山小屋だより

山歩きや街歩き、そこで出会った花や風景を紹介しています。
ぜひ、一緒に歩きましょう

北八ヶ岳(2-3)

2009-04-09 | 八ヶ岳

下を振り返ってみました。
何人か登ってきています。
稲子岳がだいぶ低くなりました。



ここが一番勾配がキツイようです。
夏と違って決まった登山道がありません。
どこでも歩けますが、左は絶壁になっています。
できるだけ右を歩くようにしました。
立っているのがやっとの場所です。
ストックがほとんど利きませんでしたので、
下りは嫌な場所だと思いました。



左側をみると蓼科山がかなり大きくみえます。
頂上付近には雲がかかっています。
奥には北アルプスが雲のようにみえました。
何度も振り返りながら登りました。




木に氷が成長しています。
「エビの尻尾」と呼んでいます。
風が吹く方向に成長します。
これを見ればどの方向から風が吹いているかわかります。
この場所は右から左に強い風が吹いていました。



自分の影が雪面に映っています。
おもしろいので撮ってみました。
こんなに足が長いとは思いませんでした。(笑)



天狗岩がだいぶ近づいてきました。
頂上はこの岩の奥にあります。
帽子をかぶっていますが、風で吹き飛ばされそうでした。




天狗岩は右側を巻いて登ります。
ここも下から強い風が吹き上げてきます。
顔に当る風が痛く感じられました。
吹雪だったら歩きたくない場所でした。



天狗岩を過ぎてもまだまだ登山道が続きます。
夏道はまったくわかりません。
前を行くツアー客も何とか無事に登っているようでした。



西天狗岳が大きくなってきました。
雪で真っ白です。
右奥に木曽の御嶽山がみえます。
空の雲が不思議な形をしていました。




蓼科山がきれいな姿をみせています。
先ほどの雲はどこかに消えてしまったようです。
何度みてもよい山です。
手前に茶臼山と縞枯山がみえます。
1月末に麦草ヒュッテに泊まって登りました。
「エビの尻尾」がたくさんありました。



頂上が見えてきました。
何人か先客が立っています。
左は大きく崩れています。
踏み外さないよう気をつけて歩きました。



西天狗岳が正面になりました。
左奥に中央アルプスがみえます。
写真では雲のようにしかみえませんが、肉眼ではよく
みえました。
右から木曽駒ヶ岳、宝剣岳、大きな窪みの左が空木岳です。
どの山も素晴らしい山です。
左手前の白い筋は富士見スキー場です。
その上に入笠山がみえます。
もうすぐ頂上に到着します。


◎付 録
カタクリの続きです。

カタクリはご覧のように背丈が低い花です。
種から発芽するまで8年くらいかかるそうです。
葉っぱが1枚の時は花をつけません。
2枚になってやっと花が咲きます。
花は太陽が当らないときれいに開いてくれません。


前回もご紹介しましたが、花の中を覗くとWの模様があります。
この模様は花によっそれぞれ違うそうです。
よく観察するには手鏡でみるとよいそうです。
なかなかきれいな模様ですね。




なかなかきれいな姿です。
「春の妖精」にふさわしい花です。
花が終わると小さな種ができます。
種にアリが好きな物質がついていてアリによって拡散される
そうです。
なかなか賢い智恵ですね。
まだまだ楽しめると思います。

北八ヶ岳(2-2)

2009-04-08 | 八ヶ岳

歩いてきた方向を振り返ってみました。
右奥に蓼科山の頭だけ見えます。
左奥に白い雲のようにみえるのは北アルプスです。
天気がよ過ぎて少し霞んでいました。




こちらは歩いている左側です。
稲子岳がだんだんと低くなっています。
雲海の奥に薄く山が浮かんでいます。
上州の山のようでした。




木の枝にびっしりと氷がついています。
花が咲いたようにみえます。
朝日に輝いてきれいでした。
これも雪山の楽しみです。
木もこの寒さに耐えて春を待っているようでした。



北アルプスをズーミングして見ました。
カメラの液晶が太陽に反射してよく見えません。
少し曲がってしまいました。
正面のとんがった山が槍ヶ岳です。
そこから左に南岳、大きくくぼんだところが大キレット、その左が北穂高岳、
更に左に涸沢岳、奥穂高岳と続いています。
別の場所からもう一度ご紹介します。



登山道の左は大きく切れ込んでいます。
あまり左にでると危険です。
昨年滑落事故がありました。
このあたりから落ちたのでしょうか?
運がよくその人は助かったようです。




素晴らしい雲海です。
逆光でしたが、雲がこちらに向かって流れています。
手前は入り江のようです。
小屋に泊まらないとこのような雲海はみえません。
夏でも10時を過ぎると消えてしまいます。
歩きながらでしたが、しばらく見とれてしまいました。


