武久塾

介護を受ける者として感じたことを徒然に

僕のCADL

2016-10-29 18:02:09 | 武久の視線
ケアタウン総合研究所 高室成幸氏が提唱するCADL(動画 高室氏)


僕のCADLは、妻と活動する地域の子どもたちとの関わり
僕のCADLはブログやFBのネット発信


僕のCADLへの追求は、僕の体験から来ている

病院時体験、、、病院スタッフなどに「助かってよかったね」と声をかけられても
声も出ない、どこも動かない僕は(助かってよかった)とは思えなかった
逆に死にたいとすら思った


リハビリ体験、、、理学療法士さん、作業療法士さん、パワーリハビリのスタッフ、、、
「わー動いた動いた!」支えられながら「すごい立てた立てた!」(僕は赤ん坊じゃない)
動いたから、立てるようになったら~~出来る、とか、次の場面を示唆して欲しい


生き、生活して、、、人ってそれだけでいいのだろうか?


人は老若男女、生きがいや、楽しい事あったり、ほどよく欲を満たしたりして生きている
「生きててよかった」「長生きしててよかった」と思えなければ、生きている意味を見失う


生きてて良かったと思えることが、人権じゃないだろうか? 


支援する人も、支援される人も、あたり前のことながら同じ感情をもつ同じ人間なんだ。




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リハビリの先にあるもの

2016-10-23 12:20:42 | 武久の視線
どこも動かない、声も出ない、飲み込みが出来ない、まぶただけパチパチ、、、
ひと月の意識混濁はあったものの、経緯とか現状は理解していた
そこからのリハビリだった

小さな声と口からきざみ食が食べれる、左手だけが麻痺しながら多少動く
無念ながら、三肢はまったく動かず、、、

そんな状態で固定と判断され、転院を含めて9ヶ月の入院生活
僕の院内リハビリは終わった

家に帰り、妻による介護で在宅生活に、、、身障度1、介護度5

リハビリに関しては、週/2回訪問リハビリを利用
立ち上がり車いすでの立位訓練、手足の曲げ伸ばし、、、など1回1時間ぐらい

始めた頃のOTさんはADLの向上のため、食事の場面の訓練をした
しかし僕とすれば、麻痺しながら動く左手でパソコン操作がしてみたかった
その意向を担当のOTさんに伝え食事場面から、パソコン操作訓練にしてもらった

ネットでの発信は、今や僕の生きがいでもある
動かすための機能訓練、ADL向上のためのリハビリ、、、、色々な目標はあろうけれど


僕は提唱したい    その人の「生きがいづくりの為のリハビリ」 


人は体と心で出来ている
たとえ体は立ち上がれても、心が立ち上がれなければ、リハビリの意味はない



最近は僕の生きがいでもある福祉学習「心の授業」で車いすに乗っていると
広背筋を痛めることが多々あるので、ひねりの運動を取り入れたり、広背筋に
柔軟性を持たせる運動を重点的にしてもらってる、僕である。



(写真撮影 介護フォトライター 野田明宏)



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主観

2016-10-16 17:00:23 | 武久の視線
「敬語より普通(タメ口)に話した方が親近感もわくし、関係性も良くなると思うんです」

「介護リフトを使うのは反対です、人をものみたいに扱うなんて、、、」

「安心してください落としません、落としても僕が下敷きになりますからぁ」

「今日も明るく、楽しく、元気よく!」、、、



どれもこれも僕が院内や、介護サービスなどを利用してて聞いた言葉だ
これらの言葉は、医療行為や介護行為を行う方の主観の言葉であって
患者や利用者の思いは何も反映されていない


タメ口、、、僕はあなたの友だちじゃない
しかも、職員同士の共同作業時はなぜか敬語?

他人に、多数の他人に移動してもらうと何回もお礼を言わなければならない
入浴やトイレなど露出が多い時、人の手だと恥ずかしさが先立つ

もし、、、って落とす場合もあるって事だよね
あなたが下敷きになったとしても落ちるのは怖い

そんな、明るくなんて言われたって、そんな気分じゃない
楽しく元気よくって高齢者か患者だし、そんな元気はない



数例だけど、主観が支援者の場合だけ、当事者の意見はどこにも加味さてれない
当事者から、当事者家族からモニタリングする意識の低い、無い業界


モニタリング、、、
施設の中にポツリ意見箱だったり、年に数回のアンケートだったり
そんな方法でユーザーの声や意見が吸い上げられる筈がない、と僕は思う。



(写真撮影 介護フォトライター 野田明宏)

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介護報酬、、、!

2016-10-02 17:23:05 | 武久の視線
僕が介護予防のパワーリハビリデイを選んだのは、地域に
四肢麻痺の慢性期中途障害者がリハビリ出来る施設が他になかったからである

介護保険の介護サービスとして利用できる介護予防リハビリ施設

いざ通って見ると
リハビリ色よりも、買い物とか、映画とか季節行事とかとかが多く
困惑したのを覚えている


しかし、僕が一番困惑したのは、ケアマネージャーに対する接待の仕方
施設側の気の使い方や、対応が僕には茶番劇の様に見えた


デイにとってのお客さんって誰?と疑問を抱いたが、、、
そこのパワリハデイに利用を断られ4年位たった今、わかった気がする

施設が収入を得るのは大半は国からの介護報酬
収入として利用者から入るのは、利用金額の極一部
(しかし、利用者がその施設を選ばなければ、施設にその利用者の介護報酬も入らない)のにと思ってたが


デイに利用者を紹介、つれて来てくれるのは大概 ケアマネージャー

よって、、、

介護サービスの収入は介護報酬、お客さんはケアマネの図式になる
あの当時抱いていたもやもやの違和感の意味が、今になって理解出来た僕である。




(写真 介護フォトライター 野田明宏)

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