温故知新~温新知故?

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万年時計 江戸時代の天才が生んだ驚異の機械時計をNHKオンデマンド無料番組で見た

2013-01-25 12:29:16 | 映画、TV、ミュージカル、エンタ
中国は、最近宴会が多い。今日も沿海の予定なので昼に投稿しておく。
考えてみれば、旧正月前ということで日本のいわゆる忘年会ってやつかな。

さて、昨日も日本のTVをkeyholeTVで見ようと思ったけど、面白そうなものがなかったのでNHKオンデマンドの無料視聴番組で「万年時計江戸時代の天才が生んだ驚異の機械時計 」を見た。
NHKオンデマンド|無料視聴
ハイビジョン特集
万年時計 江戸時代の天才が生んだ驚異の機械時計

NHKスペシャル|万年時計の謎に挑む 江戸時代の天才vs現代の技術者
これがなかなか面白かった。和時計というのは下にあるように基本的には日の出、日の入りを基準で、1時間の長さが夏と冬とで違うというものだ。これをゼンマイと自分で削りだした歯車で作ったものがこの時計だそうだ。
番組は、この時計の仕組みを日本の時計技術者が解明するというもの。愛知万博前に再現しようという姿をドキュメントしたものだ。
太陽と月の動きを1年中表す気候もすごいけど、歯車で、正転逆転する機構を作って、冬と夏とで明六つ、暮六つなど1時間の長さが変わるのを文字盤を動かして実現するところはすごい。並の技術屋ではこのような機構は思いつかないだろう。天才でしょうね。
万年自鳴鐘 - Wikipedia
万年自鳴鐘(まんねんじめいしょう、旧字体:萬歳自鳴鐘)とは江戸時代の発明家、田中久重によって製作された機械式の置時計である。万年時計の名で広く知られている。1000点を超える部品(ほとんどが田中による手作り)から作られている。
ぜんまいとして厚さ2mm、長さ4mの真鍮を使い一度巻けば一年動く(実際には約200日前後だと推定されている[1])という機械式時計としては驚異的な持続時間を実現している。六角柱様の本体の各面に7つの機能が配置され、それらが底部のぜんまい動力によって連動して動作する。
天象儀 - 本体の上部にあり、京都から見た一年間の太陽と月の動きを模型で表す。
和時計 - 文字盤が自動で変化することで、昼夜の長さの変化に対応して時刻区分が変わる不定時法に自動で対応する。
二十四節気の表示
曜日・時刻の表示 - 短い針が曜日を示し、一週間で一周する。長い針は和時計と連動して時刻を示す。
十干十二支の表示 - 当時一日ごとに割り振っていた60通りの干支の中からその日の干支を自動で示す。
月齢の表示 - 半球の回転によってその日の月の満ち欠けの見え方を表す。
洋時計 - 現代の一般的な時計の機能。輸入品のスイス製懐中時計の機械を改造し本体とリンクさせることで、万年自鳴鐘全体の調速役を担わせている。

下のブログにこの時計を作った田中久重について書かれている。
langsam : 今更ながら「万年時計の謎に挑む」を見たよ - livedoor Blog(ブログ)
万年時計は1851年に田中久重という天才技術者が作成したぜんまい式の超精密和式時計。田中久重はあのキテレツ大百科で出てくるキテレツ斎のモデルと言われている人ですね。詳しい説明は以下が詳しい。
東芝の前身である芝浦製作所のさらに前身である田中製作所を創立した、日本のエジソンとの異名を取る田中久重が、1851年に製作した超精密和式時計。一度ネジを巻くと1年間動き続け、細密な彫金や絵付けが施されている本体には、6つの時計と、その頂点には日本地図上に太陽と月の運行が表示されている。第1面にあるスイス製の洋式時計をベースのムーブメントとしてそこから歯車の運動を取り出し、他の5面と上にある月太陽運行計をリンクさせて制御する。6面ある時計は以下の通り。

この田中久重という人は東芝の元を作った人らしけど、蒸気機関車や蒸気船も作ったらしい。すごいね。
からくり儀右衛門の発明人生 - 田中久重ものがたり 1話 | TOSHIBA SPIRIT
冬と夏とで1時間の長さが違うって、和時計ってすごいね。西洋式のいつでも一定の1時間はビジネスにはいいけど、生活のためには和時計の可変の1時間のほうがいいのでは、あるいは本物ではないかと思ってしまう。この考えを何か現代に行かせるといいと思う。ちょっと考えてみるかな。
デアゴスティーニで下のようなものがあったんですね。ちゅっと作りたくなった。
和時計をつくる| DeAGOSTINI デアゴスティーニ・ジャパン
週刊 和時計をつくる デアゴスティーニ・ジャパン バックナンバー ≪BMSHOP≫