ブラジル脆かった メキシコ優勝

女子バレー日韓戦の後も、テレビじじいは「飽き風」も感じずに去りゆく夏のオリンピックを楽しんだ。

男子サッカー決勝。開始３０秒でラファエルの不用意なパスをさらったメキシコがペラルタのシュートで先制し、面白い展開となった。相手ゴール近くでボールを奪いペラルタが決めるというのは、日本がやられたのと同じだった。

ネイマールを筆頭にブラジルの個人技はさすがと思わされたが、連携が足りない。惜しいというシュートはほとんど見られない。

後半にもペラルタがＦＫからヘッドを決めた。

終盤、緩慢プレーを注意された（画面から見た限りではそんな風に思えた）ラファエルが、たしかシウバ？　ファン？　とやりあっていた。直後に交代。あんなことがおっぱじまっては、ブラジルも終わりだと思った。

ブラジルはロスタイムになってやっとフッキが１点返したが、遅かった。

日本は優勝チームに負けたのではしょうがない、と言いたいところだけど、３位決定戦で韓国にやられちゃったから、負け惜しみも言えないな。

女子バレー韓国を破り銀 のインタビューはすごかった

日本男子サッカーが韓国に完敗して銅メダルを取れなかったのを夜明けに見て、夜になったら日本女子バレーが韓国に銅メダルをさらわれたら踏んだり蹴ったりだ。韓国大統領の竹島訪問なんていうのもあったし…。

気分悪くなるかもしれないと、我慢していたが、我慢しきれず中継を見た。日本が第１セットを取り、第２セットもリードしている。あれよあれよのストレート勝ち。けっこうすっきりした。

そもそもバレーはなんで毎年毎年、日本でワールドカップを開催するのだ。なんかテレビマネーにものいわせている感じで、好感を持てなかったのだ。それでも…。

それをいつも放送しているフジテレビアナウンサーのインタビューはすごかった。三宅正治アナだと思うのだが、次々にマイクの前にやって来る選手のことをよく知っている。セッターの竹下佳江とは、まずハグしてからだ。

２８年ぶりのメダルをともに喜んでいる。それでいて、チームメートにコーチに監督に支えてくれてきたみんなに感謝、という紋切り型ではない答えを引き出していたと、テレビじじいは感心した。

完敗日本サッカーのハーフタイムに世界記録を見る

「あれは惜しかった」という場面も思い出せない。韓国に完敗したサッカー男子３位決定戦。ハーフタイム。ハイライトも見る気にならず、陸上に切り替えた。

女子ハンマー投げで、実際より５メートルも少なく発表されたとか何とか。ビデオを見ながら協議している。

そして女子４００メートルリレー。解説の朝原宣治さんが「世界記録が出そうだ」と期待を語る。

その通り、出た！　米国が４０秒８２。

終盤に近づいた陸上で、ここまでたったの２個目の世界記録をわずか１５分のハーフタイムで目撃できた。

ハンマー投げに戻って、あれはファウルの表示のままですとのアナウンスを聞いてから、完敗サッカーを最後まで見届けさせられるハメになってしまった。

認められれば２位の記録、と言われていたたしかドイツのハンマー投げ選手。ベスト３には入らなかったようだが、よく分からない。

ボルト伝説完成の瞬間を綱渡りで見た

陸上男子２００メートル決勝は、なでしこジャパンが金メダルに挑戦する米国戦ハーフタイムには来ず、テレビじじいは困った。さあどうしよう。

後半９分、カーリ・ロイドに長い距離を持ち込まれ、ズドーンと決められた。０－２。これはダメかも。

ウサイン・ボルトへ切り替えた。間もなくスタート。反応は６番目だったそうで、よくなかったらしいけど、テレビじじいにはスタート直後、あっという間にリードした感じに見えた。後半、１００メートル銀のヨハン・ブレークに詰められたが、最後はブレークを見ながら、ちょっと緩めたようないつものゴール。ほんとに強い。

