児童と園児が稲刈り体験「餅つき楽しみ」 京都・長岡京

2018-10-08 10:14:34 | 木 plants

 京都府長岡京市奥海印寺の西代里山公園の水田で5日、稲刈り体験があった。初日は市内の児童や園児約120人が、鎌を使って自分たちの植えた稲の刈り取りを行った。

 同体験は市緑の協会が農業に親しむ場として、一昨年の同公園開設から農園300平方メートルを活用して実施している。

 この日、稲刈りでは最初に長岡第五小5年生の34人が体験。児童は地元の農家らの手ほどきを受けて1人6株ずつを鎌で「ザク、ザク」と音をさせ刈り取った。女子児童(11)は「稲刈りは初めてですが、意外と軽く刈り取れた。来月30日の収穫祭で餅つきをして食べるのが楽しみ」と笑顔で話した。

 続いて、ゆりかご保育園と友岡保育園などの子どもが体験。9日は長岡第五小や今里こども園、きらら保育園、長岡カトリック幼稚園、海印寺保育園の園児ら計約230人が参加する。

【 2018年10月06日 11時00分 】


京野菜の九条ねぎ被害甚大 台風21号1カ月

2018-10-08 10:12:10 | 災 disaster

 観測史上最大の強風が吹き荒れた台風21号の直撃から4日で1カ月。京都府山城地域の農作物被害は府の集計(9月28日時点)で約71ヘクタール、約2億1千万円に上り、地域別で府内最大とみられている。9月30日の台風24号の打撃もあり、被害はさらに拡大する見込みだ。

 八幡市は主要作物のネギが深刻な被害を受けた。市の調べで約19ヘクタール、約8300万円の損害。ネギ農家(28)=同市八幡=は収穫期だった0・2ヘクタールのネギの半分が倒れて出荷できず、残るネギも折れ曲がるなどして「半値ほどになった」という。収穫前の畑も、農業用マルチシートがはがれ、冬場の収穫量減は避けられそうにない。

 ネギ農家は「栽培を止めたら収穫はなくなる。台風の合間でも、次のネギをどんどん植えていかないと」と話す。長雨に備えて畝立て時期を早め、小松菜やネギ用の農業用ハウスの扉を補強した。

 山城地域の九条ねぎは、JA京都やましろ(京田辺市)が築地市場(東京都)に出荷、関東で人気が高まっていた。9月は例年1日約700キロを出荷していたが、台風などで今年は200~300キロに落ち込み、出荷ゼロの日もあり、痛手になった。

 京田辺市特産の田辺ナスも、暴風で実に傷が付いたり、葉が飛んで成熟が遅れたりした。JA京都やましろによると被害は約1千万円。施肥を増やすなどの対策を実施、現在は花が咲いて実をつけ、収穫は回復しつつあるという。

【 2018年10月04日 15時34分 】


台風にも負けず…季節外れの桜開花 京都の民家

2018-10-08 10:08:41 | 木 plants

 京都府八幡市橋本の民家で、9月4日に上陸した台風21号の暴風で傷んだ桜の大木が開花した。住人の男性(80)が5日朝見つけた。複数の太い枝が折れ、葉も飛ばされたが、木の3カ所以上で花を咲かせており、家人を驚かせている。

 男性の父親が、40年以上前に裏庭に植えたソメイヨシノ。現在は高さ約10メートルになり、毎年春に鮮やかなピンク色の花で満開になる。

 今回の花は季節外れのせいか白に近いが、男性は「かれんで、生命力に感心しています。自分もまだまだと勇気づけられた」と喜ぶ。

 宇治市植物公園(宇治市広野町)によると、桜はつぼみのもとを夏に作り、葉っぱが落ちてから成長して開花するため、台風などで葉が一気に落ちると開花することがあるという。

【 2018年10月05日 23時43分 】


停電時に安全確保を 台風1カ月で京都・乙訓の住民ら

2018-10-08 10:06:20 | 賞 prize

 近畿地方などに大きな被害をもたらした台風21号の通過から4日で1カ月となる。京都府乙訓2市1町でも、強風による建物の屋根や外壁の損壊のほか、停電によって市民生活に影響が出た。停電が数日間に及んだ地域もあり、住民からは、高齢世帯の安全確保など行政による適切な支援を望む声もあった。

 長岡京市では、世帯数は把握できていないが、市内の広い地域で停電が発生した。竹の台地区などの集合住宅12棟では停電で給水ポンプが動かなくなり、水道が使えなくなった。このため給水車を配備したり、近隣の小学校や公民館のトイレを開放するなどの対応に当たった。

