武久塾

介護を受ける者として感じたことを徒然に

死について考える

2017-01-25 15:57:40 | 武久の視線
最近、ブームかのように語られる「死」終活、デスカフェなど、、、
確かに、この現代にタブー視な「死」について考え、語り合うことは大切なのだろう 


人は、誰しも必ず死ぬ
しかしながら順調にゆけば、誰にでも死の前には「老い」がある 



僕は生死をさ迷った、が、それは寝ているのと同じ感覚だった
ただ、それなりの夢を見た、三途の川らしきものとか、、、
その後、目が覚めれば「生」、目が覚めなれば「死」なのだろうとも思った 


僕は死ななかったので、死はどういうものなのか分からないが
死にかけた僕は、死ねば本人には何も分らないものなのだと思う


 要は、死んでみなきゃ分からないし
死んだ後のことは、自分の意思では何も出来ない 



死を考え語り合う前に、死の前に確実にある
「老」老いる、と言うことを、介護されると言うことを
直視し考え、語り合った方がいいと思う


オムツをあてがうこと、他人に下の世話をしてもらうこと 
認知症になって、自分が誰なのかも分らなくなってゆくことなどなど、、、


それらを真剣に考えたあと
誰も経験したことのない「死」について考え語り合えばいい、僕は思う。




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本当の意味の、、、

2017-01-18 15:19:02 | 武久の視線
認知症や精神障害、知的障害者や身体障害者、、、
色んな社会的弱者とって住みやすい街は、みんなにとっても
子育てや、子どもたちにとっても暮らしやすい街なのだろう


医療や福祉で地域包括ケアが進められている、今
医療や福祉の専門職だけではなく
市役所○○課みたいな、縦割りの福祉ではなく


立場やカテゴリの垣根を越えて
地域住民、地方行政、ボランティア、地元企業、各種市民団体などが
「一生を暮す地域」の意識を共有して手をつなぐこと


助け合い支え合う街、共に生きる地域づくり
それが本当の意味での、多職種連携になるのだ

                                        と僕は思う。



(写真撮影 介護フォトライター 野田明宏)

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街づくりは、人づくりから

2017-01-11 10:51:54 | 武久の視線
地域包括ケアシステム の考え方として
地域まるごとや、街づくりなどの意識は徐々に高まりつつある


街を創るのは人、行政、市民にせよ人
人の感性が大きく関わるのが街づくり、地域づくりだと思う


助けあう、支えあうとかの意識が低い人たちばかりだったら
自分たちの立場、権利などの主張ばかりに終始するだろう
結果、いい街づくり、いい地域づくりができるはずもない


現状、今何をやるのか? 今何をやらねばならないか?一番大切な事に思う


しかし街づくり、地域づくりは人づくり
未来を創ってゆくのも人、人を育てる=教育


地域で助けあい、地域で支えあいとかの共生意識を教育場面から
地域の大人が守り育てる、地域の子どもたち、の意識
そんな地域社会になったらいいな、と僕は思う


大人が笑えば、子どもも笑う  by山形県




(撮影 介護フォトライター 野田明宏)


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