たかしの啄木歌碑礼賛(続)

啄木歌碑およびぶらぶら旅

陸中八十八カ所霊場(41番 自楽院)

2014年02月27日 | ぶらりぶらり
41番 自楽院 本尊薬師 矢沢  (現 花巻市矢沢)

矢沢では個人の家に御堂がたくさんあり、自楽院の場所はなかなか分かりませんでた。ある農家を尋ねたら、たぶんあれだろうと言われたのでそこに行ってみました。道路の脇に建っているお堂があったので、その家の方にお聞きしたら、その方は最近住みだしたので、わからないということでしたが、以前ここにはお寺があり、現在も一部のお墓があるので、多分ここが自楽院だったのでしょう。
 






その後、花巻市教育委員会から、次のようなメールをいただきました。「矢沢村史」(昭和29年頃編纂)によると「竜王山自楽院は本寺京都聖護院末で、天台宗自門派、本尊不動明王、本堂三間四面、境内138坪あったが、廃堂となり、別当金沢氏も他に転籍した。」とあり、最後の住職であった金沢氏は、自楽院が廃寺になった後、矢沢の「寶昌寺」の檀家になったので、そのつながりで寶昌寺に自楽院の仏像が安置されておるようです、とのことでした。寶昌寺さんにお聞きしましたら、自楽院の仏像も安置しているということです。この写真の御堂は、自楽院がこの場所にあったことを示すための御堂なのでしょう。



御詠歌
このかみは三国流布の密経を守りたまはん誓ひとぞ聞く

なお、四国八十八ケ所霊場の四十一番は「龍光寺」です。

龍光寺御詠歌
この神は三国流布の密経を守りたまはん誓ひとぞ聞く



なお「寶昌寺」は陸中八十八ヶ所霊場の「81番」になっています。


(81番 寶昌寺)





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啄木の歌

秋の牧さびしきに居て物言はず人をたのまぬ友たづねける

小樽日報 明治40年11月7日号 藻しほ草(6首、その3)

署名 匿名であるが啄木の作品として扱われている
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