チマチマ毎日

木工屋と陶器屋の夫婦が作るセルフビルドの家と、まいにちの生活、道具のあれやこれや。

キャンドル・キッチン

2008年08月07日 | 日々のつれづれ


 キャンドル・キッチンなどといえば聞こえはいいが停電である。

昨日午後、ここ10日近く降っていなかった雨が怒濤のごとく降り出した。
それもおそろしい雷雨。
うちの集落は19軒しかないんだけれど、過去30年の間にカミナリに打たれて亡くなってる人が3人もいる。
昔、カミナリが落ちてそれが球になり、家の中を転がって走るのをお隣のおじさんは見たというし(妖怪だー)。
それほどこのあたりはカミナリがよく落ちる。


この日停電は昼2時頃から7時までつづいた。
幸いにしてうちはオール電化ではない(むしろそれを遠のけてる)。
しかし電気でポンプアップしてくみ上げてる水が使えない。
この日は友人一家が泊りに来てて、この辺でとれた野菜をたくさん使ったごはんを食べてもらいたいと思っていた。

水が使えない中、夕飯を作り始める。
幸いなことにお風呂に水道水がためてあった。
これをやかんに汲んで、少しずつ洗いながらコトを進める。
ひき肉を使った後の調理器具はやかんにお湯を沸かし熱湯でそそぎ
あとでまとめて外の湧き水まで行って洗う。
ぬか漬けも外へ持っていってぬかを落とす、手もここで洗わなくちゃ。

意外と滞りなく作業はすすむ。台所と風呂を何往復もするけれど。
うちはちょっと前まで水道来てなかったし、
冬の朝は凍って使えないこともあるし。


「電気がなかったら洗濯はどうする、石けんがなかったらどうする」
「ガスがなかったら料理どうする」「灯油が買えなくなったら」
「お米が手に入らなくなったら」・・・・

じつはここ最近こんなことばかり考えている。
結構近いうちにこういう状況になるだろうなと思うからかな。
田舎に住んでるとなんとかできることがある。
今からそれを楽しめるうちにやっておきたい。