「いしがんどう、いしがんとう」と読みます。
沖縄県でよく見かける、石碑や石標の名称。
沖縄では、市中を徘徊する魔物「マジムン」はまっすぐ直進する性質を持つため、T字路や三叉路にぶつかると向かいの家に入ってきてしまうと信じられている。それを避けるために、あらかじめ魔物が入ってきてしまいそうなところに、表面に「石敢當」と漢字で書かれた石碑を建てたり、石版を壁面に貼り付けることで魔よけとする。近年はシーサー同様に土産物品としても作られている。
ここまでの説明はWikipediaから引用したものです。この写真は沖縄三越(三越ですよ)にあるものです。以下文面
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「石敢當」の石碑は沖縄古来の風習である。古代中国の引用家は、T字路の突き当たりは、地相上凶悪にして、妖魔・悪霊の彷徨すろ処とし、その災いをのぞくために「石敢當」と書いた石碑を建てたといわれる。
「石敢當」とは、西漢の大勇力士の人名で、その名を記した碑を以て守護神と奉じ、百鬼を鎮め、災厄を圧し、凶を転じて吉とし、その地の繁栄を念じたものである。
人の世の機械文明の進歩と共に、ともすれば人力を過信し、祈りの心の忘れ行く昨今、此処に「石敢當」の風習をとどめ、併せて弊地の繁栄を祈るものである。
昭和四十七年十二月吉日
沖縄三越
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沖縄三越は元々は地元の百貨店だったものが、復帰前(昭和45年、1970年)に三越と提携して名称変更したデパート。この「石敢當」は沖縄が本土復帰した昭和47年(1972年)に作られていることになる。
Wikipediaの記載にもあるとおり、国際通りのみやげ物屋にカマボコ板サイズの「石敢當」が売られていた。帰ってきてから近所のショッピングモールにある沖縄関連商品を売っているお店でも卵形(置物)のものを見かけた。お菓子ではサーターアンダギー、ちんすこう。それ以外では、琉球ガラス、シーサーの置物は修学旅行の定番土産化してきている。
次はこれだろうか。。。