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介護されし者

介護を受ける武久ぶくの視線

勇気と覚悟を持とう

2025-04-11 08:54:57 | 介護を受ける心得
 
自分の意図やピンピンコロリも叶わず、いよいよ要介護になったとする
私の経験から、他人に頼む、お世話になると言う勇気と覚悟を持たなくてはいけない
私もそうだったが、他人に頼む、厄介になることには抵抗があるもの
プライドなのかは分からないが、我慢をするか、無理して自分でやろうとする
これが人間の心理なのだろう、しかし介助がなければできない人が要介護
ケアする人がベテランであっても、こちらから頼むことは大切になってくる
要介護になったなら、他人に頼むことは恥でも引け目ではない
逆に頼めると言う勇気、他人の世話になると言う覚悟があると言うことなのだ。

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死ぬことより考えたくない介護のこと?

2025-03-29 08:14:59 | 介護を受ける心得
はたして、介護と関りを持つ人とは国民の何%ぐらいになるのだろう
当事者、家族、介護従事者、関係者、この先、介護のお世話になるだろう方、、、
国民のかなり高い割り合なのだろう、多くの人が関わるだろう介護
なのに、なかなか表で語られることがない介護、終活などで死は語られても
みんなの身近にある介護と言うものなのに
予備知識も介護に対する心構えも知ろうとはせず、行き当たりばったりの介護
カルチャースクールではないが、もっと介護に興味の持てる社会に
介護への暗いイメージの払拭活動、殆どの人が何らかの形で関わるだろう介護なのだから。
 

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中途障害者の強敵

2025-03-23 08:43:58 | 介護を受ける心得
脳卒中に倒れ、気がつけば四肢麻痺、、、その時に抱いた絶望感や喪失感
長く苦しめられたものの、その想いは時の流れ共に慣れと諦めとで風化して行った
が、いつまでも周期的に心に湧く「妬みや僻み」には悩まされる
それは些細な出来事や些細な言葉、些細なことをきっかけにして湧き上がる
他人からみれば本当に些細なことなのだろうが負のスパイラルに落ち込む
いじけたり悪く憶測してみたり自暴自棄に、、、考え過ぎだとは分かっていても
この感情はなかなか手ごわい、油断しているとすぐにやられる
俺は思う、この周期的に繰り返す「妬み僻み」を制する者は中途障害を制する、と。







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真逆の立場

2025-03-16 11:11:06 | 介護を受ける心得

これは、在宅でせよ介護サービスでせよ
長年、介護を受けて来た僕が感じたことです
どうしても、介護する側には(やってあげている)という想いを持ちがち
どうしても、介護を受ける側は他人に頼む申し訳なさを感じ卑屈になりがち
どうしても、介護する側は時間に追われ忙しさに悩まされ
どうしても、介護を受ける者は時間を持て余し退屈さや暇に悩まされる
要するに、介護する者と介護を受ける者にとっては
同じことがらでも、真逆に感じていることが多い、と僕は思う。





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本当の意味でのグリーフケアとは

2025-03-15 11:25:59 | 介護を受ける心得
ネットで「グリーフ」を検索すると、、、グリーフとは、大切な人やものを
失ったことによって生じる悲嘆や苦悩、さまざまな感情のことです。 と書いてある
グリーフケア、、、なぜ日本では死別だけに特化したケアになったのだろうか?
僕も含む、人生の途中から障害者になった者、倒産した経営者、大失恋した人、、、
自死も意識するような絶望感や喪失感と言う大きなグリーフを抱える
僕が経験した中途障害は機能の喪失、社会での立場の喪失、、、喪失感の塊のようなもの
そのグリーフを、自分一人で抱え込み、消化してゆくしかなかったことを経験した
専門職に死別のみのケアと認識されているグリーフケア
グリーフの意味を理解すれば、幅広く痛めた心をケアするものになれるのではないだろうか。