 また、長岡京市内の高齢者福祉施設では停電で施設の運営が困難になったため、市は特別な措置として入所者19人を別の施設に移送した。ただ、地震などの大規模災害以外で長期停電が発生し、多くの住民から支援の要請が寄せられることは、現時点では想定していないという。

 向日市は800世帯以上が停電した。寺戸町大牧の一部の約20世帯では、被害から2日後まで復旧せず、エアコンや冷蔵庫も使えないままだった。地域内には90代の独居女性もいるなど高齢者が多く、寺戸大牧の自治会長(66)は台風通過後だったが避難所の開設など支援を市に求めた。しかし「地域の人たちでの解決をお願いした」(市防災安全課)として実施されなかった。

 佐々木さんらが地域内で呼び掛け合ったことで、電気が使える近隣世帯が協力。延長コードを各家庭に引き込んで融通した。自治会長は「高齢者にとって命に関わる状況だったが、市はマニュアル通りの対応に感じた。もう少し配慮が必要だったのではないか」と訴える。

【 2018年10月04日 15時55分 】


激辛出店「KARA―1GP」28日 京都・乙訓、物産展も

2018-10-08 10:03:54 | 商 trading

 京都府乙訓地域や府内の特産品などをPRする「竹の里・乙訓ともうひとつの京都を結ぶ大物産展」と京都向日市激辛商店街の「KARA―1グランプリ2018」が28日午前9時半から、向日市寺戸町の京都向日町競輪場で開かれる。特産品や激辛料理などの約100ブースが並び、芸人やダンスのステージ発表などもある。

 大物産展は乙訓2市1町の商工会や観光協会、市と町、府でつくる乙訓商工・観光協議会が、北部の「海の京都」と中部の「森の京都」、南部の「お茶の京都」を結ぶイベントとして企画し、今回が3回目。今年は昨年と同じ約10万人の来場を想定している。

 会場にはタケノコのつくだ煮などの加工品や竹工芸品をはじめ、パンや和菓子、海産物、農産物などを販売する約50ブース。ラーメンやカレー、うどん、丼など激辛料理が約50ブースが出店する。

 ステージでは漫才コンビ「矢野・兵動」や地元のダンスチームなどが出演。乙訓地域の歴史や文化、府内の各地域のPRコーナーもある。無料シャトルバスを阪急東向日駅とJR向日町駅から運行する。

【 2018年10月03日 13時42分 】


京都の名所「竹の径」復旧急ぐ 台風被害、近く人気イベント

2018-10-08 10:00:34 | 災 disaster

 各地に猛威をふるった台風21、24号で被害を受けた京都府向日市の観光名所「竹の径(みち)」の補修作業が、今月下旬に行われる同市の人気イベントに向けて始まっている。一帯は強い風の影響で竹が横倒しになり、竹垣も壊れるなどしており、趣ある景観の復旧が本番に向けて急ピッチで進む。

 竹の径は、向日市北西部に位置する全長1・8キロの竹林。放置林対策として市が2000年から整備し、府の文化的景観に選ばれるなど観光資源として活用されている。二つの台風の影響で、道路をふさぐように竹が倒壊、2週間近く全域が通行止めになった。竹垣計約140メートルも倒れたり破損したりするなどの被害も出た。

 催しは市観光協会主催の「竹の径・かぐやの夕べ」。4千個以上の竹あんどんによるライトアップが生み出す幻想的な雰囲気に、例年約1万5千人が訪れる。現在も通行可能な状態ではあるが、景観面から修繕が必要なため市や業者でつくる市竹産業振興協議会が、曲がってしまった竹や竹垣の改修などに取り組んでいる。

 協議会の田中益一会長(64)=同市物集女=は「被害の大きさに驚きと悲しみを受けた。夜の竹林の美しさを例年のように感じてもらえるよう協議会として最大限努力したい」と話した。

 かぐやの夕べは20、21日の午後5時半から。竹製品の展示や音楽ステージ、飲食物の販売もある。問い合わせは市観光協会075(963)6504。

【 2018年10月03日 09時41分 】


宇治茶まつりを電車でPR 京阪、ヘッドマーク掲げ運行開始

2018-10-08 09:58:29 | 商 trading

 10月7日に京都府宇治市宇治の宇治川一帯で開かれる「宇治茶まつり」をPRしようと、京阪電鉄宇治線で28日、まつりのヘッドマークを掲げた車両の運行が始まり、京都市伏見区の中書島駅で出発式が行われた。