絶壁の奥に硫黄岳がみえます。
この断層は噴火した跡です。
雪があると夏とはまた違った顔をみせてくれます。



ここから急登が始まります。
小屋に10数名のツアー客がいました。
我々より10分以上前に出発していましたが、
追いついてしまいました。
誰かがブレーキになっているようです。
若いガイドが一生懸上から声をかけていました。



我々とはペースがだいぶ違うようです。
ツアーはどんな人が参加するかわかりません。
雪に慣れていない人が1人でもいると全体の足を引っ張ります。
ツアー登山の難しいところですね。



かなりきつい登りです。
前を歩いている仲間はダブルストックを使っています。
私は1本のストックで体を支えます。
登るに従って風が強くなってきました。
吹き飛ばされないよう気をつけながらカメラを操作しました。




歩いている左から太陽の光が降り注いでいます。
思わず太陽にカメラを向けてみました。
デジカメは凄いですね。
フイルムだったら真っ黒になって写真にはならないと思います。




凍りついた雪面のようすです。
風が強くて体制を低くしています。
雪の模様が月面の世界のようでした。
気温はかなり低くてマイナス18℃くらいです。
風が1mだと体感温度が0.6℃下がるといわれています。
ここでは5m以上の風が吹いていました。
頂上はもっと強そうです。

北八ヶ岳(2-1)

2009-04-07 | 八ヶ岳

一夜明けました。
朝、小屋の外にでてみたら、雪が舞っていました。
表の寒暖計はマイナス16℃を指していました。
水がないので雪で顔を洗いました。
出発する頃には雲もとれて素晴らしい青空です。
雪景色がきれいでした。



小屋に別れを告げていよいよ出発です。
久し振りにマイナスの世界です。
すべてのものが凍りついていました。
雪を踏むアイゼンの音だけが気持ちよく響きました。




時間は午前7時です。
朝日に向かって歩いています。
前日登った中山峠を目指します。
凍りついた木々が逆光に光ってきれいでした。



10分くらいで中山峠につきました。
下をみると素晴らしい雲海が広がっています。
夏山ではよく見られますが、この時期はなかなかありません。
文字通り「雲の海」でした。


前日と同じ場所で東天狗を眺めました。
天狗岩が朝日に輝いています。
これからあの山に登ります。



大きなザックは近くの木の下にデポしました。
再びここに戻ってくる予定です。
数年前の夏に登ったことがありますが、雪がある時登るのは
初めてです。
いきなり急登がありました。



登っている左手に雲海が広がっています。
左に見えるのは稲子岳です。
気温はマイナス15℃くらいで、素手だと痛いくらいでした。
厚い手袋をつけたまま、シャッターを押しています。



東天狗と西天狗がよくみえます。
素晴らしい晴天です。
仲間はどんどん進んでいます。
真っ赤な服がリーダーです。
今回のメンバーはよく足が揃っていました。



少し平らなところにでました。
雪についたトレースがきれいです。
気温が低いので雪はしっかり締まっています。
この日は他にも数組のパーティが歩いていました。



このあたりは風が強いのか雪が少なかったです。
大きな石がゴロゴロしています。
夏山とはまったく違う登山道でした。
稜線を歩いている登山者が豆粒のようにみえます。



稜線に取り付きました。
足元はガチガチに凍りついています。
雲海がきれいでした。
これから本格的な登りが始まります。

◎付 録
カタクリ

あちこちからカタクリの便りが届いています。
近くに咲いている場所があるので見に行ってきました。
今年は例年より開花が早いそうです。
「春の妖精」と呼ばれています。



みんな下を向いて咲いています。
背丈も20cmくらいと低い花です
思い切って中を覗いてみました。
花びらの内側にWの模様があります。
上からだと見ることができません。
種から発芽して花が咲くまで8年くらいかかるそうです。
この場所でもかなり増えていました。
まだまだ楽しめそうです。







北八ヶ岳(1-5)

2009-04-06 | 八ヶ岳

再び、中山峠に戻りました。
中山峠からは展望がありません。
少し天狗のルートに歩くと天狗岳がみえる場所があります。
木の間から顔を出していました。




黒百合ヒュッテに戻ってきました。
ヒュッテのすぐ前に小高い丘があります。
夏は登ることができません。
まだ小屋の中に入るには時間があったので、登ってみることにしました。
仲間の男性4人が登っています。
女性3人は小屋の中に入ってしまいました。




かなりの急登です。
雪は膝くらいまでありました。
途中で振り返ってみました。
黒百合ヒュッテの全景がみえます。
屋根と小屋の左にソーラーパネルが設置されています。
小屋の電気はこれで発電されているようでした。




丘に登ると東天狗と西天狗が目の前に広がっています。
雄大な景色です。
手前の広い場所は「天狗の奥庭」と呼ばれています。
夏は高山植物が咲いているところです。



東天狗です。
先ほど中山峠の上からみた山とは違って見えます。
頂上付近にみえる大きな塊は天狗岩と呼ばれています。
頂上はその右奥です。



頂上付近をズーミングしてみました。
天狗岩の右奥に頂上がみえます。
頂上に数名の登山者がいます。 
天狗岩の右を巻いて登るようです。
中山峠の上からは天狗岩が邪魔になって頂上は
みえませんでした。



