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「蓮酒」楽しみ、健康長寿願う 京都・三室戸寺

2017-07-25 18:47:34 | 会 party
 「花の寺」で知られる三室戸寺(京都府宇治市莵道)で14日、ハスの葉を杯にして茎から酒を飲む「蓮(はす)酒を楽しむ会」があった。大輪のハスが咲き誇る境内で、参拝者が健康長寿に効くとされるほろ苦い酒を味わった。

 同寺ではハスを約250鉢栽培している。蓮酒は中国より伝わった行事といい、地域の人や観光客に楽しんでもらおうと、約20年前に始めた。

 参拝者は手に持ったハスの葉に竹筒の日本酒が注がれると、茎から吸って楽しんだ。開始の午前9時には長蛇の列ができており、用意した300人分は午前中でなくなった。

 毎年訪れているという京都市中京区の村尾幸子さん(72)は「お酒は飲めませんが、ご利益がありますようにと頑張って飲みました。なかなかできない貴重な体験です」と話していた。

【 2017年07月15日 12時57分 】

薬物やネット、非行防止策は? 京都府PTA指導者研修会

2017-07-13 09:40:18 | 会 party
子どもの薬物乱用やネットトラブルが増える中、家庭や学校での対策を考える京都府PTA指導者研修会がこのほど、長岡京市天神4丁目の中央公民館で開かれた。府教育委員会などが主催し、乙訓地域のPTA役員や教員ら約300人が、講演などを通じて非行防止について学んだ。

 講演には、府警少年課少年サポートセンターの足立弘副所長が登壇した。府内の大麻所持や使用容疑による摘発が2015年の11件から16年は25件に急増しており、逮捕された少年の3割には非行歴がない実態を示し「薬物は別世界の出来事ではなく、身近な存在だと認識してほしい」と指摘。大人が正しい情報を知り、子どもたちに伝えて善悪の判断を身に付けさせることの大切さを強調した。

 この後、参加者は童謡・唱歌の世界や読み聞かせなど四つの分科会で交流を深めた。

【 2017年07月05日 11時26分 】

お年寄りら親善ビリヤード 京都・乙訓

2017-06-11 09:22:57 | 会 party
 京都府乙訓2市1町親善玉突き(ビリヤード)大会がこのほど、大山崎町円明寺の町老人福祉センター長寿苑で開かれた。今年で36回目。お年寄り約30人が、市町対抗戦で日ごろの練習の成果を発揮し、交流を深めた。

 市町別に10人でチームを組み、1試合は各市町から1人ずつの計3人で対戦。1位は5点、2位が3点、3位は1点となり、10試合の合計得点を競った。

 参加者は、真剣な表情で次に狙う玉やコーナーを見定め、集中力を高めて玉を突いていた。思惑通りのプレーができれば「よっしゃ」と、拳を握りしめる人もいた。

 今大会の世話人を務めた長寿苑ビリヤードサークルの杉本勝次さん(68)=同町大山崎=は「36年も続いただけに、ここでやめるわけにはいかないとの思いで運営した。みんな楽しんでくれています」と、大会の成功に目を細めた。

【 2017年06月09日 10時59分 】

名曲堪能、学校へ出張演奏会 京都市立芸大生、長岡京で

2017-06-10 11:32:44 | 会 party
 京都市立芸術大の学生による出張演奏会が5日、京都府長岡京市東神足2丁目の長岡第九小で開かれた。児童たちが、美しい音色で奏でられるクラシックの名曲やゲーム音楽などを堪能した。

 同演奏会は、18日に府長岡京記念文化会館(同市天神4丁目)で開かれる長岡京芸術劇場レクチャーコンサートを前に、音楽や芸術に関心を持ってもらおうと開催された。

 演奏会では、クラリネットやホルン、サックスなど同大学の2~4回生6人が、5、6年生の児童約120人を前に、ビゼーのオペラ「カルメン」を基にした木管五重奏の組曲や、ゲーム「スーパーマリオブラザーズ」の曲を集めたメドレーなどを披露。また各楽器の特徴や音色の紹介もあり、子どもたちが興味深そうに聞き入っていた。

