武久塾

介護を受ける者として感じたことを徒然に

ならないと分らない

2020-09-16 09:10:28 | 武久の視線
人はならないと分らないもの
いや、私は分る必要もないとも思ってもいる

中途障害の人はよく「障害者の気もちを分かって」と言う
被災、被害を受けた人は「あなたに私の気もち分かりますか?」と言う

そう言う人たちだって健常者だった頃や
面白楽しく日常を送っていた頃にはそんなことは思わなかった筈

私だって働き盛りの頃は仕事や趣味、子育てなどに夢中で
福祉とか介護、ましてや障害者の事などには興味すら持たなかった

そんな私が四肢麻痺になったからと言って
もっと世間の人に障害者の気もちを分かってもらいたい、とは言わない。



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尊厳

2020-09-11 08:26:35 | 武久の視線
医療介護従事者は、よく「尊厳」とか使うけれど
患者や利用者はそんな大それたものは要らないのだ

ただ、私もあなたと同じ人間
患者さま、利用者さまなどと呼ばなくていい


患者、利用者は何も特別な人でもなく
あなたと同じ、感情を持つ人間なのだ! と言う認識が大切なのだと思う。


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高齢者扱い

2020-09-09 08:53:13 | 武久の視線


介護保険の第二被保険者となった中途障害者は
当然、高齢者向けの施設や介護サービスの利用となる

職員側も当然ながら高齢者と同じ対応をする
特別なマニュアルや知識がなければ当然ことだと思う

中途障害者の自尊心や羞恥心なども高齢者並みの扱い
時には「かわいい」と接せられることも複数回体験をした

悪気はなく、どちらかと言えば母性的発想なのだろう
だが私はこの高齢者扱い、幼児扱いは未だにプライドを傷つけられる。



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