右に蓼科山がみえます。
富士山のような姿のきれいな山です。
石がゴロゴロした山ですが、晴れていると頂上から
素晴らしい展望が楽しめます。
アクセスが少し不便ですが、車で行けば7合目まで入れます。
そこから1時間40分くらいで頂上につけます。
夏の登山道ではイチヤクソウなどの花が楽しめます。



右から左に雲が流れています。
ぽっかり開いた穴から青空が覗いています。
刻々と変化する雲の様子がおもしろかったです。
充分展望を楽しんでから小屋に戻りました。



一度小屋の中に入りました。
入ってすぐのところにストーブがあります。
小屋の中はたくさんの人で混雑していて座る場所もない
くらいでした。
夕方になって外に出てみました。
日が木立の中に沈むところでした。



反対側をみると木が赤く染まっています。
夕陽が反射しているようです。
テントも幾つか張られていました。
この時期のテントは相当寒いと思います。

小屋に入って何とかスペースを確保し、ワインで1杯飲りました。
ワイワイやっているうちに、1.8リットルのワインが空になりました。
寝る時は畳1枚のスペースを貰えましたが、布団が重くてなかなか
眠れませんでした。


◎付 録
サクラツツジ

ツツジの仲間です。
サクラとツツジのよいところを両方とったようです。
こんなツツジがたくさん増えるといいですね。


クサノオウ

ケシ科の植物です。
薬草として珍重されたようですが、今は雑草として
野山に咲いています。
茎を傷つけると黄色い乳液がでます。
皮膚につけるとかぶれることがあります。
毒草ですから、触らないほうが無難です。
全国に広がっているようです。



エリカ

エリカの仲間で「ホワイト・デライト」というそうです。
ジャノメエリカなどより花が大きく淡い色がきれいです。
園芸種のようですが、あまり見かけません。
公園などでもっと増えて欲しい花だと思います。




北八ヶ岳(1-4)

2009-04-05 | 八ヶ岳

黒百合ヒュッテに到着しました。
ここに宿泊します。
渋の湯を出発してから約2時間20分でした。
小屋の外に大きな寒暖計があります。
マイナス5℃を指していました。



夏山ではいつも素通りする小屋です。
泊まるのは今回が初めてでした。
時間があったので、ザックを置いて出かけることにしました。




歩いて10分もしないうちに中山峠につきます。
ここは1月末にシラビソ小屋に泊まって下から登ってきたところです。
その時もよい天気でした。



少し上まで登ってみます。
樹氷が残っていました。
気温は低く氷の世界です。
足元もガチガチに凍りついていました。



この先に見晴らしのよい場所があります。
2ヶ月前より雪は少なくなっていました。
氷の上に薄く雪が積もっています。
アイゼンなしでは歩くのに難しい場所でした。



中山峠から5分くらいで展望台にでました。
天狗岳が大きくそびえています。
正面が東天狗、その左が硫黄岳です。
噴火の跡がよくみえました。




左が東天狗岳、右が西天狗岳です。
両方合わせて天狗岳と呼んでいます。
2つの間は40分くらいで往復できます。
流れる雲は夏のようにみえました。



中山峠の左には稲子岳がみえます。
この右下にシラビソ小屋があります。
稲子岳に登るルートは地図に書いてありません。
その気になれば登れるようです。



遠くに白く雪をいだいた金峰山がみえました。
頂上にある五丈岩が黒くみえます。
その手前が瑞牆山(みずがきやま)です。
どちらも秋は紅葉がきれいな山です。
かなりズーミングしています。



東天狗の雄姿です。
夏山と違って雪があると迫力があります。
左斜面に登山ルートがあるようです。
今回はこの山に登るのが目的です。
充分景色を堪能してから小屋に戻りました。



◎付 録
トガリバツバキ

これはツバキの仲間だそうです。
中国原産です。
葉っぱが尖っているのでこの名があるようです。
白い花がたくさん咲いていました。



シナミズキ

房が大きくてトサミズキに似ています。
葯がトサミズキの赤に対してこちらは黄色です。
たくさん咲いていると遠くからでもよく目立ちます。



アブラチャン

春先に山でよく見かけます。
ダンコウバイに似ていますが、花のつき方が違います。
花も少し黄緑色をしています。
種から油を採ったのでこの名があります。
山奥に行けばまだ会えると思います。

ソメイヨシノがあっという間に満開になりました。
今日も花見にはよさそうです。
開花から満開まで10日以上かかりました。
各地で賑わいそうです。





北八ヶ岳(1-3)

2009-04-04 | 八ヶ岳

3月末だというのにかなりたくさんの雪がありました。
北八ヶ岳はまだまだ冬の装いでした。
晴れていたからよかったですが、吹雪かれたら嫌です。
気持ちよい登山道が続きます。





