温故知新~温新知故?

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モーリタニアンを見た。〜ジョディ・フォスターもベネディクト・カンバーバッチも最高だ〜

2023-05-03 22:48:49 | 映画、TV、ミュージカル、エンタ
今年の連休は、どこにも行かずに浜松の自宅でのんびりです。
おもしろいTVでも楽しもうと思うのだけど、なかなかおもしろい番組はない。そこでいつものようにAmazonプライムを検索したら、おすすめに以下の「モーリタニアン 黒塗りの記録」という映画が紹介されていたので、それを見た。
なかなか面白い映画だった。
予告篇『モーリタニアン黒塗りの記録』
屈辱的な監禁と拷問により希望を失いかけていたラヒムは、ホランダーの働きかけにより、手記の執筆を始める。この手記は、獄中にいながら2015年に「グアンタナモ収容所 地獄からの手記」として出版され、世界中でベストセラーになった。
2005年、弁護士のナンシー・ホランダー(ジョディ・フォスター)はアフリカのモーリタニア出身、モハメドゥ・スラヒ(タハール・ラヒム)の弁護を引き受ける。9.11の首謀者の1人として拘束されたが、裁判は一度も開かれていない。キューバのグアンタナモ収容所で地獄のような投獄生活を何年も送っていた。ナンシーは「不当な拘禁」だとしてアメリカ合衆国を訴える。時を同じくして、テロへの“正義の鉄槌”を望む政府から米軍に、モハメドゥを死刑判決に処せとの命が下り、スチュアート中佐(ベネディクト・カンバーバッチ)が起訴を担当する。真相を明らかにして闘うべく、両サイドから綿密な調査が始まる。モハメドゥから届く手紙による“証言”の予測不能な展開に引き込まれていくナンシー。ところが、再三の開示請求でようやく政府から届いた機密書類には、愕然とする供述が記されていた──。
下に紹介されているように、拷問はすごいし、戦争状態ではいろいろ政府というか軍の思惑で事実が捻じ曲げられることが描かれている。これは実話に基づいているようなので、アメリカでも、このようなことはよくあるのだろう。私はジョディ・フォルターも大好きだが、ベネディクト・カンバーバッチという俳優が好きだ。最近TVで彼の出演した映画を「イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密」、「エジソンズ・ゲーム」など、いくつか見たけど、皆好きだ。
アメリカ側の人間が、真実や正義をどう捉えるのか? 手記の中で暴かれているグアンタナモ収容所の地獄とも呼べる驚愕の実態は、この映画にも反映されている。が、そこで行われた非人道的な監禁・拷問に関しては、すでに国際的な批判を浴びていて、テロリストと間違われグアンタナモへ送り込まれたイギリスの青年3人の2年以上に及ぶ拘束と生還を描いたマイケル・ウィンターボトム監督の『グアンタナモ、僕たちが見た真実』(06年)という映画作品もある。 むしろ、ホランダー、カウチといったアメリカ側の人間が、真実や正義をどう捉えるのか、その葛藤が描かれていることが本作の醍醐味である。
その他の動画を紹介する。
『モーリタニアン 黒塗りの記録』シーン分析編
『モーリタニアン 黒塗りの記録』特別映像
『モーリタニアン 黒塗りの記録』ベネディクト・カンバーバッチ インタビュー


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