シモキタのtokyoboy

下北沢に居を構える初老オジのエクスサイズ、呑み歩き、美術館巡りなどの備忘録生活記録ブログ、含む膝蓋骨骨折リハビリ記録。

自衛隊は暴力装置: 北朝鮮による韓国砲撃事件に考える

2010-11-25 | ニュース

久方振りの時事ネタ。


事件の起きた勤労感謝の日、ジョギング→シャワーの後ビール、ビールと言いつつNHK19時のニュースに目を向けてビックリしました。


正直、戦闘状態というのは身の回りのこととして感じた事って精々9/11事件をアメリカ、デンバーで知ったのとその頃ワシントン他で起きた炭疽菌事件位が半世紀を超える人生での記憶…

自らの身体にまで影響が及ぶ”脅威”という意味ですが、仮に日本がこうした砲撃を受けたとして、社民党福島党首なら憲法9条が書かれた紙を敵に向けつつ”非武装中立”と叫ぶのでしょうが、その被害を最低限に抑えようと思ったら、やはり反撃するしかない、と思う訳です。


仙石官房長官は見た目悪いし、行儀も、ですが、先日来非難されている「自衛隊は暴力装置」という発言に関して言えば、tokyoboyとしてはどこが悪いのか、間違っているのかよく分からない。


政治権力の発動、国民の保護のためにはその決定を実行に移す何らかの物理的”威力”は必要な訳で、例えば殺人犯を逮捕するには警察が一定の暴力的行為を行使するのは許されている訳です。

そう、警察、検察だって「暴力装置」ですよ、国家権力が持つ。

問題はそれをどうシビリアン・コントロールしていくか、だと思います。


よく刑事ものの小説で、拳銃使用を自主的に制限して犯人に殺される、なんてシーンが出て来ますが、それだけ、警察は公権力たる拳銃など銃器の使用についてギリギリまで抑えるよう動機付けがされ、また職員が理解している、ということでしょう。

自衛隊については、そういった事態に恐らくその設立以来立ち至ってないでしょうから不明ですが、要は武器という暴力装置使用のプロであることと、その行使とは別物であって、でも国家という存在意義が究極国民生活の保護だとすれば、有史以来そこには「暴力装置」の存在が不可欠だったと思います。


それが無いと、本当に暴力団とか某国政府とかが好き勝手に出来る世の中になる…


正義とはある意味で力です。


今回批判されている自民党議員などはその辺分かっているんですかね?

まあ、尤もこれまでの自民党代議士(例えば浜田元議員)を思い浮かべると、確かに彼らは国家統制の効いた「暴力装置」は嫌い、ということも良く分かったりして^^;

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ブリジストン美術館「セーヌの流れに沿って展」 ぐるっと2010Part3Vol4

2010-11-25 | ぐるっとパス2010

Pb200004

今回のぐるっとパス2010Part3、開会劈頭は日本画3連発!

ようやくブリジストン訪問で洋画の世界に戻ってきました…

事前にゲットしたパンフレットで、タイトル通りセーヌ川の流れに沿って上流からバルビゾン、市内、ジヴェルニーからノルマンディまで画家が題材として選んだ様々場所を切り口にしているのは承知していました。

でも、実際訪問して日本人画家の作品を中心に多数他美術館からレンタルして壮大な企画展を作り上げていらっしゃるのにビックリしました。

普段、常設だけで企画展が組めるこちら、tokyoboy的には初めて拝見するような大掛かりな企画と拝察しました。


それを受けてか、何時ものピカソの赤いセーターの美女もセザンヌの自画像も藤田の猫ちゃんも定番の場所を追いやられ、今回は常設コーナーに大集合。そのためこの最終コーナーの充実度は半端ありませんでしたが、正直そこまでで疲れていて、これらはまあ何時でも見られるから、とあっさり通過しました…


01_2 02_3

さて、その展示は、と言うと…


浅草「ひかり寿司」の刺身盛合わせのようにぎっしり詰め込まれた作品群。

”宝石箱やあー!”と言いたいところでしたが、やっぱり日本人画家達のパワー不足が目立っちゃったかな^^;


まあね、ジヴェルニーではモネの作品が数点並び、それとの比較になっちゃう訳ですからねえ、無理もありません。

むしろ面白かったのは土田麦穂さんとか小野竹喬さんなど日本画家がスタイルを越えてセーヌの風景画に取り組んでいた作品。


今回”発見”の画家は:


LepineStanislas LEPINE (レピーヌ):「パリ市庁舎河岸のりんご市」がいい感じでした。彼は19世紀後半セーヌを題材にした風景画を多く描いた画家だそうです。

印象派にはカテゴライズされないそうなんですが、やっぱり影響は色濃く出ています。

西洋美術館にも彼の所蔵品があるそうです。


Charlesfrancois_daubigny_2 Charles-Francois DAUBIGNY (ドービニー):三点ありました。

バルビゾン派の画家で、府中美術館で開かれた企画展にも出展されている、とのこと(後日出る別記事参照お願いします)。ゴッホが彼の家の庭を描いたり、セザンヌを評価したり、著名な画家だったようです。

共に何気ない景色を切り取るのがうまい方でしたねえ。グッと魅かれました。


Photo_2  といった宝石箱の中でtokyoboy的一番はコローの「オンフルールのトゥータン農場」。

牛もうまいけど、ここでの馬の描写とか農夫たちのくつろぐ姿は最高でした^^

今まで知りませんでしたが、この作品ブリジストンの所蔵品だったんですねえ。今後も見られるな


と何時ものように楽しんで(少し疲れて…)の入場料1,000円が無料となって、ぐるっとパス効果は計3,320円となりました

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