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たかしの啄木歌碑礼賛(続)

啄木歌碑およびぶらぶら旅

啄木歌碑 建立年・所在地(10)

2022年02月04日 | 啄木歌碑

啄木歌碑は国内に160基ほど建立されていますが、その歌碑と建立年、所在地を、前報に続き、建立年順に掲載します。今回の110番~119番は、すべて盛岡市岩山の「啄木詩の道」に建つ歌碑です。

 

110番~119番

平成9年4月建立

盛岡市新庄 岩山

「啄木詩の道」

 

 

110.啄木詩の道の歌碑(1)

 「ふるさとの山に向ひて 言ふことなし ふるさとの山はありがたきかな」

 

 

 111.啄木詩の道の歌碑(2)

 「岩手山 秋はふもとの三方の 野に満つる蟲を何と聴くらむ」

 

 

112.啄木詩の道の歌碑(3)

「ほたる狩 川にゆかむといふ我を 山路にさそふ人にてありき」

 

113.啄木詩の道の歌碑(4)

「盛岡の中学校の 露台の 欄干に最一度我を倚らしめ」

 

 

114.啄木詩の道の歌碑(5)

「ふるさとの訛なつかし 停車場の人ごみの中に そを聴きにゆく」

 

 

115.啄木詩の道の歌碑(6)

「不来方のお城の草に寝ころびて 空に吸はれし 十五の心」

 

 

116.啄木詩の道の歌碑(7)

「わが恋を はじめて友にうち明けし夜のことなど 思ひ出づる日」






117.啄木詩の道の歌碑(8)

「友がみなわれよりえらく見ゆる日よ 花を買い来て 妻としたしむ」


     



 

118.啄木詩の道の歌碑(9)

「何となく、今年はよい事あるごとし。 元日の朝、晴れて風なし」







119. 啄木詩の道の歌碑(10)
 
「それとなく 郷里のことなど語り出でて 秋の夜に焼く餅のにほひかな」
 
 





 

 

  

 


啄木歌碑 建立年・所在地(9)

2022年01月29日 | 啄木歌碑

啄木歌碑は国内に160基ほど建立されていますが、その歌碑と建立年、所在地を、前報に続き、建立年順に掲載します。今回は101番目からです。

 

  1.  詩歌の散歩道の歌碑

「中津川や月に河鹿の 啼く夜なり 涼風追ひぬ夢見る人と」

平成5年11月

盛岡市内丸

中津川河川敷

 

 


 

 

  1.  笹平大橋親柱の歌碑  

「岩手山 秋はふもとの三方の 野に満つる蟲を何と聴くらむ」

平成5年11月

盛岡市門前寺

笹平大橋(渋民側)




 

  1.  笹平大橋親柱の歌碑 

「ほたる狩 川にゆかむといふ我を 山路にさそふ人にてありき」

平成5年11月

盛岡市門前寺

笹平大橋(盛岡側)

 

 




 
 
  1.  啄木親子の歌碑   

「中津川や 月に河鹿の啼く夜なり 涼風追ひぬ夢見る人と」 啄木

「中津川流れ落合ふ北上の早瀬を渡る夕霞かな 」 一禎

 平成5年12月

 盛岡市馬場町
 中津川と北上川合流点付近

 

 
啄木親子の歌碑(向かって右が啄木の歌)

 

    落合

盛岡市内には北上川、中津川、雫石川の三つの川が流れており、中津川に架かる御厩橋(おんまやばし)の下流で北上川と中津川が合流(写真の右側手前が中津川、奥が北上川)し、その後50mほどの下流で雫石川(写真の左上)が合流し大きな北上川となって明治橋を経て宮城県の石巻まで流れて行きます。

 

  1. 釧路の歌碑

「山に居て 海の彼方の潮騒を聞くとしもなく 君を思ひぬ」

平成6年1月

釧路市南大通6丁目

 

 

                        

  1.  釧路の歌碑

「わが室に女泣きしを 小説のなかの事かと おもひ出づる日」

平成6年1月

釧路市南大通4丁目

 

  

