武久塾

介護を受ける者として感じたことを徒然に

先入観

2023-03-07 06:42:50 | 武久の視線
家内は午前中だけ地区の公民館で仕事をしている
家内が不在の午前中に訪問入浴を利用する日が週/1回だけある

いつも来る看護師の代役で来た看護師の方、一人で部屋にいる私に
「デイとか行かれないのですか?部屋に一人でいて淋しくはないですか?」

ケア職業界は
一人でいる高齢者は孤独で淋しい高齢者だと言う先入観があると思う

確かに、一人=孤独な場合は多いのかも知れないが淋しいとは限らない
やはり高齢者も人それぞれ、先入観から入るのは気をつけなければいけないと思う




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普通

2023-03-06 07:16:01 | 武久の視線


「普通ってなに?」この身体になってからよく耳にする言葉だ

私は思う、私がそうだったように普通な頃には普通が分らない、と
普通でなくなった時に、初めて普通の良さが分かって来るのではないかと

失くしてから気がつくのが人の常
そのことは「普通」にも言えること、普通を失くすと普通とは何かが分る

普通を失くしてしまった私だが
かと言って、普通であることの素晴らしさを伝える伝道師になる気はない




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責任転換傾向

2023-03-05 08:35:27 | 武久の視線


SNSなどをやっていると感じるのだが
現代の風潮のとして「~~のせい」にする責任転換傾向がある気がする

僕が、私がこうなったのは~~のせい
僕が、私がこんなことしてしまったのは~~のせい

~~は、人であったり環境であったり
自分には非はない自分は悪くない、自分を正当化するために「~~のせい」を使う

全ては自己責任とまでは言わなくとも
何かのせいにして自分を正当化するのは子どもじみた考え方のように感じる





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僕の経験での褥瘡の痛み

2023-03-03 07:44:07 | 武久の視線


痛みと言うものは他人には伝えにくいもの
とくに寝たきりの方の褥瘡の痛み、傍から見て痛そうと思うくらいだろう

救急でICUに運ばれ高熱が下がらなかった僕は
熱を下げるためウォーターベッドみたいなものに寝ていたらしい

その時に出来たのだろう尾てい骨付近の褥瘡
この厄介な褥瘡やらと僕は半年ぐらいつき合うこととなる

回復過程で胃ろうの時期があった
胃ろうする時ギャッチアップをするのだが角度を上げたとたん激痛が走る

お尻をキリで刺されたような痛み
その痛みを介護さんなどに伝えてもなかなか伝わらなかったことを覚えている




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負担軽減

2023-03-01 09:19:06 | 武久の視線


人には体の負担もあれば心の負担もある
このことが顕著に表れているのが最近目に付くノーリフティング活動に思う

当然、リフトに吊られている僕だから思うことなのだろうが

介護リフトを推奨する場合
使う側、ケア職の腰痛予防とか、体への負担軽減が殆んどだ

リフトトで吊られている側の視点は、あったとしても安心安全ぐらい
いやいやこれだけではない、僕の感じる介護リフトの心(精神)の負担軽減

プライベートな時間を創ってくれる、恥かしさの軽減
吊り具で安定させてもらえればトイレやお風呂に一人で居られる

複数の人に持ってもらい移乗などする心苦しさから解放される
他にも、ケア側の無理な力はケアされる側には痛みとして伝わる

人は体と心とで出来ている、、、体と心の負担軽減を絡めた
リフトを使う側、リフトに吊られる側の視点を絡めた活動であって欲しい






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