 フルートを習っているという6年の寺村幸梨彩さん(11)は「カルメンの曲は全部知っていた。他の曲もとてもきれいで、いい曲だなあと思った」と話していた。

【 2017年06月06日 11時45分 】

中学生、はつらつと吹奏楽演奏 京都・乙訓の8校

2017-06-10 11:31:20 | 会 party
 京都府乙訓2市1町の全8中学校の吹奏楽部が出演する「乙訓地方中学校吹奏楽部演奏会」が4日、長岡京市天神4丁目の長岡京記念文化会館で開かれた。生徒たちが奏でるはつらつとした演奏に、満席の会場から盛大な拍手が送られていた。

 日頃の練習成果を発表する場として、乙訓文化芸術祭実行委員会と乙訓地方中学校校長会が主催している。今年は生徒287人が出演し、保護者ら約千人が訪れた。

 各吹奏楽部は、さまざまなジャンルから練習を重ねてきた2~3曲を披露した。テンポのよい曲では、曲に合わせて手拍子が起き、会場が一体となった。

 大山崎中吹奏楽部の安田晴香部長(14)は「ホールを使って演奏できるのは貴重。他校に刺激を受けたので、夏のコンクールに向けてまた練習に励みたい」と話していた。

【 2017年06月05日 11時32分 】

元芸人の消防署員、京都府代表で全国へ 意見発表会に出場

2017-05-25 18:58:36 | 会 party
 愛知県で24日開かれる「消防職員意見発表会」全国大会に、京都府向日消防署員の上羽勝さん(28)=京都市西京区=が乙訓地域の職員として初めて出場する。「多くの方に支えられてきた。ぜひ恩返しを」と意気込む。

 大学卒業後、お笑い芸人をしていた異色の経歴を持つ。提案した標語の具体性とわかりやすさが評価され、府代表として出た4月の東近畿大会で最優秀賞に輝いた。

 約5分間のスピーチで取り上げる標語「お・し・て・119」は自身の経験を基に作った。「お」(大声で叫ぶ)、「し」(消火器を使う)、「て」(天井まで火が大きくなったら逃げる)の冒頭文字と消防通報ダイヤル119番をつなげた。「行政や教育機関と協力して普及を行うことで火事を発見した際の行動につながる」と身ぶり手ぶりを交えながら誠実に伝える。

 上司らも「人の心をつかむのがうまい」と太鼓判を押す。上羽さんは「全国大会でも最優秀賞を取りたい」と意欲を語り、練習に励んでいる。

【 2017年05月22日 09時15分 】

青空茶席、笑顔の味 京都・宇治で煎茶道大会

2017-05-21 17:59:47 | 会 party
 国内外から煎茶道の諸流派が集う「第62回全国煎茶道大会」が20日、京都府宇治市五ケ庄の黄檗宗大本山・万福寺で始まった。境内各所に各家元の茶席が設けられ、今年は「お茶の京都博」の一環でカウンターで煎茶や玉露を味わう「宇治茶BAR」も初めて催された。訪れた市民らは晴天の下、新緑をめでながら茶を味わった。

 同寺は、煎茶中興の祖と伝わる江戸期の黄檗宗僧侶・売茶翁(ばいさおう)とゆかりが深く、寺に事務局を置く全日本煎茶道連盟が毎年開いている。今年は、国内20流派と台湾の2団体が茶席を設ける。

 親子茶席では宇治市内の幼稚園児が招待され、宇治の玉露が振る舞われた。東宇治幼稚園の小出麗(うらら)ちゃん(5)=宇治市槙島町=は妹の百虹花(もにか)ちゃん(2)ら家族で参加し「おいしかった。濃いけど、苦くなかった」と笑顔を見せた。21日まで。午前9時~午後3時。有料。

【 2017年05月21日 11時50分 】

水彩や油彩画、個性豊かに 京都で作品展

2017-05-21 17:35:25 | 会 party
 京都府長岡京市の住民らでつくる絵画サークル「楽彩会」が、同市粟生のギャラリー畔で作品展を開いている。訪れた人たちが、個性豊かなタッチで描かれた水彩画と油彩画に見入っていた。

 同会は、元美術教師の上坂善彦さん(83)=同市一文橋1丁目=が近隣住民に絵の指導を頼まれたのがきっかけで13年前に結成。現在のメンバーは約20人で、年2回の作品展に向けて制作に励んでいる。