  1.  釧路の歌碑

「北の海 鯨追ふ子等大いなる 流氷来るを見ては喜ぶ」

平成6年1月

釧路市南大通2丁目

 

 

  1.  倶知安駅前の歌碑 

「真夜中の 倶知安驛に 下りゆきし 女の鬢の 古き痍あと」

平成6年8月

北海道倶知安町

 

   

 

 

  1.  愛宕山の歌碑  

「新しき明日の来るを信ずといふ 自分の言葉に 嘘はなけれど」

平成7年10月

盛岡市渋民


 

 

 

 

 


啄木歌碑 建立年・所在地(8)

2022年01月23日 | 啄木歌碑

啄木歌碑は国内に160基ほど建立されていますが、その歌碑と建立年、所在地を、前報に続き、建立年順に掲載します。今回は91番目からです。

 

91. 浦見8丁目の歌碑 

「よりそひて 深夜の雪の中に立つ 女の右手のあた丶かさかな」

平成3年11月建立

釧路市浦見8丁目

 

 

92.  吉浜海岸の歌碑 

「潮かをる北の浜辺の 砂山のかの浜薔薇よ 今年も咲けるや」

平成3年12月 建立

岩手県大船戸市三陸町

 

 

 

93. 米町1丁目の歌碑

「出しぬけの 女の笑ひ 身に沁みき 厨に酒の 凍る真夜中」

平成3年12月建立

釧路市米町1丁目

 

                            

                         

94. 米町2丁目の歌碑

「春の雨 夜の窓ぬらし そぼふれば 君が来るらむ 鳥屋に鳩なく」

平成3年12月建立

釧路市米町2丁目

 

 

                            

95. 夜更けの森園地の歌碑 

「公園の木の間に 小鳥あそべるを ながめてしばし憩ひけるかな」

平成4年3月建立

盛岡市好摩


 

96. 天満宮の歌碑

「苑古き 木の間に立てる石馬の 背をわが肩の月の影かな」

平成4年7月建立
 
盛岡市新庄町





 

97. 米町3丁目の歌碑

「顔とこゑ それのみ昔に変らざる 友にも会ひき 國の果にて」

平成4年10月 

釧路市米町3丁目

                                 

98. 南大通の歌碑

「西の空 雲間を染めて 赤々と 氷れる海に 日は落ちに けり」

平成4年10月建立

釧路市南大通7丁目

 

 

99. 浦見8丁目の歌碑

「波もなき二月の湾に 白塗の 外國船が低く浮かべり」

平成4年12月建立

釧路市浦見8丁目

                                  

  1. 南大通の歌碑

「三味線の絃のきれしを 火事のごと騒ぐ子ありき 大雪の夜に」

平成5年3月建立

釧路市南大通7丁目

 

 

 

 

 


啄木歌碑 建立年・所在地(7)

2022年01月18日 | 啄木歌碑

啄木歌碑は国内に160基ほど建立されていますが、その歌碑と建立年、所在地を、前報に続き、建立年順に掲載します。

 

81.岩手山サ-ビスエリアの歌碑 

「神無月 岩手の山の 初雪の眉にせまりし朝を思ひぬ」

平成元年5月建立

岩手県八幡平市

東北自動車道上り線


 

82. 好摩駅広場の歌碑   

「ふるさとの停車場路の 川ばたの 胡桃の下に小石拾へり」

平成元年11月建立

盛岡市好摩

 
 

 

83.山口さん宅の歌碑

「仂らけど 仂らけど 我が暮し 楽にならざり じっと手を見る」

平成元年12月建立

盛岡市玉山

 



 

84. 浦見8丁目の歌碑

「葡萄色の 古き手帳にのこりたる かの會合の時と處かな」

平成2年11月建立

釧路市浦見8丁目

 

 

 

85.米町3丁目の歌碑

「酒のめば 悲しみ一時に 湧き来るを 寝て夢みぬを うれしとはせし」

平成2年11月建立

釧路市米町3丁目

 

 

 

