武久塾

介護を受ける者として感じたことを徒然に

楽しさ

2020-01-31 09:11:27 | 武久の視線


僕の中学生向けの「心の授業」そのある場面で生徒たちに
「幸せってどんな時に感じる?」みたいな僕からの質問がある

「友だちとディズニーランド行って楽しかった時」
「部活動の仲間と部活や遊んでいる時」、、、
みんなの大体は、楽しさ=幸せになる、当然のことだと思う

僕も元気な頃は楽しさ=幸せの部分は大きかった
しかし、倒れてからは心の底から楽しいと思ったことは一度もない
やはり四肢麻痺と言う部分が重く圧し掛かり心底は楽しめない

が、楽しいと感じられないから幸せではない、にはならない
例えば、家内との平穏な生活に喜びを感じたり
こうして「心の授業」でみんなの前で話せて喜びを感じたり

つまり、幸せなのは楽しいからだけじゃなく
「みんなが喜びや嬉しさなどを感じた時なども幸せなんだよ」
みたいなことも「心の授業」の一場面で生徒たちに伝えます。

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どうでもいい

2020-01-28 06:46:53 | 武久の視線


どうでもいいと言う心理、決して投げやりな考え方ではない
健常者だった頃にはついていけた話題なのだろうが

「あれは美味しい」「あれは面白い」いわゆる世間話的なこと
そんなことに対して「そんなこと、どうでもいいよ」となる

価値観とかそんな立派なものではないが
患者、利用者とかになると世間話などは話す気になれない人たちも居る

悪気もなく、逆に気をつかってなのか
医療現場でも介護現場などでも世間話は横行する

時間の無駄とまでは言わずとも
受け答えをしている患者や利用者の中にも

(そんな話は、どうでもいいんだけど、、、)と思っている人は結構いる筈





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僕と作業療法士

2020-01-23 07:53:37 | 武久の視線

脳幹出血に倒れ四肢麻痺となり入院していた病院で
印象に残るリハビリスタッフはOTの女の子、、、

気丈にはしていたものの、やはり悔しくて情けなくて涙が止まらない日
そんな時にリハビリに訪れてくれた彼女

いくらかしか動かない僕の手を握っていてくれ涙をぬぐい続けてくれた
その日のリハビリ時間の大半の時間をそんな優しい時間にしてくれた

在宅生活が始まり訪問リハビリを利用するようになり十数年
関わった療法士も十人前後、食事訓練を話し合いの末
僕の希望でPC操作訓練に変えてもらったのは同い年の作業療法士

現在は息子ぐらいの歳の男性作業療法士
会話は勿論のことだが、僕の悩みなども相談にのってもらっている

と言ったようにリハビリの印象に残る人は全て作業療法士
別に作業療法士びいきをしている訳ではないけれど

長年リハビリを受けている僕の印象とすれば
会話ができる理学療法士、相談ができるのは作業療法士

患者、利用者に対して聴く耳
カウンセラースキルを身につけているのが作業療法士に感じます。



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担当者会議

2020-01-21 10:10:28 | 武久の視線

先日わが家で担当者会議が行われた

ケアマネから家内へ
「奥さんの要望など何かありませんか?」との質問に

「はい、現状維持であることを望みます」
僕らも還暦を過ぎ、体力などの衰えなども感じる歳になった

若い頃は変化を求め(何かないかなぁ~)夢や希望などもあったが
この歳、しかも在宅介護生活、ベッドの上が日常の生活になると

何も起こらない
変わらない日々であることを願うようになりました。




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苛立ち

2020-01-11 11:12:31 | 武久の視線


時間に間に合わない、不快な人だ、忙しい、、、
働いていた頃を思い出しても日常生活には苛立ちがいっぱい

障害者になって最初の頃は、思い通りに行かないことにイラついたり
予定があったりすると、時間が気になりイラついたり

自力で動けないと言うことは、四六時中苛立ちみたいなもの
しかし、そんな状態では身が持たない

苛立つことに無頓着になるように心がける
以前は、今でも?高ぶり爆発的になることも多々ありましたが

最近では苛立っても無駄なこと諦めている
ただその無表情や無頓着さらが、ボーとしていると捉えられることもある

無頓着、無関心、無表情などは、苛立っても仕方のない
気分転換すら出来ない、僕の苦肉の策なのである

患者、利用者さんクライエントさんの中にもボーとしている様に見える
諦めの無頓着、無関心、無表情などの人がいるのかも知れませんね。




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両輪

2020-01-07 14:28:45 | 武久の視線


どんな職業であれ仕事ぶりや組織内人間関係などは
その人の人間性に大きく左右される

もれなく医療従事者、介護従事者などもそうなのだろう

高い専門性を持つ人であっても、人間性つまり人柄が悪くては
仕事はスムーズにいかないし、組織内での人間関係も良くないだろう

つまりは良い仕事をするには
良い専門性と良い人間性を持たなくてはいけないのだ


デキる専門職として
専門性磨きと人間性磨きはどちらも疎かにしてはいけない。


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