山小屋だより

山歩きや街歩き、そこで出会った花や風景を紹介しています。
ぜひ、一緒に歩きましょう

エベレスト街道(1-4)

2009-11-20 | 海外の旅
ヒマラヤ山脈

ラサを飛び立った飛行機は途中で大きく右に角度を変えて
ヒマラヤ山脈に入ります。
大きな山が見えてきました。
しかし雲がかかっていてどの山かわかりません。
でも素晴らしい景観でした。

エベレスト

しばらくすると機内がざわめいてきました。
右にエベレストが見え出しました。
思い切ってズームで狙って見ました。
念願のエベレストです。
この姿は飛行機でしか見られないそうです。
これから地上を歩いてこの山に会いに行きます。



エベレストが過ぎても大きな山が連なって見えます。
日本の北アルプスのようですが、山のスケールが違います。
このヒマラヤ越えはこの時期が一番よいそうです。
機内はしばらく興奮していました。



カトマンズが近くなったようです。
外の景色が変わってきました。
カトマンズもかなり広い盆地のようです。
そろそろ着陸します。

歓迎

手続きを終えて空港の外に出てみると、賑やかな音楽が
聴こえてきました。
我々を歓迎してくれているようです。
今回はエベレスト街道に7名、ランタン谷に9名、
それぞれのツアリーダーを入れて18名が行きと帰りだけ一緒です。
ランタン谷の10名のうち、男性は3名で残り7名は女性でした。
さすが日本の女性パワーは凄いです。
我々のほうはツアリーダーを含めて女性が4名、男性4名です。



この歓迎サービスは地元のツア会社が企画したもののようです。
一緒に行ったツアリーダーも知らなかったといっていました。
ネパールでは結婚式などのお祝いの時このような音楽隊が
街を練り歩くそうです。
空港を出たところでそれぞれにレイを掛けられました。
空港の出口からバスのところまで賑やかに先導されました。
思いがけないハプニングでした。



カトマンズは標高1300mのところにあります。
降りた時の時間は午後2時でした。
日本とはマイナス3時間15分の時差があります。
時計を現地時間に合わせ、体内時計もしっかり修正しました。
とりあえずバスでホテルに入ります。
窓の外を見ると民族衣装に身を包んだ女性が歩いています。
2年ぶりのカトマンズです。
昨年は夜中に着いたので、外のようすはわかりませんでした。



ホテルは5つ星の立派なホテルです。
昨年も泊まりました。
今回の男性4人のうち1人はご夫婦、残り3人は単独参加です。
ローテーションを組んで宿泊することにしました。
最初は私が1人で大きな部屋を独占です。
相手がいないので、これから一緒に歩くザックにレイをかけて
あげました。
花はマリーゴールドの花で、甘い香りが漂っていました。



時間が早いので、カトマンズ市内の観光に出掛けました。
費用は1人$30でしたが、日本円で¥3000払いました。
最初に行ったのがこのお寺です。
世界自然遺産になっているところだそうです。
大きな眼は仏陀の眼だそうで世界中を見つめているそうです。
縦の旗はタルチョ、横になびいているのはヌンチョと呼ぶそうです。
それぞれの色に意味があります。



大きな塔がありましたが、工事中でした。
丸い輪は13個あります。
日本の五重塔の九輪塔のようなものだと思います。



ここにはいろんなお寺がありました。
ほとんどが15世紀から18世紀にかけて建てられたそうです。
このお寺は正面からの撮影は禁止でした。
これは裏側ですが、きれいな彫刻が施されています。



お坊さんが二人座っていました。
「写真を撮っていいか?」と聞いたら快く応じてくれました。
ネパールでは写真に撮られることを極端に嫌う人がいます。
一応断ってからカメラを向けるのがマナーのようです。



このお寺にくるにはこの長い階段を登ってこなければならない
そうです。
途中に野生の猿もたくさんいました。
我々はバスでかなり上まで上りました。
足腰を鍛えるには階段を登るのもよかったかも知れません。
ヨーロッパあたりからの観光客も多かったようです。