86. 米町4丁目の歌碑

「花の下たもとほる子は行きずりの 袖の香りに物言はせけり」

平成2年11月建立

釧路市米町4丁目

  

 

 

87.米内4丁目の歌碑

「さらさらと 氷の屑が波に鳴る 磯の月夜のゆきかへりかな」

平成2年11月建立

釧路市米内4丁目

 

 

88. 好摩小学校の歌碑 

「霧ふかき好摩の原の 停車場の 朝の虫こそすヾろなりけれ」

平成2年11月建立

盛岡市玉山区好摩






89. 川崎展望地の歌碑 

「今日ひょいと山が恋しくて 山に来ぬ 去年腰掛けし石をさがすかな」

平成3年10月建立

盛岡市下田 



90. 寺堤園地の歌碑 

「閑古鳥! 澁民村の山荘をめぐる林の あかつきなつかし。」

平成3年10月建立

盛岡市渋民 

 

 

 

 


啄木歌碑 建立年・所在地(6)

2022年01月13日 | 啄木歌碑

 

71.  護国神社坂の啄木歌碑

「こころざし得ぬ人々の あつまりて酒飲む場所が 我が家なりしか」

 昭和61年2月  

 函館市青柳町

 

 

この歌碑は昭和61年、青柳町の今野さん宅に建立されましたが、平成14年、旧椴法華村に移転、令和元年、再び青柳町に戻り、青柳町護国神社坂に設置されました。

 

72. 上野商店街の啄木歌碑

「ふるさとの訛なつかし 停車場の人ごみの中に そを聴きにゆく」

 昭和61年3月  

 東京都台東区上野

 

 

73. 惣宗寺の啄木歌碑

「夕川に葦は枯れたり 血にまとう民の叫びの など悲しきや」

 昭和61年9月 

 栃木県佐野市春日岡山 

 

 

74. 橘さん宅の啄木歌碑

「石狩の都の外の君が家 林檎の花の 散りてやあらむ」

 昭和61年9月

 札幌市東区北11条

 (橘千恵子の実家)

 

 

75. 赤平グリ-ンプロットの啄木歌碑 

「茨島の松の並木の街道を 我と行きし少女 才をたのみき」

 昭和61年12月

 盛岡市厨川

 

 

76. 愛宕山展望台の啄木歌碑 

「ふるさとの山に向ひて 言ふことなし ふるさとの山はありがたきかな」

 昭和62年3月

 盛岡市渋民

 

 

77.  岩手医大循環器センタの啄木歌碑  

「学校の図書庫の裏の秋の草 黄なる花咲きし 今も名知ら」

 昭和62年11月

   盛岡市中央通り

(旧盛岡中学図書庫跡)

 

 

78. 松園寺の啄木歌碑

「友がみなわれよりえらく見ゆる日よ 花を買ひ来て妻としたしむ」

「西風に内丸大路の桜の葉かさこそ散るを踏みてあそびき」

 昭和62年

 盛岡市上米内

 

  

 

79.  日和山公園の啄木歌碑

「砕けてはまたかへしくる大波の ゆくらゆくらに胸おどる洋」

 平成元年3月  

 宮城県石巻市日和が丘

 

 

80. 岩手山サ-ビスエリアの啄木歌碑

「故郷の山尓向ひて いふ事なし 故郷の山は有りがたきかな」

 平成元年5月

 岩手県八幡平市

(東北自動車道下り線)  

 

 

 

 

 

 

 


啄木歌碑 建立年・所在地(5)

2022年01月10日 | 啄木歌碑

啄木歌碑は国内に160基ほど建立されていますが、その歌碑と建立年、所在地を、前報に続き、建立年順に掲載します。

 

61. 交流プラザの啄木歌碑

「浪淘沙 ながくも聲をふるわせて うたふがごとき旅なりしかな」

 昭和58年8月

 釧路市幸町 

(旧釧路停留場跡)

 

 

62. ガソリンスタンド前の啄木歌碑

「十年まへに作りしといふ韓詩を 酔へば唱へき 旅に老いし友」

 昭和58年8月

 釧路市大町

(釧路新聞社跡) 

