武久塾

介護を受ける者として感じたことを徒然に

比べられる

2022-10-31 07:30:24 | 武久の視線


ケアマネさんに
「私の担当している(していた)利用者さんは、、、」

看護師さんに
「私の担当していた患者さんは、、、」とか、たまに言われることがある

話題の内容はともかく
僕は良くも悪くも他人と比べられるのは不快に感じる

僕は僕なのだし、その人はその人
人は統計的なものでもないし、経験に重なるものでもない

利用者、患者、クライアント、、、
人の数だけの個性があり環境や状況も人それぞれ、一期一会的接し方がある。



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僕を支えた言葉たち

2022-10-29 09:21:50 | 武久の視線


●ならぬことはならぬものです
会津藩の教育、什の掟の一つの言葉に腹をくくることを知る

●塞翁が馬
中国の故事に、災いが後に福となすこともある、を知る

●念ずれば花開く
真民の詩に、花が咲かなかったなら枝ぶりや葉を愛でればいい

●止まぬ雨はない、明けぬ夜はない
雨が止まなければしっかりとした傘をつくればいい
暗い道でも自分の心を灯せばこけずに歩ける

●神はのり越えられぬ試練は与えない
たとえ越えられなくとも人は生きてゆかねばならぬ




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他人の不幸は蜜の味

2022-10-28 11:31:26 | 武久の視線


人は、他人と比べて自分より幸せそうだと羨ましがり
自分より不幸そうな人を見つけて自分の方がましだと安心をする

他人の不幸は蜜の味的な発想なのだろう
働いていた頃の僕はゴーイングマイウェイ、他人なぞ関係なかった

しかし、44歳で倒れ重度障害者となってから
他人の病気や障害と比べ気もちを安定させようとしていた時期もあった

そんなある日、気がついた、比べることの無意味さを
他人と比べて一喜一憂しても僕の現実は何一つ変わらぬことを

世の中、何でも上を見てもキリはないし、下を見てもキリがないことを。





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伝わる時期

2022-10-27 07:22:39 | 武久の視線

子にせよ、社員教育などにせよ、どんな立場の人にでも
伝えようとしていることが、伝わらなくても悲観することでもない

確かに価値観が違っていて伝わらないとか
今の段階では理解できないとか、伝わらない要素は色々あるのだろうが

親になって初めて親の言っていたことが分かった、のように
価値観とか能力とかは時を経て変化、成長するものだから

今は伝わらなくとも、いずれは伝わることもある
伝わる、伝わらないより大切なのは、、、伝え続けることなのだろう。




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知恵

2022-10-26 08:25:58 | 武久の視線
四肢麻痺で介護を受けながら身についた知恵

仕事や職場せよ、介護生活のことにせよ何にせよ
イライラ腹を立てたり、変化のない生活につまらなさを感じたり

人が生きてゆく、生活してゆくことには楽しいことはあるが
それと同じくらい否、それ以上のストレスが付きものなのである

四肢麻痺の僕の生活、いちいちストレスを感じていたら身がもたない
苛ついても僕の現実は何も変わらない、かと言って無感情でもいられない

そんな僕の生活で身についた知恵は「ものは考えよう
どうにもならない全てのことは、自分の捉え方「ものは考えよう」でかわしていこう





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発信への気もち

2022-10-25 10:26:10 | 武久の視線
先日、訪問入浴利用時の看護師さんの言葉に考えさせられた
「武久さんはうちの歴代の入浴スタッフ知っているわけですよね」

僕「んー、この身体になりもう20年だからねぇー」

44歳で介護保険のお世話になり何人ものケアマネ、医師看護師、療法士
介護士、ヘルパーさん幾人もの医療介護福祉関係者の方に関わってきた

色々な人が居た、過ぎてしまえばお世話になった感謝の気もちだ
そんな入浴さんとのやり取りと、僕の想いを訪問したケアマネに話したところ

「私たちの事業所でも武久さんの視線発信、貴重な発信としてみんな見てます」
そんな話を聞き、これまで僕と関わった人たちへのお礼としての発信だとも思えた




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助ける者と助けられる者との心理

2022-10-24 08:31:36 | 武久の視線

人助けをする人は満足感
良いおこないをしているようで自分が誇らしい

助けられる人は
自尊心やプライドから助けられる自分を惨めに感じる

人は誰しも、他人に助けを乞うことや
他人へ頼みごとするのを好む人はいない

ケア支援、、、そこには一方的なものではなく
相互関係を感じられる、共働的な工夫が必要になってくる





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応援したい訪問看護師さん

2022-10-23 09:47:14 | 武久の視線

先日、新顔の訪問看護師さんとの対話
「〇〇さんは何で訪問看護師さんになったの?」

「病院などでは仕事に追われ患者さんと、、、」しっかりと語ってくれた
「日ごろ患者さんと接していて思うんです、私だったらどう思うかな?って」

しっかりとした志を持った若者だなぁ、と思いました

どんな専門知識より勝るのが初心
どんな専門スキルより勝るのが「自分だったら」と考えられる心
だと伝えました



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自分への愛着

2022-10-21 07:57:57 | 武久の視線


以前、カウンセラーの方とのやり取りの中で、、、

「武久さん、みんなが自分のことを好きだったなら
私たちの仕事がなくなってしまいますよ」と言われ、驚いたことを覚えている

僕は思った(世間のみなさん、そんなに自分のこと嫌いなのかなぁ~)
僕はナルシストではないけど自分を嫌いではない、むしろ愛着がわく

僕の自論の一つに
自分でさえ嫌いな自分を、誰かが好きになってくれるはずもなく
自分でも愛せない自分を、誰かが愛してくれるはずもない、と言うのがある





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バズった!

2022-10-20 07:38:54 | 武久の視線
下のものは後にも先にも唯一バズった僕のつぶやきなのだが
先日、医療職の人のつぶやきだったと思ったが

意識不明の人に話しかけるか、かけないかで
その人の質が分る、みたいな内容のつぶやきだったと思う
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

記憶に残る看護師さん

傍から見れば意識不明と観られる状態の頃だと思う
朝、カーテンを明けながらいつも声を掛けてくれる看護師さんがいた

「武久さーん、今日は〇月〇日〇曜日、晴れていますよー」

眠っている状態に見えても僕にはちゃんと聞こえていましたよ


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