この木は「トウヒ」とありました。
松の仲間です。
比較的高い山に生えているようです。
このあたりにもたくさんあるようでした。



雪の上におもしろい模様がありました。
笑っている顔に似ています。
ストックで鼻の穴と口を付け加えました。
あとは自然が造ったものです。



登るにつれて雪が多くなってきます。
木の枝にも雪がついていて春とは思えません。
気温は0℃くらいでした。



真っ白な雪に映る影がきれいでした。
このあたりは2mくらいの積雪があるようです。
新雪がフワフワしてきれいでした。



シラビソの木を下から見上げてみました。
大きく手を広げています。
大きな木からは元気が貰えます。
思わず深呼吸をしました。





かなり登ってきました。
雪道は平らになっているので歩きやすいです。
みんな黙々と歩いているようでした。



シラビソの木に雪が凍り付いています。
季節はずれのクリスマスツリーのようです。
青い空とのコントラストがきれいでした。




少しカメラを引いてみました。
昔、アメリカの五大湖の近くに行ったことがあります。
そこでこれと同じような景色をみました。
2月の下旬でしたが、雪がたくさんありました。
野生の鹿にあってビックリしたのを憶えています。
もうすぐ黒百合ヒュッテのようです。


◎付 録
ハチジョウキブシ

これは近くの公園でみたものです。
山で見るキブシよりは花がたくさんついていました。
枝の先端に葉っぱがついているのが特長のようです。


キブシ

これはよく山で見かけるキブシです。
春先に見かける花です。
カンザシのような花です。
もう終わりかも知れません。


ウチワノキ

ウチワノキです。
花がレンギョウに似ていて白いのでシロレンギョウとも
呼ばれるようです。
春は黄色い花が多いですが、白い花もきれいです。
もっと増えるとよいと思います。


北八ヶ岳(1-2)

2009-04-03 | 八ヶ岳

登山道は雪がしっかり締まっていますが、踏み外すと膝上まで
落ちてしまいます。
まるで落とし穴です。
これは誰かが落ちたのでしょう。
新雪は3cmくらい積もっていました。



しばらくは平らな登山道が続きます。
夏道だと大きな石がゴロゴロしていて歩きにくい道です。
雪があるとビックリするくらい歩きやすいです。
もちろんアイゼンをつけていなければ歩けませんが・・・
少しずつ日が射してきました。



真っ白な雪の上に木の影が映っています。
こんな影絵をみながら歩くのも楽しいものです。
手前にウサギの影がみえます。
周りを見回しましたが、いませんでした。



このあたりにはシラビソの木が多いようです。
まったく手を加えていない自然林です。
たくさん生えていますが、強い木だけが大きくなるようです。
木の世界も生存競争が激しいようです。



1月末にも出会った「シロクマ」君がたくさんいました。
違うのは新雪だったので毛がフワフワでした。
太陽にキラキラ光ってきれいでした。
餌は何もいらないようです。



春になったとはいえ、まだまだたくさんの雪があります。
最近またかなり雪が降ったようです。
左に見える茶色い木はダケカンバのようです。
表面の皮がペラペラ剥がれて風に揺れていました。





これがダケカンバです。
標高が1500m以上のところに生えています。
スタートした渋の湯が標高1850mくらいですから、
ここは2000mくらいだと思います。
雪に映る影がきれいでした。




シラビソに新しい看板がありました。
肌が白くてツルツルしています。
北八ヶ岳にはたくさんあります。
かなり大きくなるようです。




これはかなり大きなダケカンバです。
ダケカンバは岳樺と書きます。
もっと標高が低いところに生えていて肌が白いシラカバは
白樺と書きます。
シラカンバが転化してシラカバと呼ばれているようです。



約1時間半くらい歩いたら分岐に着きました。
ここを右に行けば唐沢鉱泉に着きます。
夏は車で入ることもできます。
我々は黒百合平を目指します。




◎付 録
クサボケ

クサボケが咲き出しました。
ボケより背丈が小さく草むらなどによく咲いています。
箱根の湯坂道には足の踏み場もないくらいたくさん
咲いています。
ここにはオオシマザクラの大木もあり、楽しく歩けます。


オオベニガシワ

新葉が赤くてきれいな木です。
庭木などにもよく使われています。
葉っぱがカシワの葉に似ているのでこの名が
あるようです。



幹にビッシリと花が咲いていました。
小さい花の集合体です。
よく見るとオシベが8個あり、ヒトデのように
見えました。




ヤブツバキ

やや下向きに咲くツバキです。
山でよく見かけます。
これからまだまだ見られます。
花が散ると下に赤い絨毯を敷いたようにみえます。

東京もやっとサクラが満開になりました。
開花宣言から随分長かったです。
今日と明日が花見によいそうです。
サクラを求めて東京に行って見ます。

北八ヶ岳(1-1)

