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ぼちぼち日記

大切な日々のこと

『はれときどきぶた』

2006-09-25 07:34:57 | 息子が一人で読んだ本
『はれときどきぶた』 矢玉四郎

身体の調子が良いので、仕事が休みの日にも、ようやく出かける元気が出てきました。そんな訳で、昨日は、久しぶりの息子との図書館!
息子は、前の日から、「リンドグレーンと、名探偵シリーズと、『はれときどきぶた』を借りてくる!」と意気込んでいました。

『はれときどきぶた』は、担任の先生が読み聞かせしてくれたという本。
その日、学校から帰ってきた息子は、「スゲエおもしろい本、読んでもらった!」と、興奮気味に、内容を語ってくれましたっけ。
その興奮具合ったら!聞いてるこっちの方は、本の内容より、興奮している息子の方が、おかしいほどでした。
それにしても・・・『はれときどきぶた』。題名は知っていましたが、いったい、どんな本なんでしょうか?ちょっと、興味津々。

そんな訳で、早速、借りてきた本をのぞいてみる母。
おもしろそうだけれど、そんなに興奮するほどかしら?ちゃんと読んでみたら、違うのかしら?今日の夜が楽しみだわっ~なんて思っていたら、息子が、きっぱりと宣言。
「その本は、自分で読むから!」

え~!!
じ、じ、字が小さいよ~!今までになく小さいよ~?!
他の子なら、2年生で読めるかもしれないけれど、き、君がですか~?
幼年童話シリーズですら、自分で読むのを嫌がる君が~?

そうかあ・・・。先生が読み聞かせてくれると、「自分で読みたい!」と思うんだ。
すごいなあ。先生。
私と一緒に読んだ本が、学校の文庫にあると、〈読書の時間〉に読むことはあるらしいけれど、家で、遊ぶ時間を削ってまで、本を広げようとは思わないみたい。
「=自分で読みたい」には、ほとんど繋がらないのよね。そのために、読みきかせしている訳ではないけれど、国語の教科書の物語すら面倒がる息子には、ほとほと閉口していました。
どうやら、読み聞かせに力を入れているらしい、今年度の息子の学年の先生方に、改めて、感謝です。子どもの本離れを救うには、やはり、家庭と学校、両方の力が必要なのかもしれませんね。
それにしても、先生って、特別なんですね。子どもにとって

『伝承おりがみ・伝承あやとり』

2006-02-01 18:26:42 | 息子が一人で読んだ本

『伝承おりがみ・伝承あやとり』
編・童話館出版編集部 /絵・ヤスダ イクコ

息子の最近のお気に入り、2冊目。
息子は、幼稚園の頃からの折り紙好き。
配本サービスから、この、折り紙の本とあやとりの本のセットが送られたとき、息子が、どんなに喜んだことか!


その時、息子は、あやとりの本の方には、全く、興味をしめしませんでした。
配本されてから、たぶん、一年?
二年?近く、本棚に眠っていたと思います。
ところが、2週間ほど前、突然、引っ張り出してきたのです。
そして、あやとり用の毛糸をくれと・・・

なぜ、突然あやとりなんだろう?
その日から、彼は、ゲームボーイもしないで、あやとりに没頭。
学校の休み時間にもやっていると言うし・・・
毎晩の読み聞かせの間も、話に耳を傾けながら、手は、あやとりの怪しい動き・・・
その熱中する姿を微笑ましいと思うべきなんだと、心ではわかっていても、どうしても、頭がそうは思ってくれません。
男の子、しかも3年生の男の子が、あやとり・・・

息子は、随分やんちゃになっとはいうものの、やっぱり、気弱なところがあるので(それなのにマイペース、頑固っていうところが、また難しいのです)、友だちにバカにされたりしないだろうか?真っ先に、それが心配になりました。

息子は、変わった発想の持ち主で、今までは、それが友だちを惹きつけてきたように思います。
でも、個性の強い子は、排除される(いじめられる)と、よく聞きます。
もう小学3年生。クラスの中には、そういう、気持ちが芽生え始めているやもしれず・・・母の心配は募ります。

とうとう、耐えられなくなり、先日、思い切って質問してみました。
なんで、そんなにあやとりが好きなの?
息子は、楽しそうに答えます。

あのさ~、図工で版画をやってるじゃん!それで、毛糸を持っていったじゃん!そしたらさ~、○○が、あやとり始めてさ、クラスみんなでやってんの。授業中にやってるやつ、3人はいるよ。今日なんかさ、とうとう△△まで(クラス一の乱暴な男の子)やったんだよ!すげえだろ!

