東日本大震災。2年7ヶ月経過。
この震災、地震、津波、そして原子力災害が重なった。まさに前代未聞の大災害である。
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被災地、海沿いの鉄道路線が大きなダメージを受けた。
人の往来や物流。道路と鉄道は、当たり前のように使えることが大事である。当たり前を失った時、その復旧にどれほどの時間や努力、なによりお金が必要か。
福島県は、福島第一原子力発電所半径20km圏内は、被災状況の調査すら手つけられない区間がある。富岡駅~浪江駅間である。JR東日本の常磐線がこの区間を含み、南側、北側で運休。
岩手県は、先月とりあげた三陸鉄道の南北リアス線が被災。両線に接続しているJR山田線も被災。現在も不通である。地図上の印を3カ所は、北から宮古駅、釜石駅である。両駅を結んでいるのがJR山田線。宮古駅が北リアス線、釜石駅が南リアス線の接続駅である。
なお、一番南の印は、先月11日に、「これも復興への一歩」でとりあげた、三陸鉄道南リアス線吉浜駅である。
より大きな地図で〔JR山田線・南リアス線不通区間〕を表示
この区間は復旧方式について、沿線自治体は鉄道での復旧を求めている。宮古市など沿線の4市町は、鉄路での復旧の明言を得るため、駅を中心とした街づくりを検討していくことで合意している。JR東日本は復旧方式について明言していない。普通に考えると、JR山田線を含み、南北リアス線が一体の運行ができて始めて、観光にも一般輸送機関としても、価値があるものだと思うのだが。。。
吉浜駅までは、盛(さかり)駅から復旧済みである。
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警察庁緊急災害警備本部による、『平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震の被害状況と警察措置』による。(9/11発表)
〇亡くなった方は、15883人(H.25/8/9付発表と変化なし)
〇行方不明の方は、2654人(H.25/8/9付から13名減)
亡くなられた方のご冥福をお祈りする。行方不明の方がひとりでも多く、一刻も早くご家族と再会できるように。
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少額だけど、今月も募金は継続。
この1ヶ月、ビックリするような気温の高い日が数日。一度片付けた扇風機が再登板である。でも、ずいぶん涼しくなってきた。
蝉の声はもうない。聞こえるのは、庭のコオロギの音である。
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地図入替(ほぼBlogzineで表示したものと同位置、画像をそのまま利用。)
(以上訂正:2014/10/21)