2009-04-02 | 八ヶ岳
3月28日~29日と北八ヶ岳に行ってきました。
2つに分けてご紹介します。


集合は中央線茅野駅です。
例によって八王子発6:35の各駅に乗りました。
時間はかかりますが、車窓の景色が楽しめます。
甲府を過ぎたあたりから、左に南アルプスが見えてきます。
右から北岳、間ノ岳、農鳥岳です。
雪で真っ白でした。




北岳をズーミングしてみました。
富士山についで日本で2番目に高い山です。
手前のサクラはまだちらほらです。
今年は開花宣言から随分経っていますが、寒さが続いているので
なかなか開かないようです。



更に進むと今度は八ヶ岳がみえてきました。
左から編笠岳、権現岳、一番右が主峰の赤岳です。
走っている電車の中からですからなかなか上手く撮れません。
今回はバッチリ納まったようです。
手前に桃の木が見えます。
これからきれいな花を咲かせてくれます。



小淵沢を過ぎると甲斐駒ヶ岳が見えてきます。
摩利支天には雲がかかっていました。
この山もなかなか素晴らしい山です。
夏の終わり頃行けば比較的小屋も空いています。
仙水小屋は予約して行けば布団1枚のスペースが貰えます。



茅野駅にメンバーが集合しました。
今回は男性5名、女性3名の合計8名です。
バスに乗って1時間くらいで渋の湯に到着しました。
ここで身支度を整えます。
この奥から雪があるようなのでアイゼンを装着しました。



この橋を渡ると登山道が続きます。
天気はよさそうです。
気温は2℃くらいでした。



しばらく登ると分岐があります。
黒百合平の方向に向かいます。
帰りは高見石からここに降りてきます。



登山道にはうっすらと新雪が積もっていました。
その下はアイスバーンになっています。
滑らないよう慎重に歩きました。



しばらくはシラビソの樹林帯を歩きます。
雪を踏む音以外物音がしません。
静かな歩きができます。



再び標識がでてきました。
黒百合平を目指します。
しばらくはキツイ上りが続きます。
もう少し登れば平らになるハズです。



このあたりには雪がたくさんありました。
恐らく1~2mは積もっていると思います。
雪がないと石がゴロゴロしていて歩きにくい登山道です。
雪のお陰で舗装された道を歩いているようでした。
気温は少しずつ下がってきますが、それほど寒さは
感じませんでした。


◎付 録
しばらく雪景色が続きますので、その合間に今咲いている花を
紹介します。
ここで温まってください。

シジミバナ

ユキヤナギに似ていますが、花が八重です。
シジミに似ているのでこの名があります。
公園などでみかけることもあります。
ほのかな香りがある花です。



モミジイチゴ

葉っぱがモミジの葉に似ています。
白い花が下を向いて咲きます。
茎には鋭いトゲがあります。
黄色い実は甘くて美味しいです。
これから山でたくさん会えます。


ウスラウメ

桜梅と書いてウスラウメと読みます。
花が桜と梅の中間のようです。
赤い実は美味しく食べられます。



チョウジザクラ

小さな桜です。
花は必ず2個つきます。
姿が丁の字に似ているのでこの名前がついています。

ソメイヨシノはだいぶ前に開花宣言がありましたが、
その後の寒さで足踏みしているようです。
暖かくなればあっという間に満開なると思います。
今週末がよさそうです。


北八ヶ岳(最終回)

2009-02-18 | 八ヶ岳

枯木に大きな「エビの尻尾」ができています。
このあたりは縞枯れ現象が見られるところです。
歩いている人間がいなければ、まったくのモノトーンの世界です。
分厚い手袋をしているので、カメラ操作がたいへんでした。




冬は歩く人が少ないようです。
この日は誰にも会いませんでした。
北八ヶ岳は夏でも比較的少ないようです。
それだけに静かな歩きができます。
だいぶ体が冷えてきました。



縞枯山の頂上です。
茶臼山から約45分、地図のコースタイムとほぼ同じでした。
麦草ヒュッテから2時間20分でした。
メンバーも雪の中をコースタイムで歩けるので、元気でした。
普段からの「鍛え」がよいようです。



縞枯山からは急な下りになります。
歩くよりはお尻で滑ったほうがおもしろそうです。
但し、うまくスピードを調整できないとたいへんなことに
なります。
滑った跡が幾つかありました。





30分ほど下ると分岐に出ました。
ここまで降りればあとは平らな道を歩くだけです。
ロープウエイに向かってひたすら歩きました。



縞枯山荘が見えてきました。
夏はロープウエイからこのあたりまでくる観光客も
いるようです。
ここも素通りしました。



降りてきた山を振り返って見ました。
正面に分岐の標識が見えますが、昨年は五辻を通ってここに
出ました。
登山道には道を外れないようポールが立っています。
この左に「坪庭」があります。




ピラタスロープウエイ乗り場に着きました。
朝、麦草ヒュッテを出発してから3時間40分の歩きでした。
ここでアイゼンを脱いで建物の中に入ります。
すぐにロープウエイが発車するようです。



