竹あんどん、幻想の明かり 京都・向日で「かぐやの夕べ」

2017-10-23 11:52:00 | イベント
 竹林を竹あんどんで照らす観光イベント「竹の径(みち)・かぐやの夕べ」が21日、京都府向日市の散策路「竹の径」などで始まった。あいにくの雨で縮小開催となったが、竹筒の水にろうそくを浮かべた竹あんどん約1500本が夕闇の竹林を幻想的に彩り、来場者が見入った。

 市観光協会が2002年に始め、昨年から開催期間を2日間に拡大した。

 第6向陽小(同市寺戸町)でオープニングセレモニーがあり、あんどんに火がともされた。来場者は傘を差しながら、闇にふんわりと浮かび上がる光を眺めていた。雨のため、あんどんの数を減らし、同小でのステージイベントやマルシェは体育館などに会場を移して行われた。

 京都市西京区の洛西竹林公園では、両市共催の「竹結びフェスタ」が催された。竹林を背にミュージシャンのステージや飲食コーナーなどがあり、家族連れらでにぎわった。

 かぐやの夕べは台風の影響で22日の開催を中止する。

【 2017年10月22日 13時29分 】

「お茶の世界感じた」千利休ゆかりの品展示 京都・大山崎

2017-10-23 11:43:53 | 会 party
 特別企画展「千利休とその周辺」が21日から、京都府大山崎町大山崎の町歴史資料館で始まった。同展に合わせ、地元にある利休ゆかりの国宝茶室「待庵」の模型展示も行われている。

 企画展では、千利休と関わりのあった豊臣秀吉や堺衆など、武家や商人らとの人間関係を計107点から振り返る。北野大茶会が開かれた際の利休直筆の書状や、土佐派による堺衆の肖像粉本、堺市で発掘された茶道具などが並ぶ。

 また、併設の大山崎ふるさとセンター1階ロビーでは、利休が手掛けた茶室で唯一現存する茶室「待庵」の原寸大模型も展示され、中で地元の茶道サークルが茶をふるまった。長野市の宮大工、北村幸雄さん(63)が資料を基に精密に再現したものを町が借り受けた。

 米国から訪れたポール・デ・マリニスさんは「狭いが居心地良い。実際に茶を味わい、お茶の世界を感じられた」と喜んでいた。

 11月26日まで。300円(小中生無料)。茶席は期間中の土日祝日に実施、ただし10月22日は選挙のため休止。有料。

【 2017年10月22日 13時13分 】

オーケストラ演奏、迫力に児童魅了 京都の小学校

2017-10-23 11:40:49 | 会 party
 東京佼成(こうせい)ウインドオーケストラ(東京都杉並区)の芸術鑑賞会が19日、京都府長岡京市友岡1丁目の長岡第四小で開かれた。迫力のあるプロの演奏を披露して児童約350人を魅了した。

 同楽団は、文化庁の文化芸術による子どもの育成事業の一環として来校。保護者や住民らにも公開し、約40人が来場した。

 楽団は、モーツァルトのセレナーデ第10番「グラン・パルティータ」やワーグナーの歌劇「ローエングリン」の一部など9曲を演奏。楽器紹介のほか、共演コーナーでは児童が楽団の伴奏で「故郷」を合唱、「テキーラ」の曲に拍手と掛け声で参加した。

 アンコールでサプライズの校歌が流れると驚いた児童は笑顔で歌った。6年青山大輝君(11)は「迫力のある音が体に響いた」、6年中根拓海君(11)は「音楽の楽しさが伝わってきた」と話した。

【 2017年10月20日 11時54分 】

いぬボトルで迎春モード サントリー山崎蒸溜所

2017-10-23 11:38:46 | 商 trading
 来年の干支(えと)の「戌(いぬ)」をかたどるウイスキーローヤルの陶製ボトルの仕上げ作業が19日、サントリー山崎蒸溜所(大阪府島本町)で始まり、一足早く迎春ムードを醸している。

 同ボトルはサントリースピリッツが1982年から製造している。今回は松竹梅の図柄の手まりと犬がモチーフの美濃焼で、高さ23センチ、奥行き13・8センチ。600ミリリットルのウイスキーが入る。

 仕上げ作業では従業員20人が、ベルトコンベヤーで流れてくる陶製ボトルを、1本ずつ手にとって栓をシールで封印し、傷や汚れなどがないか確認して底のざらつきを磨き、布で拭いて箱詰めした。