すぐにサッカーに戻った。よかった。ロイドの９分後に大儀見優季が決めて１点差に追い上げたのだから。

ボルトの「伝説になった」というインタビューは、なでしこの試合後にニュースで見た。

綱渡りだったが、ボルト伝説が完成する瞬間を見られた。

負けたなでしこは勝って、勝った男子は負けた

直前の強化試合でフランスに完敗したなでしこジャパンは、雪辱して決勝進出。

メキシコに勝ったＵ２３男子は、準決勝で逆転負けを食らう。

オリンピック本番と親善試合では大違いだった。

４４年ぶりに、メキシコ五輪３位決定戦のリベンジをされた、なんてテレビじじいは思ってしまう。でも、男女とも今回、闘った選手たちは生まれてもいなかった。直前対決の教訓をどう生かしたかの違いだったのだろうか。

扇原貴宏がボールを失ったのが、メキシコの勝ち越し点につながったのだけれど、スペイン戦でＣＫを蹴って大津祐樹をアシストしたのも扇原。３位決定戦もめげずに頑張ってほしい。

ところで、進藤潤耶アナウンサーは、余計なしゃべりをいれない実況で好感が持てた。

卓球女子団体決勝からハシゴしたもので、蛇足だけれど、サーブするときもしゃべりが止まらないことがある植草朋樹？アナウンサーに閉口した。中国の大声援も、サーブのときにはなんとか静まっているのに…。

田辺アナを絶賛するブログ発見

田辺研一郎アナウンサーを絶賛するブログを見つけた。なでしこジャパン初戦の対カナダ戦。田辺アナの沈黙を褒めている。そうだっけ。そんなによかったっけ。テレビじじいは、さっき寝ぼけていたのかなあ。

http://news.livedoor.com/olympic/london2012/detail/6792060/

おしゃべりアナウンサーに耐えて耐えて、なでしこ決勝進出

時計を見ても時間が過ぎなくて…とＧＫ福元美穂が述懐するフランスの猛攻につぐ猛攻に耐えて耐えて、なでしこジャパンはオリンピック決勝にたどり着いた。

で、田辺研一郎アナウンサー。お願いだから黙ってくれ、と言いたくなった。ボールの行方を追って放送してくれ。「アッ」と声を上げてゲームに集中している解説の川上直子さん。その場面について聞かずに、誘導尋問みたいな質問をしないでくれ。見ている方は気が散ってしょうがない。

きょうはおしゃべりアナウンサーに耐えて耐えて決勝進出を見た感じ。試合そのものの力で、すごかった、よかったという感想になるんだけれど。

後半、日本が攻め立てられて、（余裕がなくなって？）少しはテレビじじいのこの願いに応えてくれたような気はしている。

ボルト１００メートル連覇 おっと生中継なし

３０００メートル障害のジャンがなって最後の１周。テレビの画面は室伏広治の４投目に切り替わっている。なんか釈然としない。室伏はまだ２回残っているんだし…。

このあとの男子１００メートル決勝と重なったらどうするつもりだろう。テレビじじいは心配になった。もちろん、オリンピックの華１００メートルを見たい。

ちょっとずれたのか、それとも１００メートルの間は表彰式のように休みにしたのか？　室伏の順番はゴール後しばらくしてからとなり、重ならず結果オーライ。

ところで、２０億人が見たウサイン・ボルト連覇の瞬間をライブで見られなかった国がある。電波の届かないどこかの独裁国？

なんと米国だ。ＮＢＣはプライムタイムに放送するため、生中継をしなかったんだそうだ。１００メートルは米東部の午後４時５０分スタートだったから、けっこう待たせたのだろう。テレビ局独裁、ワイルドだぜ～。

闘莉王４得点 永井謙佑の帰る場所はあるのかな？

女子マラソンは、入賞争いぐらいはしてくれるのかと思っていたので、期待はずれ。早寝早起きで、ボルトの１００メートルを目指そう。

朝放送されていた男子１万メートル、ケニア勢とエチオピア勢が競輪のようにラインを作って周回していて、興味深かった。

勝ったのは英。2着米。筋違いの結果になって、こりゃ大穴だあ。

オリンピックと関係があるようなないような、なんだけど名古屋－神戸の闘莉王４得点はすごい。攻撃好きのセンターバックがフォワード。１トップに起用されて点を入れまくっている。

「穴埋めのジョーカー」とかいっていたけれど、永井謙佑クン、帰る場所がなくなっちゃうよ。

永井謙佑と清武弘嗣をセットで買うチームはないのかな

永井謙佑と清武弘嗣をセットで買いに来るチームはないのかなあ。

ロンドン五輪、エジプトを破って日本男子も４強入りした試合の先取点を見て、テレビじじいはそう思った。

永井は清武によって生かされている。

清武は永井という相棒を得て、輝いている。

今回もメンバー発表をみた日本テレビのスタジオは、大津祐樹１トップで永井は左の想定陣形を打ち出していたが、現地実況は永井１トップといっていて、プレーの流れでの入れ替わりはあっても永井が一番前に出ているように見えた。

このごろずっと永井の方がいいと思っているんだけれど、何か不都合があるのかな。ともかく負傷が軽いといい。

「むしとりなでしこジャパン」だ 準決勝進出

「耐えるなでしこ」と内山俊哉アナウンサーが言ったそうだけど、テレビじじいは「虫取りなでしこ」だと思った。ブラジルを２－０で破って準決勝進出のなでしこジャパンのことだ。

前半も後半も６割以上ボールを支配された。それでもゴール前、粘り強く絡み取り、得点を許さなかったもの。特に前半はＣＫ９本！をしのいでみせた。しかしそれだけではない。カウンターでパクっと、ブラジルを食っちゃった。

前半２７分の得点は、ＦＫを澤穂希が素早くリスタート。カウンターになって、大儀見優季がＧＫとの１対１を落ち着いて決めた。

後半２８分の大野忍の得点もカウンターから。大儀見がアシストしたパスも、大野の切り返して決めた冷静なシュートも、みごとだった。

次のフランス戦も楽しめそう。

日本男子、１位通過。日本男児の心意気？

引き分け以上で１位通過できる日本のホンジュラス戦。先発を５人だか入れ替えて臨んだが、前半の出来は良くなかった。やたらボールを失う。３８分、権田修一の好セーブで命拾いなどなど。

後半途中から、清武弘嗣、永井謙佑が入って、日本にもチャンスが少しでてきた。

長い４分のロスタイム。と思ったら、ホンジュラスも引き分け通過を覚悟していた。日本に勝って１位通過のリスクを取らなかったので、日本のバックスがゆうゆうとボールを回すうちに時間が過ぎた。

会場からブーイング。そしたら鈴木大輔がロングボールを蹴りこんで、相手ボールになった。なぜ、試合終了までボールを回さなかったんだろう。あれ、やり過ぎると反則取られるなんてことないよな。バスケじゃないんだから。

正々堂々勝負、勝負！日本男児の心意気を見せた？

なでしこの２位狙いが徒花となりませんように

テレビで応援してくれる人や少年少女に対しては申し訳なかったと思います。

なでしこジャパンの佐々木則夫監督は、南アフリカ戦後半途中から、決勝トーナメントの組み合わせや試合会場を勘案して、グループ２位を選択し引き分け狙いだったことを明らかにした。

テレビじじいも眠い目をこすりながら観戦したのになあ。

なんか締まらない展開だったのは、７人もスタメンを変えてきたせいかなと思っていた。前半すぐにスウェーデンが２－０でリードの情報が入って、その時点で、日本との得失点差は４だったはずだから、存分に点を取れる状況だったのではないか。

スウェーデンも、わざと失点してから追いつかれるという裏ワザで日本をハメようとしたのかな。

あんまり内情をばらしてしまうと、無気力試合の批判を受けるのではないか。

国際バトミントン連盟は、決勝トーナメントの組み合わせが有利になるようにポイントを落とすなどしたとして、韓国、中国、インドネシアの４ペアを非難。今後処分の可能性があるというニュースが持ち上がっているそうだし…。

ブラジルのマルタってすごい選手らしいし、そんなことまでして選んだ相手が強すぎた、なんてことになりませんように。