切符は乗り場にいた係員から購入です。
片道¥900でした。
この時期は乗る人が少ないようです。


ロープウエイの中から下界を見ました。
下は晴れているようです。
茅野の市街が明るく見えました。
約10分で下界に到着しました。




降りたところに立派な建物があります。
茅野駅行きのバスが出るまで、1時間近くありました。
熱燗で冷えた体を温めました。
建物の周りには雪がありません。
平地には雪が少ないようです。




茅野駅でいつも立ち寄る店があります。
ここでお昼にしました。
窓から八ヶ岳がよく見えます。
この日は頂上に雲がかかっていました。
ここで1時間ほど休息して特急に乗り東京に向かいました。
初日は素晴らしい天候、二日目は曇っていましたが
それなりに楽しめた山行でした。

北八ヶ岳(その8)

2009-02-17 | 八ヶ岳

やっと茶臼山の頂上に着きました。
ヒュッテを出てから、1時間15分です。
標高2283m、かなり広いですが展望はよくありません。
左に行くと展望のよいところがありますが、パスしました。
真っ直ぐ、縞枯山に向かいます。



このあたりはかなり雪が深いようです。
冬山には鳥もいないようです。
静寂な世界でした。



いばらくすると、明るいところに出ました。
ここは枯木ばかりです。
冷たい風がかなり強く吹いていました。
夏なら気持ちよいのですが・・・
なかなか思うようにならないものです。



分岐に標識がありました。
左に行けば五辻に出ます。
我々は縞枯山のほうに向かいます。



前日の素晴らしい青空はどこに行ったのでしょう。
まるでシロクロ写真のようです。
どんよりした空からは今にも雪が降ってきそうでした。



枝に氷の結晶ができていました。
太陽が当ればキラキラ光ってきれいだったと思います。
ガラス繊維でできたお菓子のようでした。




こんな景色がしばらく続きます。
夏だとこのあたりにもいろんな高山植物が咲いています。
今は雪の中で静かに眠っているようです。



標高2387mのポイントです。
右に行けば展望が開けます。
この日の天気ではどこに行っても同じです。
ひたすら縞枯山に向かって歩きました。



木の枝にビッシリと雪が凍り付いています。
まるで花が咲いたようでした。
気温は相変わらずマイナス15℃から上がりません。
歩く足音が乾いて聞こえました。



木の枝に氷の結晶ができています。
手袋をバックに撮ってみました。
羽毛のように見えるのもあります。
なかなかきれいでした。



小さな枝にビッシリとできています。
「エビの尻尾」と呼ばれています。
雪氷は風が吹いてくる方向に成長します。
ここは風も強い場所のようでした。
もうすぐ縞枯山の頂上です。

北八ヶ岳(その7)

2009-02-16 | 八ヶ岳
昨夜、海南島から無事帰国しました。
中国最南端の海岸では気温が32℃くらいありました。
後日、ご紹介いたします。
北八ヶ岳シリーズ、続けます。


麦草ヒュッテは貸し切り状態でゆっくり眠れました。
一夜明けて外に出てみました。
東の空が赤くなっています。
気温はマイナス15℃くらいでした。




麦草ヒュッテの全景です。
手前のブルーシートの中にはスノーモービルがあります。
夏なら車で入れますが、冬は道路が閉鎖されていて入れません。
予約すれば迎えに来てくれるそうです。



玄関前にかわいい雪だるまがありました。
文字が書いてあるものはプラスチックでできたハエタタキです。
若い女性が働いていましたから、その人が作ったようです。
被っている帽子は釜飯の容器でした。



すぐ近くを国道が走っています。
佐久の方向です。
冬季は途中で閉鎖されているようです。
雪が解ければここまで車で入れます。



反対側(茅野)のほうです。
茅野駅からバスもあります。
ここに泊まって花を楽しむ人も多いようです。



ヒュッテを出発してしばらくすると太陽が昇ってきました。
残念ながら木の間からしか見えませんでした。
天気は何とかよさそうです。



登山道には雪がたくさんあります。
踏み外すと腰まで入ります。
この日の雪もよく締まっていました。



シラビソの枝には相変わらずいろんな動物達が
遊んでいました。
シロクマだけでなくアザラシもいるようです。
ここでは仲良くしているようでした。



急に明るいところに出てきました。
ここは「中小場」というところのようです。
標高は2232mです。
これから登る茶臼山には雲がかかっています。
朝の太陽はどこかに行ってしまったようです。



前日の青空とはうって変わって曇ってしまいました。
気温は相変わらずマイナス15℃から上がりません。
風が当ると体感温度も更に低くなります。
自然と足も速くなりました。



時々空の雲が薄くなります。
しかし太陽は姿を見せてくれません。
シラビソの木もすっかり凍り付いていました。



茶臼山まではかなり急な登りになります。
一歩一歩雪を踏みしめながら登りました。
今年の雪は全国的に少ないそうですが、
ここでは多いように感じました。
茶臼山の頂上はもうすぐのようです。