 価格は8800円。11月7日から全国の百貨店やスーパーなどで1万6800本を販売する。

【 2017年10月20日 11時00分 】

くぼ地は前方後円墳の付帯施設か 京都・五塚原古墳

2017-10-23 11:36:10 | 歴 history
 京都府向日市埋蔵文化財センターは18日、国史跡・乙訓古墳群の一つで古墳時代前期の前方後円墳「五塚原(いつかはら)古墳」(同市寺戸町)について、前方部の西側にあるくぼ地が古墳の付帯施設として人為的に掘られた可能性があると発表した。「最古の前方後円墳がどのような外周をしていたのか解明する手掛かりを引き出せた」としている。

 2001年の調査では、くぼ地は自然の地形と判断された。だが、今回の調査で前方部の南西角や、そこから北に向かって落ち込むくぼ地の南端が確定でき、こぶし大の礫(れき)(石)も見つかった。このことから、くぼ地は人が掘ったと考えられるという。

 くぼ地は南北35メートル、東西25メートル。古墳周辺に同様のくぼ地はないため、墳丘の盛り土を取るためだけに掘ったとは考えにくい。くぼ地を囲むように後円部から前方部南西角に掛けて堤状に高まっている部分もある。古墳は堤やくぼ地も一体のものとして造営されたと考えられ、同センターは「築造時の通路や、完成後の外観を意識して整備した可能性もある」と説明する。

 現地説明会は21日午前11時~午後3時に行う。小雨決行。問い合わせは向日市埋蔵文化財センター075(931)3841。

【 2017年10月19日 15時00分 】

限定784個「かぐや姫」チョコ販売 京都・向日

2017-10-23 11:32:50 | 商 trading
 京都府向日市はこのほど、竹やかぐや姫をPRするオリジナルのチョコレート「キットカット」を作った。21、22日に市内で開かれる観光イベントで限定販売する。

 パッケージ表面に「かぐや姫の里 向日市」の題字が入り、竹のイラスト、かぐや姫の写真が印刷されている。チョコレートのメーカーの許可をもらい、長岡京に都が移った年にちなんで784個を製造。観光イベント「竹の径・かぐやの夕べ」の会場で、1箱240円で販売する。

【 2017年10月19日 10時37分 】

拳四朗さん初防衛戦、地元熱く 京都・城陽

2017-10-23 11:20:17 | 賞 prize
 京都府城陽市出身のプロボクシングWBC世界ライトフライ級王者、拳四朗さん(25)=BMB=の初防衛戦を22日に控え、城陽の住民らでつくる「拳四朗後援会」(183人)が盛り上がりを見せている。衆院選の投開票日と重なる「想定外」もあったが、当初の目標を超える約130人が両国国技館(東京)へ向かう。後援会の石田實会長は「会場に行けない人の分まで応援したい」と、拳に力を込める。

 地元に住みながら世界の舞台に立つ拳四朗さんをサポートしようと、後援会は昨春に発足した。世界王者に上り詰めた5月以降、後援会サイトへのアクセスは急増した。会員も約80人増え、地域的な広がりも見せる。

 「えらいこっちゃ」。9月下旬、衆院選の投開票日が初防衛戦と同じ日に決まり、自治体の議員や職員ら約30人の応援遠征がキャンセルになった。だが会員らは、充実してきた後援会の態勢を生かして参加者の募集をてこ入れ。当初掲げた目標の80人を大きく上回る130人が決戦の舞台に赴くことになった。

 前回、観客席で後援会員同士がバラバラになってしまった反省を生かし、応援に一体感が出るよう、まとまった席を確保した。既に東京で調整している拳四朗さんも、「地元の支援は本当に力になっている」と感謝を忘れない。

 石田会長は「拳四朗は、今や城陽だけでなく広い地域を結びつけてくれる存在。しっかり応援して、勝利の感動をまたみんなで分かち合いたい」と期待している。

【 2017年10月18日 11時12分 】

不登校の子、どう自信取り戻す? 京都・亀岡で教員研修

2017-10-23 11:07:34 | 賞 prize
 京都府乙訓教育局管内の小・中学校の養護教員を対象にした研修がこのほど、亀岡市南つつじケ丘のフリースクール「学びの森」で行われた。北村真也代表(55)は不登校を経験した子どもたちに自信を持たせていく過程やその大切さについて話した。

