
本当に、面白い人だなあー。

・・・・と、感心している場合じゃありませんでした。
なんと、そのあと、書いた「サンタさんへの手紙」を何処に置いておくか?で、大パニック。

まずは、我が家に「えんとつ」がないことが、第1のパニックポイント。
第2に、サンタさんが、どうやって、手紙のある場所を見つけてくれるのか。
第3に、もしも、サンタさんが手紙を受け取るのが、プレゼントを持ってくる日だったら、どうするのか。

以上の3点が、頭をぐるぐると回ったらしく、娘さん、久しぶりの半狂乱。
おうおうと、泣き叫び始めました。毎度、毎度、どうして、こうなっちゃうんだろうなあ。

「どこに、手紙を置いたらいいんだよーっ!」

叫ぶ娘。その言葉づかいに、その地団駄・・・。やっぱり、ロッタの再来?

でも、さすが5歳。しばらく、私の横で、泣き叫んでいたけれど、そのうちに、布団の中に移動して、
1人で泣いて、クールダウンして帰ってきました。
怒りのパワーを大爆発させると、何ごともなかったかのように落ち着くのが、娘さんです。
(その「何ごともなかった」加減に、周りの大人は、かなり、呆れます)
軽やかに階段を下りてきて、母に、報告。

「お母さん。手紙は、枕元に置いておくことにした。」

「そう。決まって良かったね。」

笑顔で、返した母。母も、5年も、娘の母をやっているので、爆発中に、何を言っても収まらないことを
習得し、嵐が去るのを、自分でもびっくりする位、冷静に見守ることが出来るようになりました。
これは、今年、最大の自分発見です。
でも、こんなんで、小学校生活が送れるのかなあ・・・と、ちょっと不安なんですけどね。



で、今年も幼稚園から配られた「献金箱」は、去年同様、「元気に幼稚園に行けたら献金」に
加え、「にこにこ献金」も、することにしました。
「にこにこ笑顔で一日が過ごせたら、知らない誰かも、にこにこ笑って暮らせるようにと祈って献金しようね」と。
先生からは、「お手伝い献金」をしましょうと提案があったと娘が言い張るので、プラスして、「お手伝いできたら」
献金もです。あんまり献金することが多いので、無理せず、献金1回につき1人1円。

この幼稚園に入るまで、募金って、誰かに「あげる」ためのものだと思っていたのだけれど、最近、ちょっと
違うかなって思います。なんか、献金って幸せ貯金みたいです。
だから、献金箱の前の私は、とても満ち足りた気持ちでいます。
たまれ、たまれ、私の幸せ。そして、ちっぽけな私たちの幸せが、誰かを励ます手助けが出来ますように。

ちなみに、この日・・・・。
サンタさんへのお手紙騒動だけでなく、幼稚園の帰りにも、大爆発していた娘さん。
「中間テスト前で部活なし」のお兄ちゃんが待つ家に、お友達を連れて帰って遊びたい!と言い張って、
奇声をあげる程ではなかったけれど(娘さんの泣きっぷりの中では、比較的、軽い泣き方)、
思い切り、大泣きしました。指名されたお友達とママが、困ってしまう位に。

でも、夜、献金するときに、
「今日、一日、にこにこで過ごせた?」と聞いたら、娘さんったら、最高の笑顔で・・・・・

「うん!」

そうか、そうか。
幼稚園の出来事も、「サンタさんへの手紙をどこに置くか」事件も忘れたかー。あはは。
これが、11月最後の日、一番、母が大笑いした出来事でした。毎日が、エキサイティング!