北八ヶ岳(その6)

2009-02-11 | 八ヶ岳

高見石の下に真っ白に凍りついた「白駒池」が見えます。
その奥に船を引っくり返したような山が見えます。
荒船山です。
春先に登ると新緑とヤマツツジが楽しめます。
登山道には琺瑯(ほうろう)でできた標識が残っていました。



少し左には浅間山がきれいな姿を見せていました。
薄く煙が見えます。
この1週間後に噴火しました。
しばらくは目が離せないようです。



高見石小屋に別れを告げて再び歩き出しました。
しばらくすると標識がありました。
ここを左に曲がって白駒池に向かいます。




シロクマが木にぶら下がって遊んでいます。
どうやったらこんな姿ができるのでしょう。
風にゆらゆら揺れていました。
春まで餌はいらないようです。



池の近くに白駒荘という小屋があります。
冬季は閉鎖されています。
雪が解ければボート遊びなどもできるようです。



高見石から下に見えた白駒池です。
全面凍結しています。
青空に真っ白な雪原が映えていました。


池の途中まで歩いた跡があります。
向こう岸まで歩けるようですが、時間がないのでパスしました。
10mほど歩いて見ましたが、雪が膝くらいまでありました。
氷の厚さは10cmくらいあるようです。



再び標識がありました。
これから麦草峠に向かいます。
近くまで車が入れますから、雪が解ければ賑わうところです。
この時期に歩いている人はいませんでした。



倒木の根っこにシロクマがたくさん遊んでいます。
雪がなければ何でもない倒木です。
雪と風が作った芸術品でした。
それぞれみんな違う姿をしていました。



やがて白駒の奥庭と呼ばれているところにでました。
ここで小休止です。
誰かのザックからウイスキーのポケットビンがでてきました。
山では普段飲みませんが、ここまでくれば小屋はすぐ近くです。
お湯割にして体を温めました。



奥庭のようすです。
夏は高山植物の花が楽しめます。
雲一つない青空が広がっていました。
風は相変わらず冷たかったです。





茶臼山とその右奥に縞枯山が見えてきました。
明日はあの山を登ります。
今日のような天気は望めないかも知れません。
落ち着いた感じのする山です。




麦草ヒュッテが見えてきました。
このあたりにも高山植物がたくさんあります。
2年前の夏に今回の逆コースを歩きました。
ここでキソチドリに出会えて嬉しかったことを覚えています。
この夜は家族連れが一組いただけで我々だけの貸し切り状態でした。
薪ストーブを囲んで遅くまで談笑しました。
薪ストーブは心まで暖かくしてくれました。


しばらくブログをお休みします。
今日から海南島に行ってきます。
海南島は台湾を除けば中国で一番大きな島だそうです。
2つの山を登って15日に帰国する予定です。
北八ヶ岳シリーズは16日から再開します。



北八ヶ岳(その5)

2009-02-10 | 八ヶ岳

中山展望台と呼ばれているところに到着です。
ここにはもっと大きな樹氷がありました。
木についた雪がかたく凍り付いています。
触ったぐらいでは落ちませんでした。



ここに立っていると遮る物がないので、直接風が顔に当ります。
風があると体感温度も低くなります。
ジッとしていると体も凍り付いてしまいそうでした。
2年ほど前にアラスカにオーロラを見に行ったことがあります。
その時、折角だからといって北極圏まで行きました。
途中に大きな樹氷があり、まさにモンスターでした。
これを見てその時のことを思い出しました。



正面に富士山のような姿をした蓼科山が見えました。
標高2530mです。
八ヶ岳の中でも独立しています。
やはり登山道には大きな石がゴロゴロしていて、苦労します。
頂上は広くて小さな祠がありました。
左の奥は霧ヶ峰高原のようです。



シラビソの枝には下から上までビッシリと雪がついています。
たくさんのシロクマが木に登っているように見えます。
真っ白な世界です。
空の青さが一段と映えて見えました。




展望台を早々に引き上げ、その先に進みます。
しばらくはこのような樹林帯が続きます。
雪を掻き分けて歩きました。
道がかなり狭くなっているところです。







特にこのあたりは雪が多いようです。
踏み跡を外すと腰まで入ってしまいます。
ところどころに深い穴が開いていました。
誰かが落ちた跡のようでした。




少し広いところに出ました。
シラビソの木と雪原のコントラストがきれいでした。
時々強い風が吹いてきます。
少し風邪気味だったのでマスクをしています。
できるだけ冷たい空気を吸わないようにしました。



何に積もったのかわかりませんが、丸く雪が積もり下に横線が
見えました。
口に思えたので、ストックで目を入れました。
頭に毛を3本つければ「お化けのQちゃん」です。