 会場には、ポーランドの城壁を囲うツタが紅葉している様子を鮮やかに描いた水彩画や、横浜の港をイメージして緻密にカラフルな色を並べた点描画など8人の計18点が並ぶ。

 上坂さんは「それぞれの個性を大切に、明るく楽しく描くことが大事。10月の作品展に向けて頑張っていきたい」と話していた。

 無料。21日まで。

【 2017年05月18日 11時13分 】

絵本編集者、作品への情熱語る 京都でエピソード交え

2017-05-21 17:24:16 | 会 party
 数多くの絵本作品を手がけるフリー編集者松田素子さん(61)=川崎市=の講演会が13日、京都府向日市寺戸町の絵本・児童書専門店「ワンダーランド」であった。作家との作業を重ねて作品が出来上がる過程や絵本作りにかける思いを話した。

 25人の参加者を前に松田さんは、人気絵本作家長谷川義史さんのデビュー作を編集した経緯を紹介。半年かけて描いた絵を全て書き換えるよう求めたエピソードを明かし、「『この人なら絶対できる』という信頼を捨てきれなかった」と振り返った。

 また、別の作品を例に作家が書き換えを重ねたラフ画を示し「読者を傍観者にしない。どう物語の世界に引きずり込むかを突き詰めることで作品の質が上がる」と強調した。

 絵本作りへの思いを「子どもの未来に向けて真剣な球を投げている。たとえ剛速球でも子どもは『いつか受け取ってやる』と思ってくれる」と述べた。

 講演会は、同店が開店22周年を記念し、絵本の作り手と読者をつなげようと企画した。

【 2017年05月14日 12時03分 】

地域課題、あるある探検隊? 京都、レギュラー司会で討議

2017-05-13 14:58:42 | 会 party
 京都府南西部の乙訓地域の3首長と住民らが地元の課題や解決策を考える討論会が11日夜、長岡京市神足2丁目のバンビオ1番館であった。大山崎町出身のメンバーがいるお笑い芸人コンビが司会を務め、笑いも交えた議論に約300人が聞き入った。

 乙訓青年会議所が「乙訓創生プロジェクト」と銘打って開催。吉本興業のレギュラーを司会に、向日市の安田守市長、長岡京市の中小路健吾市長、大山崎町の山本圭一町長と同会議所の足立雅也理事長が熱弁をふるった。

 地域の課題について、中小路市長は「乙訓は交通の便がいいけど、裏返せばすぐ京都や大阪に行ってしまう。人を引き付ける魅力をどうつくるかが課題」と指摘した。

 司会役2人が来場者に観光客へ薦められる場所を挙げてもらったが、あまり返答がなかった。レギュラーの一人で大山崎町出身の松本康太さんが「(隠れた観光名所は)地元の人は当たり前すぎて発信しないのでは」と投げ掛け、安田市長が「まさにその通り。(住民も)積極的に発信しないといけない」と強調した。

 会場からは、8年前に府主導で乙訓3市町が一体となった催しが行われたものの、継続して実施できなかったことを嘆く意見もあり、山本町長が「府を中心として(同様の企画を)やろうという動きはある」と応じていた。

【 2017年05月13日 11時29分 】

邪念払い、座禅で集中 京都・長岡京、禅道場で市民体験会

2017-05-13 14:48:25 | 会 party
 京都府長岡京市天神2丁目の禅道場「長岡禅塾」で9日、市民を対象とした座禅会があり、参加した35人が神妙な面持ちで手足を組み座禅を体験した。

 地元の文化施設体験を通じて、地域のよさを知ってもらおうと市民団体「チーム乙訓」が企画した。長岡禅塾は1936年、岩井商店(現・双日)創業者の岩井勝次郎が設立し、39年に開塾。現在は禅を通じた人材育成に取り組み、学生らが寄宿している。

 参加者は同塾の北野大雲老師から「ひとーつ、ふたーつ」と数えながら呼吸する方法や作法などの説明を受けた後、禅堂に入り、15分間、座禅に挑んだ。大半が初心者で、中には警策(けいさく)とよばれる棒で背中を打たれる人もおり、パーンという音が堂内に響いた。

