武久塾

介護を受ける者として感じたことを徒然に

人としての基本

2017-05-30 16:27:27 | 武久の視線
どんな必殺技を覚えたとて
受け身が身についていなければ早かれ遅かれ大けがをする



中学生当時、柔道の授業で教えられたような気がする
なぜ?今頃できもせぬ柔道?


これは、どんな仕事の方にも言えるのだろうが
たとえ仕事の専門的なスキルや知識が身についても


人間性に欠けていたり
人としての基本部分(生死観や人生観など)が未熟だったりすると
いづれは失敗したり、壁にぶち当たったり、仲間がいなくなったり、、、


逆に、人間性や人の基本部分などがしっかりしていれば
おのずと自分の仕事に関して、学ぶことはもちろん
ちゃんとした意識を持って働けるはず


専門性やスキル、知識を高めることは大切なことなのだろうけれど
それと同等に、人間性や、人としての基本なども高めることが必要なのだ
                                         と僕は思う。





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情熱的と感情的

2017-05-24 10:28:51 | 武久の視線
指導的な立場らしい情熱的な看護師さんから、僕への返しのコメントの中で
「あなたも他人のお世話になっている立場なら、、、」


おじぃちゃん、おばぁちゃん大好きの情熱的な介護士さんのコメント
「あなたも、もっと他人に感謝する気もちを持ちなさい、、、」


地区部会の講師もするらしい、情熱的なケアマネさんのコメント
「あなたから人の道を説かれるつもりはありません、、、」


この業界の情熱的な方が、感情的に急変する場面は
現実でもネットの世界でも多々経験している


僕の話しが利用者として我儘だとか、お世話になっているくせにして、、、
とか、確かに生意気なのかも知れないが


とかく人は痛いところを突かれるとムキになる


そこの部分を置いておいても
この業界、情熱的な人は、そのまま感情的な人となることが多い
と思ているのは撲だけだろうか?


確かに大変な仕事なのかも知れない
確かに割に合わない仕事なのかも知れない


でも、その仕事を選んだのも
その仕事に何かを求めているのも、あなた自身なのである。



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死は誰のもの?

2017-05-13 10:48:19 | 武久の視線
自分らしく死にたい、自分らしい終わり方、自分らしく逝く、、、大切なことなのだろう
しかし「自分」、一人で生きて来たのだろうか?大体の人には共に暮らす家族がいる


あたり前のことながら
その人は死に向かう時、死んでから、自分では何も出来ない


僕は、私は「あーして欲しい」「こうして欲しい」「こうありたい」、、、自己主張
夫に妻に、父に母に「こうしてあげたい」「あーしてあげたい」、、共に暮らす家族の思い


老をむかえた頃からの家族内での話し合いが大切になって来るのだろう
そう「縁起でもない話し」をあえて話し合っておかなければ
自分らしい死に方、なんてことは絶対出来ぬのだ


あなたは死に向かう時、死んでからは何も出来ぬのだから


自分らしい死に方をしたい、逝き方をしたいと思っている人は
老いを意識した時点で、共に暮らす家族と「縁起でもない話し」を
あえて話し合っておくべきなのだと思う


その時になっては何も出来ない、口をはさむことすら出来ぬ、あなたなのだから、、、




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対話と感性

2017-05-02 11:47:33 | 武久の視線
この業界、否、なんの業界もそういう傾向なのだろうが
この業界に特に思わされる


何を、どんな事を言ったのか?書いたのか?発したのか?よりも
誰が言った、あの先生が言った、あの教授が言った、あの、、、


名僧の法話を有難がるが様に、鵜呑みにする
そして、それを自分の患者や、利用者に当てはめようとする


しかし、患者も利用者も、人それぞれに送って来た人生の物語は
人それぞれにみな違う、培われて来た価値観や性分、人間性などは個々に違う


一番、聴く耳を傾けなければいけないのは、対話しなければならないのは
目の前の患者、利用者、共に働く仲間たちなど、、、


そして、その会話の中から相手を感じとること


潤滑剤としての世間話に終始せず
相手の心を、相手のいいたい事を対話の中から読み取る感性


対話と感性そんなものがこれからの医療、介護
否、ストレス社会現代に不可欠になってくる!と、僕は思う。




(撮影 介護フォトライター 野田明宏)

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