 学びの森は府教育委員会が認定するフリースクール。出席日数が在籍校で認められ、成績認定もされる。養護教員は不登校の悩みを聞く機会が多く、教員24人が参加した。

 北村代表は「不登校になった子どもは小さな成功を繰り返すことで自信を取り戻す」と説いた。医療・福祉面の支援も欠かせないとし「環境を変えると、見違えるように明るくなる」と語った。

 参加した勝山中の高味晴子養護教諭(55)は「学校以外にも学びの場が必要な子もいる。福祉との協力関係を築くためのヒントを得られた」と話した。

【 2017年10月18日 10時28分 】

公用車タイヤ、刃物で切られる? 京都・向日市、5月も4台被害

2017-10-23 11:05:45 | 災 disaster
 向日市役所敷地内(京都府向日市寺戸町)に駐車していた公用車がパンクさせられていたことが16日、分かった。向日町署が器物損壊容疑で捜査している。

 市によると、16日午前6時50分ごろ、庁舎南西にある敷地に止めてあった軽ワゴン車1台のタイヤ全4本がパンクしているのを警備員が発見した。いずれのタイヤにも刃物で切ったような跡があった。

 車両は敷地内で毎週土曜日に開かれる農産物直売会「愛菜楽市」の広報車として使用。車体に楽市のロゴや野菜の写真をラッピングしており、普段から表通りに面した場所に止めて市民に楽市をPRしていた。向日市では5月にも公用車4台がパンクさせられる被害があった。

【 2017年10月17日 11時26分 】

全小6児童780人が陸上大会 京都・長岡京

2017-10-23 11:02:31 | 会 party
 京都府長岡京市の小学6年生全員が陸上競技に取り組む小学校陸上運動交歓記録会がこのほど、京都市右京区の西京極総合運動公園補助競技場であった。児童約780人が徒競走や跳躍競技に挑み、「体育の秋」を満喫した。

 長岡京市小学校体育連盟が主催し、18回目を迎えた。全員参加の100メートル走をはじめ、選択種目の50メートル走や800メートル走、走り幅跳びなど8種目を実施。児童はトラックやフィールドを力強く駆け回った。

【 2017年10月16日 12時27分 】

スーパー店名「ベンリー」 小2命名、京都・大山崎

2017-10-16 08:13:47 | 賞 prize
 京都府大山崎町大山崎鏡田で開店準備が進むスーパーの店名が「ベンリー山崎」に決まった。出店業者らが大山崎小の児童から公募し、2年の粂聡一郎君(8)が考えた名前が採用された。粂君は「おじいちゃん、おばあちゃんから子どもまで、みんなが『便利やなあ』と思う店になってほしい」と、名前に込めた思いを披露する。

 公募は8月下旬に行い、316通の応募があった。粂君は3日間ほど思案し、母親から「店が近くにあったら便利やなあって思うやろ」といわれ「ベンリー」を思いついた。新店舗を出店するラブリー円明寺(同町円明寺)にしばしば買い物に行くことから「名前に、おそろいの感じが出る」との理由で片仮名にした。末尾の山崎は、ラブリー円明寺運営会社の代表取締役山田大輔さん(40)が、粂君らの同意を得て付け足した。

 集まった店名候補は、9月上旬に山田さんと町や町商工会関係者が審査。採用を決めた山田さんは「ラブリーとも合う語呂の良さが決め手。これしかないと思った」と話す。担任教諭から知らせを受けた粂君は「まさかと思った。意外だった」と振り返る。

 店は16日開店予定で建物内の改装工事が進み、山田さんによると、地元農家の協力で地場野菜の産直市が出ることも決まった。

 粂君は「開店したら、すぐに行きたい。何が売っているか見たい」と声を弾ませる。

【 2017年10月15日 20時30分 】

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「古代の衣装は色に意味」 児童が長岡京の歴史と文化学ぶ

2017-10-16 08:10:01 | 習 learn
 長岡京が置かれた奈良時代から平安時代の過渡期の文化を学習するワークショップが14日、京都府向日市寺戸町の市文化資料館であった。市内の小学生14人が参加し、当時の貴族が身に付けた装飾品や衣装について学んだ。

 長岡京を題材に市にまつわる歴史を学んでもらおうと同資料館が企画し、この日は全4回のうちの2回目。講義では、同資料館職員が、装飾品には身分や仕事を示す意味があったことを紹介。木や竹に書いた字を消すための小さな刀「刀子(とうす)」を持っていれば役人だと分かったことなどを説明した。