取り越し苦労?というか・・・反省です。
今まで、息子の何を見てきたんだろ?私って、何を大切に子育てしてるんだろ?
駄目だなあ・・・。また一つ、大切なことを教えてもらった気がします。

息子のクラスでは、あやとりが流行っています。


『ワッハワッハハイのぼうけん』

2006-01-30 09:00:26 | 息子が一人で読んだ本

『ワッハワッハハイのぼうけん』
谷川俊太郎・作 /和田誠・絵

毎晩の読み聞かせが、定番『かいぞくポケット』に入ったので、今日は、最近の息子のお気に入りを2冊、記しておこうと思う。
まず一冊目。

この難解な題名の本が我が家にやってきたのは、去年のクリスマス。
知人が、息子にプレゼントしてくれたのだ。
しかし、早々に、母は白旗をあげてしまった。
げ~!ナンセンス絵本だ~!!

なにを隠そう、私は、ナンセンス本が苦手。
かの有名な長新太さんの本も、ごく最近まで、全く読んだことがなかったのです。
それが、配本サービスから『ノンビリすいぞくかん』という本が送られてきて以来、その独特な魅力にとりつかれてしまい、絵本も手に取るようになりました。

他にも、メルヘンチックな絵・アニメのような絵の本が苦手です。
けれど最近、ブログで絵本紹介の記事を読むようになり、考え方に変化が・・・
今まで、苦手、苦手と言って、良い本と出会う機会を逃してきたんじゃないか?
しかし、このワッハワッハハイは、その思いをも砕くナンセンスなんだな~

ワッハワッハハイの話をしよう。ワッハワッハハイは人間である。ワッハワッハハイは男である。
年は、5さいより上、15さいより下である。きみが、きょねんこの本を読んでたら、ワッハワッハハイは5さいだった。ことし読んでるとすると6さい、来年読むとすると7さい、さらいねん読むとすると8さい…というぐあいだ。だから、9年いじょうたってからこの本をよまないでくれたまえ・・・

はあ~?
白旗をあげてしまった母に、けなげに読み聞かせしてくれる息子。
しかし、読んでいるうちにゲラゲラ笑いだし、最後には、笑いすぎで泣きだしてしまうのです。
何が、そんなにおかしいんだ~!
おまけに、笑いすぎで疲れてしまうのか、3章くらい読むとやめてしまいます。
普通なら、次は、この続きから。けれど、違うんです。

ワッハワッハハイの話をしよう。ワッハワッハハイは人間である・・・

また~!?
けれど、
息子は、延々と繰り返します。
もう、一ヶ月読み続けているのに、未だに読み終わらない。
つまらないならともかく、自分で本棚から出してきて、楽しそうに読んでいるのに・・・
何故か読み終わらない!
誰か止めて~!
そしてとうとう・・・今月の半ば位から、最初の部分を暗記してしまいました。

ワッハワッハハイの話をしよう。ワッハワッハハイは人間である・・・

やめて~!
・・・とうとう、覚えてしまいました。私も。

もう、谷川ワールドの迷宮に、迷い込んでしまったとしか思えません。
怖いもの見たさに、読んでみようかしら?と、思うこともシバシバ。
けれど、どうしても、まだ開く勇気が出ないのです。
「どうしようかな?・・・いや、無理。」
ある意味、親子で迷い込んでます。


『紙とおり紙』

2005-11-24 06:35:52 | 息子が一人で読んだ本
『紙とおり紙』
小学館の学習百科図鑑

息子は、幼稚園のときから、折り紙が大好き。
最近は、めっきりやらなくなっていたのだが…昨日、お風呂からあがってきてみたら、何故か、この本に熱中していた。

我が家に何冊もある折り紙の本の中でも、特にシブイ装丁のこの本は、2年前に、京都の本屋さんからやってきた。
京都の友だちの家に遊びに行ったとき、本屋さんで見つけたのだ。
「こんな重いもの駄目。京都じゃなくてもあるから。」
いくら言っても言うことを聞かず、結局、自分で持って帰るという約束で、おみやげとして買ってあげた。
母のおさがりとプレゼントばかりの折り紙の本の中にあって、唯一、買ってあげた本なのだ。
これが、京都から帰ってきてからびっくり。あきのこないおもしろさ!折り紙好きだけあって、息子は、目が高いのかもしれない。

そんなイワクツキの本(しかも、めずらしく切り絵のページ)を開き、一生懸命、折り紙を切っている。でも、この本、難しいんだよね・・・。何度やっても失敗。半べそをかいている。
これは、切り絵だから、失敗したら失敗したで、本とは違う絵が出来て楽しいんだよと言うと、ぐちゃぐちゃに丸めてしまった折り紙を必死に広げて見ていた。
「本当だね。」と言いながらも、やっぱり悔しいのか、どこで間違えたのか調べている様子。時間はすぎ・・・

おかげで、『エーミール』を読む時間がなくなってしまった。
どうしても読んで欲しいというので、9時半までという約束で、二章を読み始める。
思っていた以上に読めて(エーミールのイタズラには行き着かなかったが)、ちょっぴり満足。したかな?