 一般社団法人京都山城地域振興社(お茶の京都DMO)が初めて企画し、京阪が協力した。中書島―宇治駅間を運行する1編成の先頭車両正面に、まつりの開催を伝える直径40センチのマークを付け、乗客らにアピールする。

 出発式では、宇治茶まつり消費イベントの西村好史実行委員長が「多くの人が来て盛り上がることを祈念する」とあいさつし、テープカットした。宇治市公認のご当地キャラクター「チャチャ王国のおうじちゃま」も駆けつけて機運を高めた。

 宇治茶まつりでは、午前9時から豊臣秀吉の故事にちなんだ「名水汲(くみ)上げの儀」の神事などがある。午前10時~午後4時には食や体験のブースが出るほか、茶関連の催しが行われる。

【 2018年09月29日 09時30分 】


市と連携、初の介護予防通所施設 京都・長岡京に開設

2018-10-08 09:55:34 | 護 help

 社会福祉法人長岡京せいしん会は10月1日から、介護予防型通所施設「ぷらっと天神の杜(もり)」を京都府長岡京市開田3丁目に開設する。同市と連携した初の施設で、生活機能や認知機能向上のためのサービスを提供する。

 国が2017年度に要介護1と2の人の介護予防・日常生活支援総合事業を、介護保険の給付対象から外して市町村に移管し、義務づけられた通所介護の担い手として新施設の整備を進めた。

 同施設は2階建ての1階約140平方メートルを借りて利用。定員10人の小規模で、食堂兼機能訓練室や静養室、相談室、浴室などを配置した。内容は買い物と調理、入浴、和裁や洋裁など生活機能サービスのほか、音楽教室やビデオ体操、生け花など認知機能向上サービスを実施する。同法人の五十棲恒夫理事長は「誰かがやらなくてはいけない事業。介護になるのを可能な限り遅れさせるよう努力したい」と話す。

 利用は日曜と年末年始の休業を除き、月~土曜の午前9時~正午・午後1時半~4時半で、午前と午後を通しても可能。料金は昼食やおやつ代を含まず10月現在の1割負担で、要支援1が週1回で月額1791円、要支援2が週2回で月額3673円。

【 2018年09月27日 09時53分 】


感動のロッキー山脈、手描き染め着物で表現 京都、更紗作家展

2018-10-08 09:50:28 | 創 creation

 手描き染め更紗(さらさ)作家の故青木寿恵さん(1926~2010年)の作品による「寿恵更紗の着物展」が、京都府向日市寺戸町の寿恵更紗ミュージアムで開かれている。開館10周年を記念し、ロッキー山脈などを描いた代表作の着物などを集めた。

 更紗は紀元前のインドで発祥したとされる染め文様。青木さんは、植物染料を使い、風景や花、鳥などと幾何学模様を組み合わせて手描きで創作しており、世界各地で高い評価を得た。

 今回の展示では、同ミュージアムの2008年11月の開館から10年を記念し、過去の企画展で人気の高かった着物13点を選び、帯や額装も含めて計37点を並べた。1982年作の着物「カナダの夜明け」は、青木さんが飛行機から眺めたロッキー山脈に感動して描いた作品で、雪を頂いてそびえる峰に紅葉したカエデをあしらっている。11月14日まで。午前10時~午後4時。月曜休館(祝日の場合は翌日)。一般500円。

【 2018年09月26日 12時49分 】


田畑のあぜに真っ赤な帯 京都・乙訓でヒガンバナ見ごろ

2018-09-21 21:04:34 | 木 plants

 秋の訪れを告げるヒガンバナが、京都府の乙訓地域で一斉に咲き出している。田畑のあぜなどで真っ赤な花を咲かせ、道行く住民らに季節の移り変わりを感じさせている。

 多年草のヒガンバナは、リコリスや曼珠沙華(まんじゅしゃげ)などの別名で知られる。球根に毒があり、ネズミやモグラの穴開け防止などのためあぜに植えられたよう。近年は白や黄、オレンジ、ピンクなど多彩な色がある。

 長岡京市内ではヒガンバナが、稲刈りを控えた水田やナス畑などに群生。地面から垂直に茎を伸ばして手のひらほどの大輪の花を競い合うように開かせ、心地よい秋風に揺れている。

【 2018年09月21日 19時00分 】