 

 

 

63. シ-サイドホテル裏の啄木歌碑

「こほりたるインクの罎を 火に翳し 涙ながれぬともしびの下」

 昭和58年8月

 釧路市大町

(啄木下宿の地)

 

 

 

64. 佐野碑園の啄木歌碑

「あわれかの國のはてにて 酒のみき かなしみの滓を啜るごとくに」

 昭和58年8月 

 釧路市南大通 

(料亭喜望楼跡)

 

 

65. 料亭 しゃも寅跡の啄木歌碑 

「火をしたふ蟲のごとくに ともしびの明るき家に かよひ慣れにき」

 昭和58年8月  

 釧路市浦見町

 

 

 

66.  本行寺の啄木歌碑

「一輪の赤き薔薇の花を見て 火の息すなる 唇をこそ思え」

 昭和58年8月  

 釧路市弥生町 

 

 

67. 岩手銀行本店の啄木歌碑

「盛岡の中学校の 露台の欄干に最一度我を倚らしめ」

 昭和58年11月

 盛岡市中央通 

(旧盛岡中学校舎跡)

 

 

68.  JR上野駅構内の啄木歌碑

「ふるさとの訛なつかし 停車場の 人ごみの中に そを聴きにゆく」

 昭和60年3月  

  東京都台東区上野 

 

 

69. 法用寺の啄木歌碑(1)

「嫡として憎みし友と やや長く手をば握りき わかれといふに」

 昭和60年10月  

 福島県会津美里町雀林

 

 

70. 法用寺の啄木歌碑(2)

「あらそひて いたく憎みて別れたる 友をなつかしく思ふ日も来ぬ」

 昭和60年10月  

 福島県会津美里町雀林

 

 

 

 

 

 

 

 


啄木歌碑 建立年・所在地(4)

2022年01月06日 | 啄木歌碑

啄木歌碑は国内に160基ほど建立されていますが、その歌碑と建立年、所在地を、前報に続き、建立年順に掲載します。

 

51. 切通坂の啄木歌碑

「二晩おきに 夜の一時頃に切通の坂を上りしも- 勤めなればかな」

 昭和55年3月  

 東京都文京区湯島 

 

 

52.  見返り広場の啄木歌碑 

「故里のや万ニ む可ひていふ こと那し ふるさと能 山 ハあり可多き可 那」

 昭和55年10月  

 岩手県岩泉町

 

 

 

52.  水天宮の啄木歌碑 

「かなしきは 小樽の町よ 歌ふこと なき人人の 聲の荒さよ」

 昭和55年10月  

 小樽市相生町

 

 

 

54. 富士見橋親柱の啄木歌碑

「岩手山 秋はふもとの三方の 野に満つる蟲を何と聴くらむ」

 昭和56年4月  

 盛岡市加賀野


 


55. 札幌大通公園の啄木歌碑
 
 「 しんとして幅廣き街の 秋の夜の 玉蜀黍の焼くるにほひよ」
 
 昭和56年9月
 
 北海道札幌市



 

56.  古房地公園の啄木歌碑

「何事も 思ふことなく いそがしく 暮らせし一日を 忘れじと思ふ」

 昭和57年6月  

 日立市大みか町

 

 
 

57. 啄木望郷の丘の啄木・節子の歌碑

「汽車の窓 はるかに北に故郷の 山見えくれば襟を正すも」   啄木

「光り淡く こほろぎ啼岸夕より 秋の入り来とこの胸抱きぬ」  節子

 昭和57年11月  

 盛岡市新庄(岩山)

 

 

58. 渋民小学校の啄木歌碑

「その昔 小学校の柾屋根に我が投げし鞠 いかになりけむ」

 昭和58年3月

 盛岡市渋民

 

 

 

59.  石川啄木慰霊塔碑陰の啄木歌碑

「今日もまた胸に痛みあり。 死ぬならば、 ふるさとに行きて死なむと思ふ」

 昭和58年4月

 盛岡市渋民 

(啄木記念館庭)

 





