冬が終わり、おとうちゃんがデカ過ぎともいえる薪ストーブ(200kg)を分解してかたづけたら
急に家の中がスッキリと感じるようになった。
いままではその狭さゆえに丸いティーテーブルでごはんを食べていたけれど、これならあのおおきいテーブル、出そうか、
ということになった。
ティーテーブルはわたしの大事なタカラモノなのに子どもら、猫らの爪跡も悲しくちょいと避難させたいこともある。
これはわたしたち夫婦が常滑に越して、お父ちゃんが仕事で独立し、初めての展示会に出したもの。
だから15年くらい前になるのかな。なつかしいなあ。
デザインのオリジナルは当時流行っていたエスニックかアジアものだったと思う。
でもこのデザインにはそれ特有のニオイがなくて当時からわたしはとても気に入っていた。
でも結局、展示会では売れなくて家に在庫として置いておいたところ、当時預かっていた神戸被災犬「すけざえもん」や
うちに来たばかりのタマやチイがこの机の上に乗り放題に乗り、気がついたら売り物にはできなくなっていた。
かといってうちで使える大きさでもなく、納戸に仕舞われ幾星霜。。。
足も太く天板も厚く重さもしっかりある。
「あ~いい色になった、いい色だ」
おとうちゃんは愛おしそうに天板をさする(木フェチですな)。
材はくるみ(ウォールナット)で、時間とともに赤みと深みが出てくる。
さらにいぬ、ねこの爪あと、数回にわたる引っ越し、移動のキズが加わって、いい味出してます。