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ぼちぼち日記

大切な日々のこと

サンタからの手紙

2008-12-31 16:50:18 | つぶやき



『ファーザー・クリスマス』。
指輪物語で有名な作家トールキンのユーモアと愛情がたっぷり詰まった、この本を
息子と一緒に楽しんだのは、去年の12月のことでした。
それ以来、本は一度も開いてはいないのだけれど、クリスマスの話になると、息子の
口から出るのは、この本で語られるサンタクロースの生活ぶりのことでした。
そして、今年、この本が大活躍。
そうです。この本と同じように、サンタクロースから、息子に手紙が届いたのです。

来年は中学生の息子。
我が家では、両親からのプレゼント、両家のおばちゃん達からのプレゼント、
両家の祖父母からのプレゼント、それに、サンタクロースからのプレゼントという、
たくさんのプレゼントが、いつも、ツリーの前に並びます。
この状態をいつまで続けるのか?何度も、何度も、夫婦で話し合いました。

本当は、息子が、自分から卒業してくれるのが一番だったのですが、どうやら、
息子くん、サンタクロースを未だに信じているらしい。
いや、もしかしたら、プレゼントをもらうために信じているのかもしれない?
なんて、話し合いは、いつも平行線。
パパは、「中学生になったら、当然、サンタは卒業だ!」の意見をかえず、そこで、
私も、最後に手紙を渡すことで、卒業にしようということになりました。

手紙を渡すことで、サンタクロースの手伝いをしている人のことがバレてしまうのでは?
クリスマスを前に、もう一度悩んだけれど、そこは、6年生。
それはそれで、私達の気持ちを理解してくれるだろうと決心しました



手紙は、もちろん、トールキンの本を片手に、寒さに震えた文字で決まりです。
しかも、スペシャルにふさわしい内容にしようと、息子の好きな推理小説風の
「暗号」付きの手紙にしました。
まずは、娘へのプレゼントと並べて、息子への手紙。
そこに、プレゼントの「ありか」が隠された暗号が書かれているという寸法です。
それだけでは、つまらないと、母さん、調子にのりました。

最初の暗号を解くと、まずは、一つ目のプレゼントと、さらに、暗号付きの手紙。
その暗号を解くと、またプレゼントと暗号付きの手紙。
最後の最後に、息子が欲しいと言ってサンタへの手紙に書いていた「漫画」の
入った袋と、今まで手紙をありがとうの手紙。
差出人は、もちろん、「北極 崖屋敷 サンタ・クロース」です。

内容は、「私って、詐欺師?」と思うほどスラスラと書けて、自分でも驚いてしまいました。
もしかしたら、サンタクロースが、本当に、のりうつったのかもしれないと、今でも
思うくらいです。
そのせいか、最後のプレゼントに添えた手紙にも、「さようなら」とか「最後」の文字は、
書かれませんでした。

「これからもずっと、わしを忘れないでいておくれ。」

どうして、さようならを書かなかったのか。その答えは、きっと、サンタ・クロースだけが
知っているのでしょう。
暗号は、新聞の文字を切り貼りする作業で、とても一人でこなせなくなった為、
旦那さまが、心良く引き受けてくれました。それにしても・・・・・・
プレゼントの隠し場所をシャッフルして、貼り付けていくときの気持ちの高揚たるや!!
夫婦で、ワイワイと作業。なんとも、楽しい時間でした♪

そんなこんなで、駐車場の車の中から、息子のベッドの横の引き出し、最後は、
屋根裏部屋にまで隠されたプレゼントをめぐって、クリスマスの朝は、大変な
事件がおこりました。
私は、娘が泣いていたので一緒にいられなかったのだけれど、旦那が教えてくれたには、
最初は、手紙だけが置かれているのを見て、涙すら浮かべていた息子が、どんどん
手紙に引き込まれていくのがわかった!のだとか。

ばれちゃうかなあ・・・・・そんな不安も、全く、見当違いに終わったようです。
旦那が、夜、私に「驚いたよ。」と声をかけました。
息子くん、サンタ・クロースからの手紙を、大切そうにリボンで結び
(いつも、私が書いてあげる誕生日カードなんて、1週間ぐらい、リビングに放置してある
のだけれど)、愛おしそうに抱えて階段をあがっていったとか。
そして・・・・・・・・そのとき、興奮あまって、ブツブツと独り言を言っていたのだそうです。

「ありがとうサンタありがとう。ありがとう。ああ。これで、もう、充分だよ!!」

「あいつ、やっぱり、本気で信じてんだな」ーって、旦那。
本当にねえ。
この12年間、ずーっと、ずーっと、サンタ・クロースとの時間を大切にしてきて良かったねえ。
でもね。その息子のひとり言を聞いて、私も教えてもらった気がするのです。
サンタ・クロースは、プレゼントを用意する人にも、大切な大切なプレゼントを
くれていたのだなあって。
小さかった息子と一緒に書いた、サンタへの手紙のこと、旦那と二人、夜中にこそこそ、
プレゼントを用意したこと。すべてが、夢のように思い出された素晴らしい瞬間でした。
サンタ・クロースよ、息子よ、本当にありがとう。