 慰霊塔背面の歌


今日もまた胸に痛みあり。
死ぬならば、
ふるさとに行きて死なむと思ふ。
            啄木

 

 

60. 江南義塾高等学校の啄木歌碑

「己が名をほのかに呼びて 涙せし 十四の春にかへる術なし」

 昭和58年6月

 盛岡市前九年

 

 

 

 

 

 

 

 


啄木歌碑 建立年・所在地(3)

2021年12月30日 | 啄木歌碑

啄木歌碑は国内に160基ほど建立されていますが、その歌碑と建立年、所在地を、前報に続き、建立年順に掲載します。

 

41.十和田荘の歌碑 

「夕雲に丹摺はあせぬ 湖ちかき草舎くさはら 人しづかなり」

  昭和48年8月建立 

  青森県十和田市

 

 

42.篠根さん宅の歌碑 

「ふるさとの 山に向ひて言ふことなし ふるさとの 山はありがたきかな」


 昭和49年12月建立

 岩手県盛岡市大館町






篠根さんが自宅の庭に建立した啄木歌碑です。この歌碑は道路からは見れないので、不在の時は見られません。

 

 

43.南富士カントリ-クラブの歌碑 

「かにかくに渋民村は恋しかり おもひでの山 おもひでの川」

 昭和51年2月建立

 岩手県八幡平市大更



 

 

44.羽山姫神社の歌碑

  「港町 とろろとなきて輪を描く鳶を壓せる 潮曇りかな」

  昭和51年4月

  宮城県石巻市萩浜 


 

 

45.真教寺の歌碑 

「新しき明日の来るを信ずといふ 自分の言葉に 嘘はなけれど-」

     昭和52年4月建立

 沖縄県那覇市

 

 

この歌碑の写真は沖縄市観光協会の千住さんから提供いただきました。

 

 

46.台ヶ森温泉郷の歌碑

「朝の湯の 湯槽のふちにうなじ載せ ゆるく息する物思ひかな」

  昭和52年7月建立

  宮城県大和町

 

 

この歌碑の写真は大和町観光物産協会の今野さんから提供いただきました。

 

 

47.大通りの歌碑

「新しき明日の来るを信ずといふ 自分の言葉に 嘘はなけれど」

 昭和52年9月建立

 岩手県盛岡市大通

 

 

48.下橋中学校の歌碑

「その昔 小学校の柾屋根に我が投げし鞠 いかにかなりけむ」

 昭和52年10月建立
 岩手県盛岡市馬場町


     

 

49.大前田の歌碑

「神無月 岩手の山の 初雪の眉にせまりし朝を思ひぬ」

 昭和53年4月建立

 岩手県盛岡市渋民

 

 

この歌碑は、「啄木ドライブイン」を経営していた方が店の前に建立しましたが、閉店後、30mほど移動し、現在の位置になりました。

 

50.西根第一中学校の歌碑

「ふるさとの山に向かひて 言ふことなし ふるさとの山はありがたきかな」

 昭和55年3月  

 岩手県八幡平市堀切

 
 
 
 
 
 
 

 


啄木歌碑 建立年・所在地(2)

2021年12月27日 | 啄木歌碑

啄木歌碑は国内に160基ほど建立されていますが、その歌碑と建立年、所在地を、前報に続き、建立年順に掲載します。

 

31.大泉院の歌碑

 「 ふるさとの寺の御廊に 踏みにける 小櫛の蝶を夢にみしかな」

 昭和40年11月 建立  

 岩手県八幡平市平館新山

 

 

32.平岸林檎園の歌碑

「 石狩の都の外の 君が家 林檎の花の散りてやあらむ」

  昭和41年10月 建立

  北海道札幌市豊平区平岸 

 

 

 

33.天神山公園の歌碑

 「 愁ひ来て 丘にのぼれば 名も知らぬ鳥啄めり赤き茨の実」

  昭和41年11月 建立 

  岩手県大船渡市盛町

 

 

 

