急いで作ったお団子は、ちょっとイビツ。
昨日は、十五夜さん。
去年までは、職場の年中行事で「団子づくり」をしていたので、その流れで、家でも、必ず作っていたお団子。
けれど、今年は娘もいるし・・・と、ちょっとおサボリしちゃおうかなモードでした。
ところが、学校から帰ってきた息子の第一声は、
「それじゃ!オレ、ススキとりに行ってくるから!団子よろしく!!」
えー。上新粉、買ってないよー。
上新粉は、パパが会社帰りに買ってきてくれることになり、息子は、友だちと一緒に、すすきとり。
おまけに、我が家で19時から「お月見パーティー」をすることに決めて、帰って参りました。
まったくもう。私は、君たちのパーティの準備係かい!
去年までは、一緒に団子をまるめることの方に興味があったのにね。
夕飯は、困ったときの「マーボー豆腐」に助けてもらい、なんとか、19時までに、団子の用意完了。
そして、息子の友だちは、19時きっかりに、妹を連れてやってきました。
息子と二人、キャンプ用の椅子に腰掛け、何やら楽しげに話しています。
まだ一年生の妹さんは、早速、飽きてしまって、家の中の娘と遊びたい様子。
「大人が一緒じゃないと、つまらないよー。」と、必至に、私達を仲間に入れようと頑張っています。
ところが、男二人は、プンプンで
「子どもだけだから、楽しいんだろ?そんなこと言う人は、もう連れてこないからね。」
と、断固、大人拒否。
すすきを取りに行った時に買ってきた「コーラ」で、乾杯し、
「やっぱり、月見はこうでなくちゃねー」などと言い合ってる。可笑しい。
シミジミとつぶやいた友だちくんの台詞が、また、可笑しかった。
「ああ、癒されるねー。こうしてるとさあ。」
ぷぷ。何の悩みもなさそうに見えるけれど?君たち??
そのうち、双眼鏡を取り出して月を観察しようということになった、子どもたち。
あらあら、現実的なお月見だこと。やっぱり、今時の子どもなんだねえ。
ところが、息子くん・・・
「すげえ、月の中に、ウサギがいる。本当だったんだ!」
・・・・・・・。また!やめなさい。友だちが引くでしょう!!
ところが、どれどれと、友だちが覗いたのですが・・・
「本当だ!まじでウサギいる。」
そして、二人で・・・シミジミと「本当だったんだなあ。」
・・・・・・・。本気?
さらに、息子くん・・・
「すげえ、月、めちゃ動いてる。ほら、ほら!!もう、ずれた」
友だちも、もちろん、
「本当だ。すげえ、すげえ、動いてる。やっぱ、地球は動いてんだよな。」
そ、それって、双眼鏡を握る手がぶれてるだけだろう?
たまらず、口だししてしまった母。ところが、
「お母さん知らないの?地球はね、動いてんだよ?先生が言ってましたー。」
と、猛反撃。
楽しい席なので、それ以上は、口だししませんでしたが、
目に見える程に動くって、どんだけの早さだってことなんだよ!君たち!!
約束通り、30分で終了したお月見パーティー。なんとも、愉快なお月見でした。
そうそう。男二人の会話に聞き耳たてたところ・・・
「お風呂掃除の手伝いをやらされて、どんな失敗をしたことがあるか?」
について、熱く語っていました
ドアを開けっ放しで水を流して、脱衣場を濡らすとか、湯船の栓をせずにお湯を入れるとか。
そんなことを競い合ってどうするんだ?男子諸君!
十五夜の夜。息子たちが、癒しを必要とする悩みの元を知った、母なのでした。
本当に、あんたたち、お馬鹿さんで可愛いわね。
そんなことを思いながらの片付け。これは、なんとなく・・・だったのですが
ためしに、私も、双眼鏡で月をのぞいてみました。
すると・・・・・本当に、ウサギが!
ちゃんと、耳もあるし、おしりもふっくら膨らんでいます。
ほ、ほんとうにいるんだ。ウサギ・・・。知らなかった。
時間に余裕のある方、是非、双眼鏡でのぞいてみてください!!