全英連参加者のブログ

全英連参加者の、言葉やその他諸々についての雑感... 不定期更新です。

IL BUONO, IL BRUTTO, IL CATTIVO

2016-03-03 04:00:00 | 全英連参加者 2016

翻訳イメージ タイトルはイタリア語である。

+++++ +++++

 このタイトルを、全部大文字のままGoogle翻訳で〔英語〕にすると、以下の結果が出力される。

 THE GOOD, THE BAD AND THE UGLY

 「善玉、悪玉、醜い奴」かな。
 good, bad, uglyを形容詞と見ると、the+形容詞は複数扱いになるので、三つとも無理やり単数扱いとしてみた。

 同じものを〔日本語〕にする場合、以下の結果が出力される。
 GOOD、BAD、UGLY
 …全部大文字だからかな。そんなことを考えて、ちょっと書きなおしてみた。

 Il Bouno, Il Brutto, Il Cattivo

続・夕日のガンマンイメージ これをもう一度〔日本語〕にすると、以下の結果が出力される。
 「続・夕陽のガンマン」

 そう、このイタリア語は、クリント・イーストウッド主演「続・夕日のガンマン」の原題なのである。原題を逐語訳で〔日本語〕にすると、「善玉、醜い奴、悪玉」となり、英語のそれとは順番が違う。つまり、「THE GOOD, THE BAD AND THE UGLY」も逐語訳の英語ではなく、英語の題名を出力したことになる。この点で日本語で「続・夕日のガンマン」とするのと同じである。

+++++ +++++

 他にもこのようなことがあるのかと思い、いくつか実験してみた。

 Gone With the Wind
   風と共に去りぬ
 Back to the Future
   バック・トゥ・ザ・フューチャー
 My Fair Lady
   愛しの女性
 The Magnificent Seven
   荒野の七人
 Close Encounters of the Third Kind
   未知との遭遇

 マイフェアレディー以外は、〔日本語〕にするのではなく、〔映画邦題〕にするである。

 Google翻訳、頭がいいのか悪いのかちょっと悩んでしまう。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする