Unseasonable Shore

映画の感想を中心に、普通の生活をおくる30代ゲイの日々感じるできごと。

ドリームハウス(ネタバレ注意)

2012-12-11 12:37:19 | 映画
今回は映画「ドリームハウス」について。




この映画気になっていたけど、まぁ観なくてもよいかななんて思ってもいて。でも、機会があったので観に行ってきました。
主演がダニエルクレイグですからね(笑)。

ここで内容を・・・


家族と向き合う時間を増やそうと、ウィル(ダニエル・クレイグ)は会社を退社して郊外の家に越すことに。父親以外の家族が殺害されたいわくつきの家だったが、妻リジー(レイチェル・ワイズ)や子どもたちと穏やかな日々を送れることにウィルは満足する。しかし、不気味な男が家の周辺をうろつき、子どもたちが幽霊らしきものを見たと騒ぐなど、不審な出来事が相次ぐ。そんな中、ウィルは向かいに住むアン(ナオミ・ワッツ)から、以前の居住者一家殺人の犯人が彼らの父親で、いまだに捕まっていないと教えられる。


と書いてあります(笑)。



最初はよくある、ホラーかサスペンスなのかなって思って観ていました。そしてら、俳優陣がすごく豪華で「これってなんかちょっと違うかも」って思うようになっていきました。というのも前半列車のシーンでエリアス・コーティアスがほんの少しだけ出てくるんです。「あれ?」って思っていると、最後の最後にその謎がわかってきて。隣人にナオミ・ワッツも出てくるから、ほんとよくあるホラーにしては豪華ですよね(笑)。でも不気味な雰囲気とか、驚かせ方なんかはけっこう王道な見せ方をしています。

でもところどころ「あれ?」って思うところが出てきます。これがあとになってわかってくるので、それは映画をご覧になってみてください。ボーンレガシーの時もそうでしたが、レイチェルワイズが出てくると、映画が高尚な感じになるのが不思議です(笑)。ダニエルクレイグの入浴シーンもありますから、そういった楽しみもゲイにはありますね。

DVDでも良いのでご覧になってみてください。このオチをゆるせるかどうか?はご自分で判断してくださいね。


ここからはネタバレですので、ご覧になっていない方は読まないでくださいね。











で、結局この家の殺人事件はダニエルクレイグが奥さんと子供を殺していたっていう「最初」のオチが出てきます。犯人にせまっていくと、自分の映像を観ることになるシーンが出てくるから。奥さんが死ぬ最後に旦那であるダニエルクレイグの頭を銃で撃つので、ダニエルクレイグはその記憶が飛んでしまって、気が付いてから、自分が殺したことを受け入れられず、精神疾患になってしまって病院に入院。でも殺しの証拠は無いので、まだ解決していないというのです。ここから、今までの家での家族のシーンはダニエルクレイグの頭の中だけで行われていたことを観客は知ることになります。本当はここに誰も住んでいないので、不良たちがこの家の地下室で夜中にホラー話をしているシーンでダニエルクレイグが彼らに攻め寄るシーンで「ここは誰も住んでないはず」っていう話が出てくるんです。
ナオミワッツ演じる隣人は彼と話をしますが、本当はこの事件のこと知っていて、ダニエルが違う名前を自分に言ってきたことと、自分のことをあまり覚えていないことからhなしを合わせていたということがわかります。

そして、このナオミワッツの旦那がもう一つのキーポイントになっていきます。前半部分から夫婦は別居しているとわかるのですが、この旦那がラストで鍵をにぎる役目となっていきます。

実は、この旦那が自分の奥さんであるナオミワッツを殺すために、エリアスコーティアス扮するチンピラ(?)を雇ったのですが、この男がバカで、間違って道路はさんで向かいのダニエルクレイグの家に侵入して奥さんと子供を殺していたんです。そこへ、ダニエルクレイグがかえって来て、もみあいになりますが、瀕死のレイチェルワイズ(奥さんね)が殺し屋を狙って撃った弾が夫であるダニエルクレイグにあたってしまったっていうのが真相。

ラストは、この旦那と殺し屋がダニエルクレイグとナオミワッツを殺そうとしますが、そこをレイチェルワイズが亡霊?幽霊?となって助けてくれるんです。旦那と殺し屋は死んでしまいます(笑)。

ちょっと「シャッターアイランド」と「ゴースト」が一緒になったっていう感じの映画でした。

にしても、ダニエルクレイグはかっこいいですねぇ。007も期待しています。