武久塾

介護を受ける者として感じたことを徒然に

僕が思うグリーフケア

2017-08-29 09:06:31 | 武久の視線
僕はグリーフケアの資格をとったり、勉強した者ではない
知識としても上っ面のだけのもの
しかし、心のケアの必要性を実感している僕には心強い存在だ

グリーフケアの主流「死別」確かに死別は悲しいもの、辛いもの
しかし、それは生きていれば、いつかは死ぬという大前提に
人の営みとして太古よりつづいて来た事

生きるものの歌 

撲は思っている

事故や災害、病気などで人生半ばで亡くなった人、理不尽な死
そんな人に対しての家族や友人などの喪失感や悲嘆

病や事故などで失った健康や身体機能、日常生活など
不慮の喪失感から生まれる当事者の心の痛み、生きにくさ
本人にとっても、周りの者にとっても理不尽さを感じる喪失、悲嘆

なぜ俺(たち)だけ、なぜ私(たち)だけがこんなめに、、、 

そんな不慮、理不尽に感じられる喪失や悲嘆に対処できるのがグリーフケアだと思う
僕は、僕の置かれた立場、中途障害者四肢麻痺 「心」の詩人 として
グリーフを感じている者、グリーフと闘っている当事者とし
グリーフケアと僕は向かい合ってゆたい



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意外

2017-08-24 10:00:37 | 武久の視線
僕のFBに↓こんなことを書いた
僕が感じたことであって半信半疑の発信だった

FBグループなどで参加出来るのは療法士のみ
そんな療法士グループが大半だ

それほど専門性だけが大切な職種なのだろうか?
リハビリをしている患者や利用者の疑問や
意見交換などするコミュニティーとか

多職種との連携とか必要としないのだろうか?
専門知識の鎧を身につけ、秘密結社化する療法士たちよ、、、


しかしながら、その反応が意外にも同感の人が多くいた事
驚くことに中には現役の療法士までいた

確かに、医師を頂点とする医療の中で療法士という立場
専門性を誇示しなければやって来れなかった歴史もあるのかも知れない
専門性を前面に出さないと院内などでも微妙な立場なのかも知れない

しかし、筋肉ばかり見てても、運動機能ばかり見てても
その人のADLばかり見ていても、その人の心の中は何も見えて来ない

前の記事にも書いたけれど
あくまでも対人間のリハビリ、機能回復訓練なのだ
木を見て森を見ず、視野を広げれば見えてくるものがある、と僕は思う。




(撮影 介護フォトライター 野田明宏)

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人権問題?

2017-08-16 10:14:02 | 武久の視線
人間は体と心で創られている 極あたり前の事

医療や介護などの支援する人たちも、支援を受ける患者や利用者なども
同じ人間なのに、支援を受ける側をは、体と心とは別にして考える場合が多いみたいだ

体の痛み心の痛み、体のケア心のケア、体のリハビリ心のリハビリ
分けて考えること自体おかしい

人間の体と心は分離はできない
それを分けて考えることは人権に反する、、、と思う


専門職、それぞれの専門分野があって当然の事なのだろうが
しかしながら、あくまでも人間の治療人間の介護人間の機能回復

心の痛み、心のケア、心のリハビリなど
その人の心に触れずに対人間とは言えないと思う。




(写真提供 風の記憶)

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心の痛み

2017-08-05 10:12:12 | 武久の視線
医療や介護などの中でよく目にする、耳にする言葉

尊厳とかその人らしさ
それらって体の痛み、病気の管理、ADLの確保、、、など
体や生活動作だけ見てて尊厳とか、その人らしさなどが見えてくるのだろうか?

意識不明から目覚め、動かない体と直面した時
「死にたい」と思った体験を持つ僕は、いつも言う
「人はで出来ている」
つまり命があっても、人権のない世界は「生きてて良かった」にはならない


先日、訪問リハビリの療法士さんとの会話に思った

PT「武久さん、体の痛みどこかありませんか?」
撲「ありません、、あっ、このタイミングで武久さん
心の痛みありませんか?と聞いてもらえばいいんだね」


訪問リハビリ、訪問看護などは、月/1訪問のケアマネよりは
利用者や家族と顔を合わせる回数が多いはず、より身近な


訪問リハビリや訪問看護のスタッフが、心のケアのキーマンになりうると思う

これからの超高齢化社会において心の痛みのケアが出来ない限り
介護殺人、介護心中、自殺、、、などの痛ましい事件はなくならない。



(撮影 介護フォトライター 野田明宏氏)

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