娘のピアノの先生が、「シンデレラの曲(ギロックの「ガラスの靴」)をやるので、お母さんに、シンデレラの本を読んで
もらってね♪」と仰ったそうで・・・・・・。
我が家の本棚にあるシンデレラは、世間一般の(ディズニープロデュースの)シンデレラじゃないけど、平気かしらと
心配しつつ、まあ、母も久しぶりに読んでみたいし・・・と読んでみることに。
いやー。怖いねえ。原作の「灰かぶり」は。
そして、王子さまの馬鹿っぷり。
だいたい、お父様が最悪でしょう。
娘は、灰かぶりが、とことんイジメヌカレルところと、
意地悪だけれど美しい(アニメ等では、お姉さまたちは美しくないけれど)お姉さま方が、お母さんに言われた通り、
足をナイフで切り取ってしまい、最後には、目がつぶれてしまって目が見えなくなるところで、
息をのみ、声も出せないほど驚いていました。
灰に豆をまかれて、そこから豆を拾い出させられるシーンで、「どういうこと?どういうことなの?」と、おびえたように
質問するのがやっとでした。
何より、灰かぶりに起こる魔法が、「魔法使いのおばあさん」からもたらされるものでなく、親友の鳥たちによるもの
であるというのが、一番の違いでしょうか。
(有名な靴がぬげるシーンが、実は、王子様の策略というのも、ちょっとショック)
いろいろと、ピアノの先生の説明と違ってしまったので、本を読み終わってから、アニメではね・・・・と、説明しました。
娘が最後に、おびえたように、
「そうだよね。アニメは、小さい子も見るからね・・・」と、自分に言い聞かせるように言いました。
うん。ディズニーアニメで、お姉さん達が、お母さんからわたされたナイフで足を切り取って、血まみれの靴で
王子様の馬に乗ったりしたら、全世界が震撼するもんね。
ディズニーは、とことんキレイなプリンセスの成功話にまとめているんだなーと思いました。
それにしても、グリム童話は恐ろしい。
あまりに恐ろしすぎて、ちょっと、はまりそうな母です。白雪姫も読んでみようかな。
でも・・・・・・・
娘のピアノの曲へのイメージが、変わってしまったかもしれず、そこだけが、ちょっと心配。