夏の野菜をたくさん入れて友だち夫婦が来る昼のためにカレー作る朝。
朝からコトコトととにかく刻む。。。
ニンニクを細かく刻んでオリーブオイルで炒める。
一個だけ残ってたタマネギを刻んで加える。
鶏挽肉を一緒に炒める。
ニンジンも細かくして加える。
ニンジンの葉、冷凍してあったのを加える。
ナス、ズッキーニをサイコロに切って炒める。
カボチャのマッシュ、トマトのザク切りも。
オクラを大きいまま投入。
つぎつぎと野菜を細かく刻んでコトコト入れていく。
荒井由美の「チャイニーズスープ」みたい。
食べる時のことをフフと笑って考えたりして。
わたしの大好きな脚本家に木皿泉さんがいる。
十数年前にラジオドラマを仕事場で聞いていて、「この脚本はすごい」と
ほれてしまったのが始まりで、それから読売のドラマ「すいか」「野ブタ。をプロデュース」など
一話にどれだけ言いたいことをいれるんだ!っていうくらいの濃さに見とれるというか。
カレーを作っててふと思ったのが、「Q10」の中のワンシーン。
両親が失踪してしまった高校生の男の子の荒れた家に、校長先生が勝手に入って
カレーを作って、その高校生(と小学生の弟)を待つ。
「汚れた服を洗濯したり、散らかった家をそうじして。
あとはあったかい食べ物を用意して。そんなことで人の心はつなぎとめられるんだよな」
というようなことを先生が言うの(細かい部分はちと違うかもしれんが)。
ああ、それはわかる。
それがすべてではないが、とても大きいって。
わたしができることはこれくらい、なんだと思う。
これくらいなんだけど、積み重ねていくと、結構大きくなるんじゃないかな。
わたしはこの先こうやってひとと関わっていきたいなと、思ったりする。
そんなカレーの時間。