 参加した河野宏文さん(73)=同市天神3丁目=は「座禅中も邪念が入ってきてしまった。無の境地にいたるのは難しい」と話していた。

【 2017年05月10日 09時40分 】

蘭花譜版画や加賀氏ゆかりの品ずらり 京都・大山崎で企画展

2017-05-09 08:30:08 | 会 party
 大正-昭和期の実業家加賀正太郎がまとめた木版画集「蘭花譜(らんかふ)」と、地元大山崎町のかかわりについて考える小企画展が、京都府大山崎町大山崎の町歴史資料館で開かれている。さまざまなランの花の絵や、ゆかりの品約50点が展示されている。

 加賀は建設した大山崎山荘でラン栽培に没頭。その成果を残すため蘭花譜を1946年に刊行した。一方で加賀は、小学校建設のために寄付をするなど地域とも深いつながりがあった。

 会場には、白や黄色、淡い紫などさまざま色と形の花が描かれた蘭花譜の版画が並んでいる。大正から昭和にかけての大山崎山荘が描かれた一帯の絵図や、山荘から見た淀川などの風景図も併せてて紹介されている。また、山荘で提供された弁当の包装紙や、マッチ箱風の小物入れなど、加賀のこだわりをうかがわせる品もある。

 夫婦で訪れた杉下美佐子さん(67)=兵庫県明石市=は「これだけたくさんのランの花を育てていたのがすごい。まめで好奇心旺盛な加賀の人柄がうかがえる」と話していた。

 21日まで(8~10日、15日休館)。入館料200円。

【 2017年05月06日 12時05分 】

茶摘み娘や千利休…茶の木人形ずらり 京都・宇治で展示

2017-04-30 16:50:31 | 会 party
 5月2日に京都府宇治市宇治の宇治茶会館で開催されるイベント「宇治新茶・八十八夜茶摘みの集い」で、宇治独特の工芸品・茶の木人形が展示される。本年度は府南部がエリアの「お茶の京都博」を記念し、展示数を約100体に増やした。

 展示するのは、茶の木人形研究家で平等院ミュージアム鳳翔館学芸員の田中正流さん(43)=同市宇治。例年は50~80体を展示するが、今年は所蔵する約200点のうち、半分を会場に持ち込んだ。江戸時代後期から現代まで幅広い時代の作品で、茶摘み娘や千利休などの人形が並ぶ。

 また、彫刻家で茶の木人形作家の大岩広生さん=同市木幡=が手掛けた作品約30点も展示。このうち抹茶を入れる容器の棗(なつめ)は茶の木が材料で、全面に飾り彫りを施すなど丁寧に仕上げられている。

 田中さんは「茶の木人形は木の形を生かしており、1点として同じものはない。宇治を代表する茶文化であり、大勢の人に知ってほしい」と話している。展示は午前10時~午後3時。無料。

【 2017年04月30日 10時56分 】

昭和初期のエコ住宅、新緑に映え 京都・大山崎

2017-04-30 16:47:54 | 会 party
 昭和初期の名建築として知られる京都府大山崎町大山崎の「聴竹居(ちょうちくきょ)」で29日、「新緑を愛(め)でる会」があった。通常と違い見学が予約不要とあって、午前中から多くの人が訪れ、環境工学を駆使した実験住宅に目を凝らしていた。

 管理を担う一般社団法人「聴竹居倶楽部(くらぶ)」が、新緑と紅葉の時季に企画している。

 参加者は室内で、通気口の多用や採光に配慮したひさしなど涼しさを確保する構造について倶楽部のメンバーから解説を受けた。サンルームの窓は見晴らしを得るために中央部の面積を広くする工夫が施されているといい、参加者は緑で埋まった眺望に見入っていた。

 大阪府吹田市から来た安岡珠貴さん(48)は「住むためだけではなく、家族や景色への愛情がこもっている。紅葉の季節にまた来たい」と話した。

 聴竹居は、京都帝国大教授だった藤井厚二(1888~1938年)が設計し、28年に建設。欧米のモダニズムを取り入れた和洋折衷のデザインが施されている。

【 2017年04月30日 11時37分 】