うちは夕方忙しい。
薪風呂が沸いたらすぐに入らねばならず
夕飯もある、部活が終わった16歳息子を拾いに行く、
なのにわたしは塾へ仕事へ出て行く。
あとは父ちゃんが8歳児とともにアタアタとやりこなさねばならない。
この日もいつものように夜7時少し前、息子からの「部活終わったー迎えお願い」
との連絡が入った。
(わたしは仕事に出ていて留守だったので父ちゃんからの聞き書です)
いつもは一緒に車に乗って行く8歳息子は、この日はみたいアニメがあり、
一人留守番していたいと言って家に残った。
30分後、父ちゃんが家に着き車を降りると、家の中から大きい泣き叫ぶ声が聞こえる。
「何かあったか!火事か火傷か?!」と慌ててうちに飛び込むと家の中が荒れている。
「どろぼうか?!」
とにかく泣き叫ぶ8歳児に事情を聞く。
「どうした?何があったの?」
「とうちゃんの〜電話の〜番号を書いた紙が〜なくて〜(泣)」
「はあ」
「テレビつけてマンガ見れなくて〜とうちゃんに電話したかったんだけど〜(泣)」
どうやらテレビをつけれたものの、操作がうまくいかなくて見れず
(うちはテレビはふつうに見れる形態じゃないので)
父ちゃんに電話して聞こうと思ったけれど電話番号がわからず
「そういえば前に紙に書いてあったはず」と思い出したはいいが
メモを探している間に時間はどんどん経っていき
あせってその辺を床にまき散らし、そして泣き叫んでいた、という顛末だった。
ほけーと事情をきく父ちゃん。
「なにもなくてよかったー」と思うと同時に
こんなことでこれだけ荒らすことができるって、ちょっと心配。ふうむ。
それだけ大騒ぎしてるのに、我関せず、の猫たち。