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リハビリ環境

2025-03-14 09:20:09 | 介護を受ける心得
麻痺が残る脳卒中のリハビリには大きな地域格差がある
麻痺からの機能回復は誰もが望むし、希望にも生きる力や糧ともなる
以前、テレビで見た有名人の「闘うリハビリ」と言う番組
最先端の技法や設備なとで行われるリハビリ、不屈の精神で取り組む有名人、、、
一般の人には感動的に映るだろう、しかし、同じ境遇の人たちには羨ましい限りだ
機能回復を望むのはみな同じ、しかし、受けられるリハビリには大きな格差がある
都会と地方とでの施設、設備の違いや、受けられる制度的なことや
居住区によっては、訪問リハビリすら受けられない人たちもいる
当事者は、いくら画期的なリハビリや素晴らしい機能回復を見聞きせられても
自分がそのリハビリを受けられるのかが重要、見聞きした希望では羨ましさだけが残る。





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カウンセリングスキル

2025-03-13 10:43:29 | 介護を受ける心得
カウンセリングに興味を持ったことがあった、なぜかと言えば
現代の医療や介護って身体的な痛み、身体的な問題に終始しているから
痛みや悩み、問題や困りごとと言うのは、身体だけではない内心的にもある
しかし、数値に表れるものや目に見えるものばかりが治療や介護の対象になる
患者や利用者は身体的にはもちろん、心、気もちや感情的にも痛みを抱えている
施設内にも心理士や相談員とかソーシャルワーカーとかは配置しているのだろうが
生活に身近なところにカウンセラーみたいな存在がいたら心の痛みも緩和されるのかも
僕の病院や施設体験から思いました、ケア職のカウンセリングスキルも気にかけて欲しい




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テンションとモチベーション

2025-03-12 08:46:22 | 介護を受ける心得
在宅なりデイサービスなどで関わって来た多くの介護スタッフさん
明るく元気でのりのりにテンションの高い人たちを多く目にして来た
テンションを上げることによってモチベーションを維持しているのだろう
しかし僕は、そのテンションの高さには、いつも違和感を持っていた
どんな状態の人であっても介護を受けている人は高齢者や要介護の人
騒がしさより静けさを好み、テンションの高い人より穏やかな人を望むと思う
仕事へのモチベーションを上げることは大切なこと
しかし、モチベーション上げること=テンションを上げることではない、落ちつける介護を。





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老もうと言う言葉

2025-01-25 11:20:59 | 介護を受ける心得
ある医師のコメントで「老もう」と言う言葉を知った
専門的なことは分らないけれど、僕の疑問を晴らすには十分な言葉だった
健康な高齢者の頃は、介護されることに強く嫌悪を示していたのに
要介護になるとなぜ抵抗なく介護を受け入れてゆくのだろう?そんな僕の疑問
その医師が言うには、老化に伴い脳の機能も低下し思考力が低下してゆく
だから、介護を受けて生じる羞恥心や自尊心などには鈍感になる、とか、、、
でも僕は、身体機能は低下しても脳の機能は低下しなかった人や
介護する側の人の参考にでもなれればと、介護されし者の発信を書き続ける。
 
 
 

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以心伝心、、、ん?

2024-11-02 08:09:10 | 介護を受ける心得
44歳の時、脳幹出血に倒れ四肢麻痺となり20数年、、、
妻の介護により在宅生活を送っているが20数年間、毎日一緒にいる
そんな生活の中でつくづく思うことがある
夫婦や長い間柄の人たちから聞く言葉「言わなくても伝わって、、、」的ニュアンスの考え
健常者の頃の僕なら、そんな関係を(素敵な関係だな)と思っていただろう
20数年、365日ともにいる夫婦の是非はともかくしても、今だから言えることがある
思いやり、思いすごし、思いちがい、憶測、かいかぶり、、、色んな言葉がるが
僕らが感じていることは「言わなくては、聞かなくては相手に自分の思いは伝わらない」と言うこと。
 
 

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