34.小奴碑 

 「あはれかの国のはてにて 酒のみき かなしみの滓を啜るごとくに」

 「小奴といひし女の やはらかき 耳朶なども忘れがたかり」

 「舞へといへばたちて舞ひにき おのづから 悪酒の酔ひにたふるるまでも」

 

   昭和41年12月 建立

  北海道釧路市南大通

 

 

 

35.森さん宅の歌碑

「故郷の山二向かひて言ふこと那し ふるさと能の山はありが多起か那」

 昭和45年5月 建立 

 岩手県盛岡市中堤町

 

 

この歌碑は、盛岡の「オームラ洋裁専門学校」前にありましたが、学校閉校後、高松の池畔に移転、その後、矢巾温泉「イーハトーブの森」に移転、平成26年に現在の盛岡市中堤町の森さん宅の道路に面したところに移転されました。

 

 

36.岩手山御神坂登山口の歌碑

「 岩手山 秋はふもとの三方の 野に満つる蟲を何と聴くらむ」

  昭和46年8月 建立

  岩手県雫石町 

 

 

37.雫石高等学校の歌碑

「病のごと 思郷のこころ湧く日なり 目にあをぞらの煙かなしも」

 昭和47年7月 建立

 岩手県雫石町

 

 

 

38.港文館前の歌碑

「さいはての駅に下り立ち 雪あかり さびしき町にあゆみ入りに」

 昭和47年10月 建立

 北海道釧路市大町

 

 

 

 

39.朝日新聞社跡の歌碑 

「京橋の瀧山町の 新聞社 灯ともし頃のいそがしきかな」

    昭和48年4月 建立 

    東京都中央区銀座

 

 

 

40.旧玉山公民館の歌碑

「ふるさとの 山に向ひて 言ふことなし ふるさとの山は ありがたきかな」

  昭和48年7月 建立  

  岩手県盛岡市日戸

 

 

 

 

 


啄木歌碑 建立年・所在地(1-3)

2021年12月23日 | 啄木歌碑

啄木歌碑は国内に160基ほど建立されていますが、その歌碑と建立年、所在地を、前報に続き、建立年順に掲載します。

 

21. 氷上神社参道の歌碑

「命なき砂のかなしさよ さらさらと にぎればゆびの間よりおつ」

  昭和32年7月建立    

  岩手県陸前高田市 

 

 

22. 平舘駅前の歌碑

「たはむれに母を背負ひて そのあまり軽きに泣きて 三歩あゆまず」

  昭和32年12月建立 

  岩手県八幡平市平舘

 

 

23. 啄木小公園の歌碑

「潮かをる北の浜辺の 砂山のかの浜薔薇よ 今年も咲けるや」 

  昭和33年10 建立  

  北海道函館市大森浜 

 

 

24. 稲荷山山頂の歌碑

「霧ふかき好摩の原の 停車場の 朝の虫こそすずろなりけれ」

 昭和35年6月建立 

 岩手県盛岡市好摩

 

 

25. 宝徳寺の歌碑

 「ふるさとの寺の畔の ひばの木の いただきに来て啼きし閑古鳥!」

  昭和36年4月建立 

  岩手県盛岡市渋民

 

 

26. 愛宕公園の歌碑

「潮かをる北の濱辺の 砂山のかの浜薔薇よ 今年も咲けるや」

 昭和37年5月建立 

 青森県野辺地町 

 

 

 27. 盛岡駅前広場の歌碑

「ふるさとの山に向ひて 言ふことなし ふるさとの山はありがたきかな」

  昭和37年11月建立 

    岩手県盛岡市盛岡駅前

 

       

28. 本町中学校の歌碑

「あたたかき飯を 子に盛り 古飯に湯を かけたまふ 母の白髪」

 昭和39年建立 

 神奈川県秦野市富士見町 

 

    

29. 平館の歌碑

「かの家の かの窓にこそ 春の夜を 秀子とともに 蛙聴きけれ」

 昭和39年12月建立 

 岩手県八幡平市平館

 

    

30. 大泉院の歌碑

「わが父は 六十にして家をいで 師僧のもとに聴聞ぞする」

 昭和40年11月建立 

 岩手県八幡平市平館