やっと高見石小屋に到着です。
シラビソ小屋をでてから約4時間です。
ここでお昼にしました。
ここも通年営業の小屋です。
夏、泊まったことがありますが、大きな部屋に5人でした。
手作りの天体望遠鏡があって、星の観察ができます。



小屋の上に高台があります。
そこに登ると山が見えます。
手前が茶臼山でその左に蓼科山が見えました。
真っ白に樹氷ができています。
だいぶ降りてきたので気温はマイナス5℃くらいまで
上がっていました。

北八ヶ岳(その4)

2009-02-09 | 八ヶ岳

しばらく登ると展望の良いところにでました。
左が東天狗岳、右が西天狗岳です。
2つを総称して天狗岳と呼んでいます。
西天狗のほうが少し高く(2646m)、三角点があります。
東天狗の稜線がよく見えました。




シラビソが立ち枯れしています。
ここには縞枯山という山があります。
このような立ち枯れ現象がみられます。
原因はよくわからないそうです。
下からは新しい木が芽生えていました。



登山道がまっすぐついています。
夏は石がゴロゴロしていて歩きにくい道です。
雪が積もると歩きやすいです。
特に今回は雪が締まっていました。



樹氷のトンネルです。
周りは静かで雪を踏む音しか聞こえません。
気温は相変わらずマイナス12℃から上がりませんでした。




しばらくはこのような登山道が続きます。
雪は2mくらい積もっているようです。
雪道は紫外線が強いです。
目の弱い人はサングラスが必携でしょうね。



ここに生えている木はほとんどがシラビソです。
ところどころに立ち枯れが現れます。
夏はそれほど感じませんが、雪があるときれいです。
青空に向かって真っ直ぐ背伸びしていました。




シャクナゲが寒さに耐えていました。
冬の間はこのように葉っぱを丸く閉じています。
花芽もしっかり閉じて春を待っているようです。
ネパールで見たシャクナゲよりかなり小さいです。
厳しい環境なので大きくなれないようです。



石に雪がきれいに積もっていました。
まるで大福餅のようです。
ここの雪はサラサラしたパウダースノーです。
風のいたずらでこのような形を造るようでした。



シラビソに程よく雪がついています。
どれもクリスマスツリーのようです。
青空によく映えていました。




正面に浅間山が姿を見せてくれました。
真っ白に雪を被っています。
今月2日に小噴火を起こしました。
火山灰が東京まで飛んできたそうです。
しばらくは油断できない山です。



振り返ると天狗岳がまだ見えました。
冬は夏より空気が澄んでいるのでよく見えます。
東天狗の頂上もだいぶ小さくなりました。
素晴らしい景色になかなか足が前に進みませんでした。




枝の先端まで雪が凍り付いています。
まるで花が咲いたようでした。
青空が目に痛いようです。
こんな日は滅多にないと思いました。



立ち枯れした木にも雪が付いて凍っています。
立派な絵になっていました。
風が時々吹いてきます。
耳が痛くなるような冷たい風でした。
もうすぐ中山展望台です。



北八ヶ岳(その3)

2009-02-08 | 八ヶ岳

この中山峠は昨年より雪が多く感じられました。
夏道はまったくわかりません。
見上げるとかなりの勾配です。
この左側から正面の岩の前を通り、その右に
ルートがあるようです。




まわり道をして2番手につきました。
先頭はカンジキを履いて道を作っています。
その跡を踏み固めます。
踏み跡でないところに足を入れると、膝上まで入ってしまいます。
踏み外すと脱出するのに一苦労です。



峠の途中で振り返りました。
素晴らしい青空です。
こんな晴天はなかなかありません。




少し左側に目をやってみました。
シラビソに雪が積もってクリスマスツリーのようでした。
雪が締まっていたので、苦闘しながらも何とか歩けます。
もうすぐ峠にでます。



最後のクサリ場を抜けると中山峠です。
ここまで登れば一安心です。
上から登ってくる仲間に声を掛けて励ましました。
みんな必死で登っていました。



峠を少し歩いたところから東天狗がよく見えます。
しらびそ小屋からは正面にみえましたが、ここからは真横です。
夏歩くと花イワカガミなどの花がたくさん咲いています。
頂上からは展望のよい山です。



頂上付近をズーミングして見ました。
稜線を歩いている人がいます。
風がかなり強そうです。
昨年は滑落事故がありました。
冬山は油断できません。



我々は峠から右に歩きます。
樹氷がきれいです。
気温は相変わらずマイナス12℃くらいです。
気温が上がると雪崩が起きやすいです。
このくらいの気温なら大丈夫でしょう。



1月の筑波山では水滴が凍りついてできた霧氷でした。
これは雪がそのまま凍りついた樹氷です。
気温がマイナスにならないとできません。



近くで見ると枝にびっしり付いた雪が凍り付いて
花が咲いたようでした。
遠くに見える山は西天狗です。
しばらくは樹氷の林の中を歩きます。
足元の雪も凍りついていました。
アイゼンを効かせながら歩きました。