 児童は、ガラス製の物差し「瑠璃小尺(るりのしょうしゃく)」と魔よけの「水晶飾り」のレプリカ作りにも挑戦した。

 古代の服装について学ぶ時間もあった。参加者代表の男女4人が衣装を着用すると、古代衣装研究家の山口千代子さんが解説。男性の衣装について「色が重要な意味を持っていた。最も身分が高い人は紫を着ていた」などと説明し、子どもたちが「そうなんや」と興味深そうに聞き入っていた。

【 2017年10月15日 12時47分 】

児童ら太鼓練習に熱、本番そなえ 15日、京都・走田神社で例祭

2017-10-16 08:07:10 | 祭 carnival
 走田神社(京都府長岡京市奥海印寺)で15日、秋の例祭のみこし巡行が行われ、先導役を務める地元の小学生が和太鼓とかねの演奏を披露する。本番を目前に児童らが追い込み練習に励んでいる。

 参加するのは長岡第五小5、6年生24人。8日から毎晩、奥海印寺自治会館に集まり、奥海印寺御輿保存会のメンバーから指導を受けている。4人一組になり、かねに合わせて「そーれ」の元気な掛け声とともに、ばちを振って太鼓などをたたき、力強い音を響かせている。

 飯田爽葉さん(12)は「腰を落として太鼓の真ん中をたたくようにしている。本番では、周りを引っ張っていけるようがんばりたい」と意気込んでいる。

 15日のみこし巡行は午後1時ごろに自治会館を出発し、奥海印寺地区を練り歩く。約2時間半後に走田神社に到着し、午後4時ごろから還幸祭を営む。

【 2017年10月14日 14時50分 】

意見募集もバリアフリー化 障がい者条例案で京都・長岡京市

2017-10-16 08:04:46 | 政 governing
 障害者差別解消や情報やコミュニケーションの保障を一体的に盛り込んだ京都府内自治体で初の「障がい者基本条例(仮称)」制定を目指す長岡京市が、同条例案の内容を説明する手話動画や点訳などを用いて市民から意見を募っている。同市によるパブリックコメント(パブコメ)では初の試みで、「政策形成への関与を身近に捉えてもらいたい」とする。

 パブコメは9月21日に開始。条例案について、視覚障害者でも熟読できるよう点訳版を用意し、弱視や視野狭窄(きょうさく)の人に対応した拡大文字版の他、知的障害者などへ向け漢字にルビを振った版も用意した。一部は市のホームページ(HP)でダウンロードできるほか、市役所窓口や公共施設で配布するなどしている。

 さらに、10月5日から動画投稿サイト「ユーチューブ」で、内容を手話で伝える動画も公開。市の手話通訳者による手話にナレーションが付き、字幕も添えた。市のHPからアクセスできる。パブコメの締め切りは16日。

 障害の特性に応じた形式のパブコメは市では過去に例がないという。市障がい福祉課は「各担当課へ過重負担にならないことと、タイムリーな発信を両立させながら、拡大文字やルビなどの中で可能なものは標準化を目指したい」とし、庁内で協議を進めている。

 同条例案は、障害者への差別や虐待をなくす取り組みや、情報保障やコミュニケーション手段の普及に向けた施策を市の責務とする。合理的配慮の提供について「必要性を(市が)できる限りくみ取る」などと定めた。市は12月定例市議会への提案を予定している。

【 2017年10月13日 10時00分 】

寄せ植えで「ハロウィーン」 京都・長岡京で講習会

2017-10-16 08:02:40 | 賞 prize
 秋の収穫を祝い悪霊を追い払う行事「ハロウィーン」(31日)を前に、雰囲気を盛り上げる寄せ植え講習会がこのほど、京都府長岡京市天神4丁目の中央公民館で開かれ、女性30人が楽しんだ。

 市緑の協会主催で「みどりで笑顔のまちづくり」の取り組みの一環。ハロウィーンがテーマの講習会は初めて企画した。苗はハロウィーンをイメージして、赤や黄、ピンク色のカラフルなケイトウと葉が紫の怪しげな色合いのアルテルナンテラ、化かすような姿のモミジ葉ゼラニウムなど5種を使用。

 寄せ植えの手順を聞いた後、参加者の中には友人と相談して植える配置を考える人や、慣れた手つきで早々と植え終わる人もいた。

【 2017年10月12日 14時00分 】